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空気を読んで、適切にね!

https---www.pakutaso.com-assets_c-2014-06-MAX85_konosyouhinwoteian20140531500-thumb-1000xauto-4970バーでマジックをやっていると
たまにあるわけですが
マジックがひと段落した時に

「俺もマジックできるんで
 見てくださいよ」

って、僕のデックを手に取って
マジックをし始める・・・

正直、こういったことをしてくる人の思考経路が
分からないんですよね何をしたいのか?

その人、マジックができてないわけではないですよ
でもね・・・

「ほら、これ分かる?」とか言われても
なんて返していいのやら
(こちとら、プロやっちゅーねん!)
しかも、若い方ではなく、それなりに年齢を重ねている
人がやっているから、よけいにタチが悪い(笑)

もちろん、上手くイナシていければいいのでしょうが
マジックが好きだから、マジックが下手に扱われることに
若干耐えられなかったり・・

ちょっとだけ、毒を吐かせていただいて・・・
 

 
まずね、目の前でプロのマジシャンがマジックした後に
その場でマジックやろうって思うモチベーションがすごいですよね

だって、目の前でプロの歌手が歌った後に、歌うたえます?
プロの美容師が髪を切ってくれたあと、その鋏を借りて
別のお客さんの髪を切ろうとします?

しないでしょ?

ああ、ちなみに美容師さんの鋏って、万単位の高級品なわけです
そんなものを、気軽に手に取ろうっていう人がいたら
その人は美容師さんへの敬意はないですよね

マジシャンの持っているデックも、仕事道具でしょ
それを簡単に「貸して」って言える所から、微妙でしょう

まあ、デックはたかだか数百円なので、いいですけど
もし仕掛けデックなら、1つ数千円なんて当たり前ですしね

相手を責めようとは思いませんが、気軽にこういったことを
行ってくる人に対して感じることは
「この人は僕に対して、一人の人間として扱ってくれてはいないな」
です

もしかしたら、ちょっとしたチャレンジ精神で
「俺もできるよ!」
って言いたいのかもしれませんが
それをここで発揮しなくても・・・

要は、その場の状況を最適化することを受け入れられず
自分にとってのベストな心理状態を
周りはともかく、取ろうってしているのでは?

プロフェッショナルの人が、目の前で見せてくれるわけでしょ
ある意味で、きちんとした「おもてなし」をされている
わけじゃないですか?

そこで自分の心理状態を最優先で安定させたいから
頑張っちゃいます?

それ、最終的には、仕事できない人なんじゃないのか?
だって周りの空気が読めてない感じなので
他人事ながら、ちょっと不安になってしまいます
「この人、大丈夫なのかなあ・・・」って

単に、マジシャンに挑みたい人も?
別にマジックは競い合う道具ではないので
僕は興味がありません

すぐにその土俵から降りますし
いくらでも負けてあげますよ
っていうか、相手にしないことの方が多いのですが(笑)

「すごいですね~!」とか言われたいんでしょうか?
だったら、お金を払えば、横に座ってお酒を作って
くれながら、話の相手をしてくれるような、きれいな女性が
沢山いるところがちゃんとあるでしょ?

そういった所でやった方が、満足度は高くなるはずですよ
つまりは、演じる場所を間違っているってことで
そういった最適化が分かってない、という段階で
ある意味、やっぱり空気が読めてない

どのみち思うことは
「僕のお客じゃありません」
なんですよね

さて、そんな人がマジックに関してのアドバイスを求めて
きているわけでもないので
「こうした方が、いいですよ」
って、言うこともないですし

このまえの方は、結局はキーカードロケーションのカード当て
1枚取らせて、「はい、ここに戻して」、混ぜます
表見て、「はい、これでしょ」

現象は起きていますが、そのマジック楽しいの?

で、実際に営業先などでもやったことがあるとか・・

いや、たぶんその時も微妙な反応だったでしょ?
それに気がつけてないってことからも
たぶん・・・仕事できないんじゃないかな?この人

なんで気がつけないのか?
要は、自分が最優先で楽しんじゃっているからでしょ
そうじゃなくって、相手のためにやるんじゃないの?

あなたが一人で楽しんでいる姿を、自分の顧客に見せて
それで契約を取ってこれるんですか?

僕が見ていて辛いのは、こういったマジック
つまり、自分が楽しんじゃっていて、周りの人を完全に
置いてきぼりのもの

そして、それにまったく気づいてないし
気づこうともしない

なんでしょうねえ・・・たぶんこういった人とは
お話できないなあって・・
話したくない、のではなく、共通言語がないってことで

見ているものが違う、見ているものへの判断も違う
だから言葉が通じないことがあるんです

ただね、違いがあってもいいんですよ
でも、空気が読めない人って、自分以外の視点がないことが
多いんですよ

となると、この「差異」に気づかなかったり
受け入れる余裕が無かったり
会話するだけ疲れるんですよ

たとえ違いがあったとしても、互いにその差異を理解していて
互いの距離感のようなものを分かって、会話ができたり
するので

マジックに対しての態度1つで、ホント人の本性って
分かりますよ
っていうか、分かりたくもない本性が伝わってくるので
心身ともにそれなりに丈夫でないと
やってられない商売です(笑)

あ、ちなみに、その人がアドバイスを求めたなら
こういいますね

カードを示す前に、相手にカードを言ってもらいましょう
そうでないと、相手に嘘つかれたら終わりです

カードを出したら、裏向きでテーブルに置いたり
相手の手に置いて「何でしたか?」と聞いてから
カードを開けるだけで、反応が全く変わりますよ

今のままだと、あなたが勝手に何かをやっていて
自分がマジックしたいから、他の人に手伝ってもらっているだけ
のように見えます

マジックを演じることが、相手のために行うことなら
相手の行為にも興味を持って、コミュニケーションを
取りながら演じましょうよ。

そのためにも、相手の引いたカードを聞くのも
コミュニケーションの一つなんですよ

こんな風に言いますかね

ただ、求められてもいないのに、こんなことを言ったら
それもまた空気読めてないってことになってしまうので
教え好きの方は、それはそれでご注意ください(笑)


 
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