観客が意外に見ている4つのポイント
お客様の前に立ってマジックを演じる際に
自分で注意するのは、マジックそのものです
もちろんこれはマジシャンとして
当たり前のことですし
変わったことではありません
でも、目の前にいる観客は
あなたのマジックだけではなく
もっと広い範囲であなたを見ています
雰囲気、体勢、声の大きさ
表情や言葉のイントネーション等
人間はそういった情報に対して無意識に
判断を下したりして、あなたを分析していくのです
だた、上記の事柄はそうそう簡単に
変えていくことは難しいと思います
なので、僕自身の経験で
「そこまで見てますか!」と思った
お客様の見ているポイントをまとめてみました
・ネクタイ
演技の際には、常にネクタイをしているのですが
想像以上に、お客様はネクタイに対して
感想を言ってくれます
ほぼ「ナイトメアービフォークリスマス」のネクタイをしているので
「面白いですね」とか「かわいいですね」
とか、言ってくれます
もちろんそこから、コミュニケーションを進めていく
って言うことも可能ですが
演者が見た目よりも、遊びごごろを持っている
ということも伝わるかと思います
・時計
どうしても手もとを見てもらうタイミングが多いので
お客様の目が行く場所でもあります
時計に詳しい人も多いですが、ちょっと凝ったメーカーの
物だとすると、気がつかれないと思いますが
有名なものはすぐに気がつかれます
以前だとブルガリの時計を身につけていましたが
今は面白いので、フランク三浦の物をしています
なので、そこを指摘してくる方は、それなりにいらっしゃいます
・ペン
これはペンに限らず、ステーショナリーって普通に仕事している人なら
毎日目にするものなわけです
そういった一般的なものの中でも、ちょっと高品質とか
高級なものを持っていると、やっぱり目を留める方は
一定確率でいらっしゃいます
マジック分野だと、シャーピーのケースのようになっている
シャーパという商品があります
一時期は楽天などでも手に入りましたが
現在はシャーピーそのものが、日本でほぼ扱われなくなったので
取り扱いのショップは格段に減りました
マジシャンなら、ドイツのカードシャークから直接買うのがいいでしょう
サインペンの見た目がまるで万年筆になるので
そこに驚いたり、興味を持つ方はいらっしゃいます
ノートとかメモ帳とかを使う場合も
そのクオリティなどを
お客様は案外しっかり見ています
・財布
まあ、人間だれしもお財布には興味を持っているので
それを入れてある容器の財布にも目は行きます
これは長財布だけではなく、小銭入れも然りです
マジック用の仕掛けのあるものは、諸々のクオリティが
決して高いものではないことが多いです
僕も、ヒンバーワレットなどは安いものを使っていますし
でも、実際にはしっかりそこを見られてますし
カードインワレットなどを行う場合には、もっと間近に
財布を出すのですから、色々なことが伝わっているはずです
その点に関しては、水沢克也氏のSTOLZが革から考えられている
非常にいい商品だと思います
大事なことは、常にあらゆる方向から全身を見られている
ということです
男性ならスーツを着ているということが多いと思いますが
ボタンが取れかかっているとか、袖が擦り切れている等は
論外です
お客様が見ているのは、マジックだけではないのですから
マジシャンがマジックだけを見ているようでは
イケませんよ
手品・マジック(趣味) ブログランキングへ
こばみち | 2019年06月08日