疲労のポイント：レストランワーク | レストランマジック研究所 　戦略と戦術をお持ちですか？

マジックに興味を持ったり
チャンスがあってレストランなどの
ホッピングをやってみる
なんてアマチュアの方もいると思います
　
自由度が高いのでしたらいいのですが
とにかく演技をこなさないと
いけないような現場の場合
まず驚くポイントになるのは
　
「とんでもなく疲れる」
　
ということではないでしょうか
　
何が疲れるのか？
という点に関して、マジックをすることが疲れる
と思われるかもしれませんが
個人的な経験としては、まずは足が疲れます
　
そして次に、のどが疲れます
その次くらいに気が疲れます
　
マジックそのもので疲労感を感じる
ってことは、まずないです
　
逆にマジックで疲労感を感じていては
職業としてやっていくには、マジックポイント（？）が
すくな過ぎると思います
　
さて、もう少し、細かく考えてみますね

レストランなどでのホッピングでは、基本的に店内を歩き回ります
時間内は、ほぼ歩きっぱなしになるかもしれない
と言ってもいいくらい
　
だって、裏で休んでいたら、さぼっているように見えるでしょ？
そんな風に思われたくもないので
ホールにいる時間は長くなります
　
立っているか、歩き回るか
なのでまずは足にきます
　
ですから、靴は良いものを履きましょう
高いものではなく、長時間履いて歩いていても
疲れにくいものです
　
さて、次が声ですが
レストランは結構騒がしいものです
その中で、たとえ目の前の１テーブル分声を届けるとしても
それが何テーブルも連続すると結構きます
　
のどにも結構くるでしょうし、腹筋にもくると思います
　
ですので、声を届けられるようなスキルや
テクニックは持っているといいでしょう
単にでかい声ってわけじゃないですよ
それは、相手にストレスにしかなりません
　
聞き取りやすい、適切なレベルのものを出せるようにしましょう
　
ちなみに、声がいいと、素敵に見えます（笑）
なので、イケメンや美女でなくても、声を磨くと
良く見えます（笑）
　
そして、気が疲れるのですが
これは２方向に気を使うからです
　
１つには、見てくれるお客様、そしてお店のスタッフ
常に双方向への気を払い、邪魔にならないように
マジックをしていくのはかなりの疲労感を伴うはず
　
僕は、初めてのお店の場合
この疲労感で、くたくたになります
　
マジックやれることに喜んで、周りが見えてない人などには
感じ取れない事柄なのかもしれませんが・・・
　
実際には、こういった部分の気の使い方の部分が
プロフェッショナルの雰囲気を醸し出す部分
だったりもします
　
そして、最後にマジックで疲れるのですが
正直マジックを演じて疲れていては、だめでしょう
　
もしマジックで疲れてしまうなら
周りに気も払えないでしょうし
声も出なくなってしまうでしょうし
歩き回ることも、できなくなってしまいます
　
こういったことを考えると
マジックのウエイトをできるだけ下げるのが
レストランワーカーの大事なポイントになってくるのです
　
ここで注意するのは、あくまで
「相対的な疲れ」
であることです
　
つまり、同じマジック対しても
疲れ度合いは変わりますね？
となれば、耐久度？のようなものを上げれば
いいわけです
　
ゲームなどに例えれば、マジックポイント（MP）があって
マックスのMPが５０の時に、１０ポイント使用するマジックをすれば
５回しかできません
　
5回演じると、ぶっ倒れるわけです（笑）
　
でも、マックスが１００になったら、10回演じられます
200になれば、20回演じられるわけです
　
つまりは相対的な疲れが減っていくわけです
　
なので、疲れるトリックを演じていきたいなら
自分自身のパワーをアップさせていく
ということをすればいいわけです
　
マジックを少し楽にして、さらに自分のパワーアップをしていけば
マジックにおいて疲労を感じるということは、まあ少なくなるかと
　
ただマジックしていればいい、そんなわけではないということが
この疲労感からも分かると思います
　
ぜひ意識してみてください