レストラン:マジカルセールス&マーケティング ヘキサゴナルメソッド
以前のHPでも記載していたレストランマジックですが
ページも新たに、スタートしていきたいと思います
そして、2017年11月末でタイトルを変更いたしました。
各記事へ直接リンクを作りました
2020年5月7日:変化をして生き残る
2020年1月15日:他人の軒先を使うこと
2018年2月12日:大事なのは情報です!
2017年11月29日:季節ものの販売方法など
2017年2月8日:優先すべきは常連?一見?
2017年1月2日:チラシに関して
2016年12月3日:自身の経験から、オーダーミス
2016年5月22日:会計優先主義
2016年5月18日:売り上げ2倍にしましょう
2016年3月16日:ポイントカードの使い方
2016年2月13日:客が多けりゃいいのか?
2016年1月26日:店ぐるみで!
2016年1月15日:マジシャンを動かすには・・
2015年7月6日:職人VS職人
2015年4月15日:お店の中のマジシャンの機能
2014年12月13日:再来店・再々来店
2014年7月15日:計算できています?
2014年3月21日:レストランマジックが疲れる理由
2013年10月24日:体験的であれ!
2013年7月20日:夢を売れますか?
2013年1月8日:マグロの初競り
2012年12月2日:レストランでのウエイターの意味
2012年9月26日:ネタを買う、その時の幅
2012年8月31日:新ネタの効用
2012年7月8日:タイムシェア
2012年6月27日:視野の広さ
2012年6月15日:経験をすること
2012年5月3日:人間のコントロール法
2012年2月7日:ヘキサゴナルメソッド各論2
2012年1月31日:ホッピングライブを観て
2012年1月2日:ヘキサゴナルメソッド各論1
2011年12月19日:コンテストとレストランマジック
2011年10月10日:チップはどうします?
2011年10月7日:あなたは選択できる
2011年9月25日:ヘキサゴナル・メソッドその2
2011年9月18日:ト・ク・ベ・ツ
2011年8月9日:ヘキサゴナル・メソッド
2011年7月18日:シークレットオブレストランマジック
2011年6月27日:効果と仕事量
2011年6月5日:愛を伝える5つの方法
2011年5月25日:衣装の扱い
2011年5月9日:お客様の声
2011年4月17日:レストランでの告知に関して
2011年3月30日:志と勤勉さ
2011年3月14日:有事の際のマジック
2011年2月16日:最初の30秒?
2011年1月30日:意外に気がつかないポイント?
2011年1月22日:不思議の濃度
2011年1月6日:集客ってマジシャン?お店?
2011年1月3日:学ぶことと学び方
2011年1月2日:ギャラとセルフイメージ
2011年1月2日:再始動
2020年6月3日:こんな時だからこそ
緊急事態宣言は、いったん解除されて
不便のない生活へ少しはシフトした感じです。
あくまで自粛の要請でしたが、飲食店に関しては
ほぼ強制のようなもので、お店を開けておくこともできず。
個人的にはほとんど生活リズムも変えてはいなかったので
外での食事なども行っていたのですが。
お酒の提供なども大手を振って行えるようになって
街中に活気というか、人気が出てきました。
外食も時間を気にしないで(今までは20時までに帰らないと、なんて)
行えるようになり、少し気楽な生活になってきています。
で、ご飯を食べにお店に行って
チェーン店なのですが
ちょっと「大丈夫か?」と思うことが。
1つには、オーダーをして明らかに自分たちよりも
後の人が先に配膳され、オーダーが通っているか聞いた時の
対応があまりにもそっけなかったこと。
みんなストレスたまっているのに、それで大丈夫?
って思ってしまいました。
基本的に僕はかなり温厚で、あまりスタッフの対応を
気にしないようにしているのですが、それでも
ちょっと不安になりました。
そしてもう1点、このご時世でマスク着用は
飲食店スタッフにとって、ほぼ絶対になったと思います。
こっちの方がより大事だと思うのですが
「今までの1.2倍くらいの大きさの声を出そう」
ってことです。
その対応してくれた人、男性なのですが
まあ覇気がない。
声に元気がなく、歩く速度も遅く
動きに対しての配慮もない。
恐らくすぐに改善できるのは、声です。
ただでさえマスクしているのだから
ハッキリと、大きな声で、お客さんの方をしっかり見て
話さないといけないな、と思いました。
外で食事ができない時期があり、思った以上に
実は外食をすることは楽しいものだったり
ワクワクを求めているんだなあという事に気づいた
人達がいるような気がします。
だからこそ、その感情を満たしてあげられるよう
飲食店スタッフは、まずは元気に大きな声を
(特定の居酒屋のようなやかましさはいりません)
そして、さくさく歩いて、たらたらしない。
今までと違うオペレーションが生まれて、慣れてない可能性もあり
そして、それゆえにお客様に迷惑をかけてしまうことも
あり得るのですから、目配り・気配りも忘れない。
つまりは基本の徹底をするってことが大事かな、と。
提供をする場の人は、それに対してちょっとだけ
意識をすればいいと思います。
飲食業界大変だと思いますが、是非頑張ってください。
2020年5月7日:変化をして生き残る
また久々になったのですが、コロナの状況下飲食店は
大打撃を受けている状態だと思います。
また、そういったお店に出演させいていただいていたマジシャンもまた
完全に仕事のない状態、と言ってもいい所まできています。
僕らマジシャンは、まずはマジックをと思ってしまうのですが
僕はレストランマジシャンですので、まずはレストランをどうすれば
という事に意識が向きます。
当たり前なのですが、今までと同様に営業するなんて
できません。だからこそ、頭を使って行かないといけないわけです。
お店によっては将来的に使えるチケットのようなものを販売し
ある程度の売り上げを作っている所もあります。
これは、ファンのついているお店なら、効果的でしょう。
また、出前館やウーバーイーツなどで宅配をしている
お店も多くなったと思います。
お酒を出すようなお店は、20時までの営業ということで
「そんなのでは・・・」と言っている方もいるようですが
そここそ、頭の使いようになってくるわけです。
夕方からスタートのお店で、20時までとなると
確かに営業時間は短いですが、だったらスタートの時間を
早くしてしまえば?と思うのです。
場合によっては、3時くらいの所からちょっとした
アフタヌーンティー的なことをしてみては?
どんなお店だって、甘い物の1つや2つあるのでは?
もちろん食事もできるけど、そういったスイーツのセットを出すとか。
そして午後4時くらいからなら、普通にディナーのコースを
出してみるとか。
通常5000円位するものを3000円程度で、とか
接触回数を減らすために、最初からワインをデキャンタで
飲み放題とか。
また、場合によっては、逆に朝ご飯を食べられるように
早い時間にお店をするとか。
まあ、お店の規模や場所にもよるのでしょうが、ちょっとだけ
皮算用をしてみましょう。
ランチ時に600円のお弁当を2種類で10個ずつ売ったとします。
これで12000円です。
店内ランチが1000円の物が1種類だけとしてやっぱり10食出るとします
これで10000円
ディナーとして、16時から20時まで
3000円のコースが20食出るとしましょう、これで60000円。
つまり、1日で8万位。
店内の食数を減らして、ウーバーイーツにしてもいいと思うのですが
これくらいは行けるのでは?
一か月で20日動くとして約160万、1人でやっていけるレベルで
抑えているのなら、なんとかなる金額なのでは?
こういった時期なので、メニューを絞ってしまい
原価率を下げて、オペレーション、調理なども
楽にしておくのがいいでしょう。
もっと出前ベースにするなら、近所にチラシをまくのが大事でしょう。
ただ、その中で来店のきっかけにできる部分もあるので
昼の弁当、夜の食事の出前だけではなく、店内ならこういったものも
ただし、1日何組限定でやらせていただいております、とか。
やれそうなことは、色々とありますよね。
バーのような所なら、まもなく暖かくなりますので
ビアガーデンのように野外で、というのもアリなのかも。
駐車場のようなところに、離してテーブルを並べ
限られた人数のみ、相手にするとか。
今までとは全く違う状況なのですから、いっそのこと
全く違うことを考えてみる、やってみる
そして何とか生き残っていく、そうしてみてはいかがでしょう?
この時期、飲食店としては「利益」を取るのではなく
「お客さんからの信用」を勝ち取っていくことが
この後にお店のファンになってくれるのか、に大きな影響が
出てくると思います。
2020年1月15日:他人の軒先を使うこと
前回が約2年前の内容になってしまうのですね・・・
その2年の間に、だいぶいろんなことが変わったと思います。
飲食関係だと、特に変わったのはウーバーイーツなのではないでしょうか?
かなり多くのお店の食べ物を、自宅に居ながらも食べられるようになった
ということになりますので、来店への興味などを作るために
何らかのイベントごとを作っていく、それにマジシャンを使ってみては?
なんてことも言えるのですが(笑)今回はそこではありません。
ウーバーイーツの配達の方は、ウーバーのシステムを借りてビジネスを
しているわけです。つまりは他人の軒先を借りている状態。
ですので、どれくらいの利益になるのかは、ウーバー次第になってしまうことは
明らかなことです。これは、Youtuberの方と同じですね。
支払い金額はYoutube側に決められているわけです。
で、最近配送される方への支払い金額の引き下げとかあるようで
そうなってくると、注文を受けても配送されないってことがあるみたいですね。
お店側やオーダーした人への金銭的な補填はあるようですが
それにしたって、問題ありですね。
こうなってくると、各お店単位でアプリとか作って
お客さんにダウンロードしてもらい、オーダーをしてもらって
取りに来てもらう方が、諸々と上手く回るような。
お店の近くにチラシをまいて、QRでダウンロードしてもらえば
いいわけですし、来店してもらったらダウンロードを
薦めればいいので。
食品の廃棄も無いし、配送員を雇う必要もなく
温かなご飯をすぐに受け取って帰られるし。
で、アプリのシステムで、恐らくはメールとか流せるので
店舗への集客にもなると思うし、新商品の紹介とか
直接連絡できるでしょうし。
ウーバーイーツのように、店舗としても相手の軒先を
借りるシステムではなく、自分の軒先をちょっと大きくしておく
位ですので、コントロールも楽でしょう。
昔は、近くのお蕎麦屋さんに出前の電話をしてましたが
それをアプリでやってしまう感覚でしょうかね。
で、お客さん来店しての受け取り専門ってことで。
アプリやさんはこういったものを作り、各店舗向けに微調節し
アプリシステムの販売と、保守って部分で
サブスクリプション的に考えていればいいような気もします。
お店側の自由になる部分が多いので、興味を持ってくれるお店も
多いような気もします。
メルマガシステムだと相手からのオーダーって即時で受けられませんが
アプリならそれが可能になるので、面白いと思うんですけどね。
他人の軒先を使う場合、常にそれが無くなるリスクを考えて
行動しないといけません。
そして、軒先のルールが変わったのなら、それはそれで受け止めることも
軒先を使う側の思考だと思っています。
レストランマジシャンは、レストランを軒先としてお借りして
仕事をする存在です。
レストラン側のリクエストには答えないといけませんし
もし答えられない位のリクエストなら、その軒先を離れればいいわけです。
そういった覚悟を持っておくのもまた、レストランマジシャンには
必要な部分なのかもしれません。
2018年2月12日:大事なのは情報です!
このコラムでも言っていることですし
僕が関わったレストランなどでも繰り返し言っているのですが
「お客さんの情報を集めてください」
って。
どういうことかと言えば
後々その人へアプローチできる手段を考えておく
ってことなんですね。
今となっては、この方法はいろいろとあります。
ちょっと前なら、携帯メールで空メールを送ってくれってものだったかと思います。
今となっては、ライン@などを使えばいいでしょう。
フェイスブックページへイイねをしてもらってもいいと思います。
でも、一番強力なのは、相手の名前と住所を知っていることでしょうね。
なので、それらを手に入れられるなら、少しくらいのお金は
販売促進費として考えることができます。
住所がわかっていれば、相手にDMなどを送ることができます。
通常飲食の方は「食事を提供する」ことが仕事だと思っているので
こういったお客さんの情報を手に入れる作業って甘く見るか
面倒だと思うことが多いのですが、本気で飲食店をやっていきたいなら
ここまで含めてこそ経営って言えるでしょう。
DMを送ったこともないのに
「いやあ、DMなんて送っても・・」
とかいう人もいると思いますが
その前にDMを送るべき相手の情報は持ってるの?
ってことで。
情報を持っているなら、まだいいでしょう。
持ってないなら、まずはそこからです。
で、持っているとして、DM送るとして
さて全体に送ります?
おそらく効果的なのは、失客へ送ることでしょう。
この半年から1年くらい来ていない人へ
まずはDMを送りましょう。
枚数にしたら100枚から500枚程度送ればいいんじゃないですかね?
500枚だとして5万程度でしょ?
その月の販促費としては、まあいける金額では?
とにかく、僕が強く思うことは
お客さんの情報を手に入れられるシステムをきちんと作っておくこと。
それも、できるだけ自動的に手に入る・人を介在させないで手に入る
そういった状態にしておくことです。
そのための施策を、飲食店経営者は常に意識しておきましょう。
2017年11月29日:季節ものの販売方法など
昨今日本でも「ブラックフライデー」が知られるようになってきましたが
恐らくは、ごく一部の方々が、商品の販売量を増やしたいから
西洋の文化を利用しているということでしょう。
ウィキペディアによりますと、ブラックフライデーとは
小売店などで大規模な安売りが実施される11月の第4金曜日のことである。
アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日にあたり
この日は正式の休暇日ではないが、休暇になることが多く
ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日
にもなっている。
ブラックフライデーには買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ
特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。
ということで、まずは感謝祭のプレゼント売ることが最優先になってくる
というのが流れなのですが、まあ、そんな事を考える人も少ないでしょう・・
さて、とはいえ、季節にのって販売したい、というのは
極めて当たり前かと。
飲食店なら、そこで使っている調味料など。
ドレッシング、ソース、オリーブオイルとか塩なんてものもあるでしょう。
レストランでなくても、美容室ならシャンプーやコンディショナーなど。
さて、店内にチラシを貼ったからと言って売れる物でもありません。
20%OFFなんて記載しても、販売量を最大化できることは
まずないでしょう。
安売りする場合に大事な点は「理由」です。
日本では「ブラックフライデーだから」というのは、理由になりません。
アメリカで安売り可能なのは「売れ残りをさばくため」という理由が
文化として染み付いているからですね。
ならばまだ、日本では「年末セール」の方がしっくりきます。
今の時代、モノは十分にありますので、安くしてもさして
人の食指は動きません
きちんと理由を伝え、さらに何かトリガーになることを
プラスしていかないとダメでしょう。
年末ですから、期間限定でしょう。
その商品はいつでも売っているから、なかなか期間限定を
出来ませんが、簡単なのは安売り期間の限定。
まあ、これは普通ですね。
さらにプラスするなら、無料コンテンツをプラスするとか
で、価値を上げるってことが可能です。
例えば、オリーブオイルなら、それを使った
料理のレシピとかをYouTubeにあげておき、URLをプレゼントするとか。
期間限定特別レシピ付き!って
チョット魅かれるでしょう?
理由および「限定性」を使うとこんな感じでしょうか。
後は「希少性」「新規性」等のトリガーを利用することで
物販の金額を上げて行く事は可能です。
是非、活用して年末の売り上げアップをしてみてください。
2017年2月8日:優先すべきは常連?一見?
これは、僕の経験ではなく、本で読んだ事柄です。
予約をしたうえで、あるお店に行ったそうです。
そこで通されたテーブルが、お店の中で一番悪いと思われるテーブルでした。
サイト経由で予約し、窮屈な所だったそうです。
空いているテーブルを指さして「あっちではダメですか?」と聞いたら
「申し訳ありませんが、すでにご予約が・・」
と言われたようなのですが、その真意としては
「アナタよりも、このお店に合っている常連が来た時のためにとっておきます」
という意味合いがこもっていたように感じたそうです。
さて、あなたならどうしますか?
常連さん? 一見さん?
・・・・
回答は「悪い席を作らない」
物理的に窮屈なテーブルがあるなら、そこだけ
少しメニューを特別にして、お得にするとか。
1杯無料でもいいじゃないですか、ワインなどが少し安くなる
でもいいじゃないですか?
そういった「お得」を作ることで、マイナスを打ち消すことは可能だと。
イタリアンのお店などだと、ピザ窯などで暑くなりやすい
席などがあり得ます。
だったら「アツアツのカップル席」とでも銘打って
特別なピザをオーダーできる唯一の席などにもしておくとか。
物理的に悪くても、そこは条件を変えることで、悪い席を作らないように
すればいいわけです。
まさに頭は使いよう、自分のお店に良くない席があると思っているのなら
どうすれば良くなるのか、考えてみましょう。
それに、そういった席があると、テレビとかへのPRもできそうですしね。
使い方は、いろいろってことです。
2017年1月2日:チラシに関して
新年あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。
さて、この時期自分の家の郵便受けはよく見ますよね
年賀状が来ている可能性がありますし、出してない人からだと
すぐに送らないといけないので。
で、その中にチラシが入っていました。
家の近くに居酒屋さんができるようで、そのチラシです。
ただですね、そのチラシの出来が、とんでもなくダメ!(笑)
いくつもダメな点があるのですが
まずは「オファー」が分かりにくい。
オファーとは、お客さんに提示するメリット(特典)の事
個人的には、オファーって特典そのものだけではなく
その提示方法も含めて、だとは思っているのですが
分かりやすく、来たら体験できるお得なことを明示するわけです。
よく見たら、ビール1杯10円とあったのですが
初見で気づけないって、レイアウト的にダメでしょう。
それに、それほど魅かれるオファーでもないですよね。
(そこは僕がお酒をあまり飲まないから、というのもあるかもですが)
もう少し感情的なレベルで引っかかるような文言ってあるでしょ!
しかも、お正月明けにオープンなら、いろいろと言えそうなことも
あると思うのに・・・
まあそういった部分で、レイアウト・コピーライティングがダメ。
そして、料理の写真が全く載ってない!
これもまた、飲食関係のチラシとしては、やっちゃダメ!!
もう音が聞こえてきそうなくらいのリアルな写真があるのと
文字だけのチラシだと、どれだけ反応が違うか・・
正直今はiPhoneとかでも、かなりきれいな画素になるのに
それさえしてないってことは、ダメですよ。
そして、最大のミスは、効果測定の仕掛けがされてない
ってこと
つまり、どれくらい撒いたらどれくらいの反応になるのか
ってことが分からないんです。
例えば、店舗によって最寄り駅が2つあって
どちらの駅を中心に撒いた方が効率がいいのか分からないと
お金をどぶに捨てることになりかねないわけです。
正直こういったことを分かってない飲食店の方が
多すぎるんですけどね。
住宅街なら、チラシを持ってきてもらう
角っこを切り取るタイプの物とかのデザインにするわけです。
そして、巻いた地域が分かるように、ちょっとした文字を
書き込んで置いたり、エッジを塗っておいたり。
潜在的な顧客が多い所を重点的に撒けばいいわけです。
僕がチラシを作るなら・・・
この時期なら「お年玉プレゼント!」みたいな感じで
金券とかプレゼントしたり。
だって、そうすれば次回来店が期待できるでしょ?
または、七草粥のパックをプレゼントとかで
配送します、ということでリストを取るとか。
この時期だからこその仕掛けっていくらでもできるのに
そういった知恵を絞ってこない。
正直、料理名と価格のみ、ということは
コモディティで戦ってくるのですから、苦しいのは
目に見えています。
まあ唯一の利点は朝方までやっている、という部分が
ありますが、実は近くに24時間やっているお店も(笑)
なんだろうなあ・・・
もう少し真面目に飲食店の
集客の仕掛けとか考えてみた方が
良いと思うんですけどね。
っていうか、僕に相談してくれれば
全然反応率を上げられると思いますよ。
これが、レストランマジシャンの能力の1つだと思っています。
2016年12月3日:自身の経験から、オーダーミス
これは、先日起きた自分自身の経験から。
とあるチェーン店の居酒屋に行って、ファーストドリンクはすぐに
出てきました
もちろんお通しもすぐ、そして何品かオーダーして待ってました
飲み物と枝豆以外にないテーブル上に無い状態が30分近く
結局、オーダーが通ってなくって、少々イラつきながら
お店を出ました
まあ、決して珍しいことではないですし、起こりうるミスですね
その点は問題ないんですよ、まあ人間ですからあり得ます
問題はそのフォローですね
一緒にいた人間が遅い事に気づき(僕も遅いとは思ってましたが)
店員さんを呼んで確認
その後、数分待たされたんですね
で、誰も来ないので、近くにいた店員さんに言って
もう出ます、と
お代は結構なので(結局ウーロン茶2つだったの、払ってもいいのですが)
ということで処理され終わった感じ
つまり、明確な謝罪が無いってことが問題の1つ目
最初に言って、確認できたら、すぐに謝りに来ないとダメじゃない?
30分って時間を無駄にさせた謝罪をして、その後で
料理を待ってもらうかどうかとかを
確認取るべきなんじゃない?
正直、ミスったらすぐに行動する事が大事
それを相手に分かる形で見せるのも、大切です
自分たちのミスを詫びるっていうより、相手の時間を無駄にしたことを
謝った方がいいと思いました
で、もう1つ、帰り際に一緒にいた人が
「オーダー通ってなかったんですか?」と
レジの所にいたスタッフに聞いたら
「そうですね、すみません」
位なもの
まあ、こういった対応だと、次回は来ないでしょうよ
僕が思うに、次回来店につなげられるようなものを渡すのが
正解だと思うんですよね
今回はミスったけど、次回はぜひ!ってことで
この次回来店につなげていくことが、飲食店では
生命線なんじゃないのかな??
ミスした際の基本的なマニュアルもないのかな?
次回来店時500円引きとかでもいいんです、これっきり
ってことを無くしていかないとね
レジ横とか引き出しに、次回の割引券ってあるお店は
多いと思うのですが、その使い方や効力って分かってますかね?
500円安くなるからお客さんが来るんじゃなくって
確認作業として、再来店してくれるんですよ
金額ではなく、感情的な理由なんです
そういったことも分かっておいて、次回来店を促せる
そんなものを渡さないとダメだなあって感じました
まあ、そのお店、それでなくても
年に数回くらいしか行かないので(笑)
大きな問題は無いのですが
ただ、こういった部分で、チェーン店でも
その人気の度合いって変わってくるんだろうなあって
あらためて気づけました
もう1つ、そこまでバイトの店員さんに要求しては酷なのかも
しれませんが、自分がオーダー取ったテーブル(担当のエリア)
で、長い時間テーブルにお通しとドリンクしかないってことに
違和感を感じないものなのでしょうか?
僕は、飲食店のスタッフをやったことはありません
でも使ってないお皿や灰皿の具合、テーブル上の状況は
確認しながらお店の中を歩きます
マジシャンでさえ気になることを、お店のスタッフが気づけない
そういったマネージメントの部分も少々気になりましたね
P.S.
その居酒屋はカードとか作る所なんですが、そこにこういった
情報って書き込めないんですかね?
僕がシステム考えるなら、イレギュラー事項を書き込めるように
しておきますが?
どの店舗に行っても、きちんと情報共有できるわけだし
その人の名前、住所、誕生日、年齢などを手に入れておいて
結局DM出す程度?
それじゃあ、リストがもったいないでしょう
後日そのお店から、お詫びの手紙でも来るなら
きちんとリスト管理されているなあ、って感心しちゃうんだけど
2016年5月22日:会計優先主義
飲食の世界では当たり前の言葉のようのなのですが「会計優先主義」
というものがあります
新規のお客さんをテーブルに案内すること
追加のオーダーを受けること
料理を提供すること
これらはレストランでは非常に大事な業務ですが、基本的な考えとして
会計を最優先するそうです
僕自身は飲食店でのバイト経験もないので、こういったことを
言われたことはありませんでした
ただ、そういった言葉を聞くと、なるほどと思います
そして、このお金を払う瞬間、ある意味で人の本音というか
プラスアルファがついてくることもあるようで
お客様からお褒めの言葉を頂けるのでしたらうれしいのですが
料理提供に対してのお叱りや、軽いクレームなどを
おっしゃる方も
口に出して、相手に伝えると、そのお客さんの中では
追体験をしてしまい、イイ感じでお店を後にしてくれないことも・・
お店のスタッフにも、お客様にもいい点は無いですね
まあ、マジシャンとして何かお手伝いができないものか?
と思うのですが、できることとしては、近くにいるってだけでも
役にたつのでは、とおもいます
1対1だと何か言いやすいと思いますが、他の人がいると
その気もそがれるでしょうし、スタッフの人には会計を
最優先でしてもらい、お客様とのコミュニケーションを
マジシャンが行うって手もあるでしょう
もちろんその場でマジックしてもいいでしょう
楽しい記憶でお店を後にしてもらえる可能性も上がります
会計の時に、なんとなくお客様が言っているな?
って感じたら、何もわからないふりをして
「先ほどはありがとうございました!」って行けるのは
マジシャンの利点だと思うんです
他のレストランスタッフは、そのように入って行く
理由が無いですから
マジシャンにとって、レストランスタッフもお客様
ストレスレベルが上がらないような手助けできるなら
それもまた役割ってことです
変にでしゃばるのも良くないですが、マジシャンのパワーは
知っておきましょう
2016年5月18日:売り上げ2倍にしましょう
「売り上げは幻想、利益こそ真実」なんて言葉があったような気がしますが
それでも、やっぱり売り上げは大きな指標の1つにはなります
さて、その売り上げを2倍にしたいとして、何を行います?
ヘキサゴナルメソッドを知っていれば、3つのポイントへ
テコ入れするしかない、ということは分かります
あなたなら、どうします?
顧客数を2倍にする?客単価を2倍にする?頻度を2倍にする?
どれも難しそうですね・・・
1つを2倍にするのは大変なら、併せて2倍になればいいわけで
3つをそれぞれ1.25倍すればかけ合わせると
2倍になるのです
客単価を25%上げるために、どんな料理を薦めればいいですか?
頻度を4分の3に縮めるために、なにができますか?
新しいお客さんを25%呼んでくるために、何ができますか?
単に、2倍にしよう、というよりも
よりはっきりやるべきことが見えてくるでしょう
倍にする、よりも、よりはっきりしている数字が見えるはず
ま、ここから先は、ある種テクニック的な部分になってきますかね
2016年3月16日:ポイントカードの使い方
ヘキサゴナルメソッドでは、3つの売り上げアップの柱にマジックを
何らかの形で絡めていく方法を考える、ということをスタンスとしています
ただ、マジック無くたって、十分にできるお店なら
マジックなんていらないんですよ
まあ、たまに企画でやってみる位が楽しいとは思いますがね
さて、今回は「来店頻度を上げる」施策としてメジャーになった
ポイントカードに関して少しお伝えしておきます
これ1つでいろいなことができるとは思うんです
来店頻度を上げることも、顧客単価を上げることも
リスト化のための情報ツールにもなりますよね
まず、お店サイドが何のために利用しているのか
ということに関して分かってないとダメですよ
ポイントカードやったら、また来るようになりますから!
なんて、どこぞのわけの分からん飲食コンサルの言うがままに
行ったってダメです
導入したら、その導入コスト分は確実にバックがあるか
冷静に計算してみてくださいね
さて、今回の新・レストランマジックではポイントカードによる
頻度アップの方法を1つご紹介
心理学的な言葉を使えば「隙間理論」とか「一貫性の原理」
に基づくものなのかと思います
どうするかと言えば、最初に沢山押してあげる、ってこと
例えば、5つハンコが押されたら、いくらか割引だとして
大抵のポイントカードはハンコ押すところが、5つしかないわけです
そうではなくって、最初から7つとか10個とか作っておき
最初にポン!ポン!ポン!って押してあげるのです
それが決まりであったとしても
「折角ですので、3つ押しておきますね!」
なんて言って押すのですよ
こうすると何が起こるかと言えば、最初にたくさんもらえて
嬉しい気持ちができ、残りの隙間も埋めたくなるのです
または、せっかくサービスしてもらったのだから、また来よう
ってなるわけです
簡単に言えば、初速をつけておくと、それから先も
意識的に集めてくれるってこと
こんな小さな工夫だけでも、来店頻度は上がります
大抵のポイントカードには、ポイントの条件が書かれていますが
そこをできるだけアバウトにしておけば
大きな問題にはならないと思います
「来店ごとにポイントをサービス!」
位でいいんじゃないですか?
または
「今日は雨の中わざわざ来ていただいたので、ポイントサービスします」
なんて特別感を演出する一言を付け加えつつ押してもらったら
そりゃ、また来ます!(笑)
やることは簡単、ポイント欄を増やすだけ
そして、最初に多めにポイントをプレゼントするだけです
だまされたと思ってやってみれば、ポイントカードの保持率が
どれだけ上がるか分かりますよ
2016年2月13日:客が多けりゃいいのか?
さて、今回はマジシャン対象っていうよりも、飲食店店舗への内容です
お店として、儲からないと結局は長く経営できないわけですから
お客さんがたくさん来て、ワイヤワイヤしている方が
イイとは思うのですが、諸手を上げて喜ぶことはできないんです
これ、マジシャンはともかく、飲食店関係の人も気がついてない
こともありうるのですが、誰でも彼でも来られるようになっていると
望まぬ方を引き寄せてしまう可能性が大きくなるわけです
金払いが悪い
わずかなことでもスタッフに注文をつけてくる
態度が横柄などなど
スタッフと、だけではなく、お客様同士での問題が起こる可能性も
あり得ます
マジシャンがいれば、マジシャンとの摩擦が起こる可能性もあり得ます
あらゆる問題は、お金と時間に集約されて
徐々に奪われていきます
いいお店はいいお客さんによってつくられるはず
ですので、最初の段階で、いいお客さんを呼び寄せ
自分のお店には合わないようなお客さんに、ご退場いただく
または寄せ付けないようにしておくのが得策です
土地柄・場所柄では、最初からお客さんの質がある程度
整っている地域もあるとは思います
でも、そういった場であっても、あまり沢山お客さんを
入れるのは、考えものかと
そのお店の席数というよりも、スタッフのキャパシティオーバーに
なるような人数を入れてしまうと、結果的にサービスの質も
落ちてしまうので、悪いうわさが広まる速度を
上げてしまうんです
僕がかつて入っていたお店で、座席数としては
40人近くまで入れられるとは思うんですが
たぶ20人を超えると、オーダーをこなすのに精いっぱいで
お店の方がお客さんへの気を払えなくなってしまう
スタッフがお客さんに気を払えないってことは
マジシャンに対しても払えないですよね
そりゃ、上手く連携なんて取れないです
結果的にサービスの質が落ちます
でも、お店の人は、そういったことに気がつかず
自分たちの「器」を広げるのではなく、とにかくお客さんを入れようと
するわけです
その当時の僕から見ても、残念ながらそれは逆効果でしょ?
って思える位にオーバーワークに見えました
キャパオーバーでバッタバタなお店にまた行きたいと
思うでしょうかね、はなはだ疑問です
最終的なLTV(ライフタイムバリュー:生涯顧客価値)を考えると
むやみにたくさんのお客さんをお店に呼び込むのは
得策ではないと思います
そういった視点の無い人には、こんなに席あまらせて
もったいないとか、傍から見たらずいぶん楽な時間を
過ごしていることに、何らかの違和感を感じるでしょうが
それは少々、近視眼的な見方すぎません、ってことで
きちんとサービスできる外枠を、自分自身で判断し
その中で最高のものを提供できるようにしていこうとする
これって、そんなに特殊なことじゃないでしょ?
だからこそ、お店はお客さんを選ぶべきだし
お客さんの最大数も、分っておくべき
これは、マジシャンも同様で、お客さんに育ててもらう所が
あるのは、どの芸事も同じでしょう
その中で全てのお客さんに気に入られよう、なんて思う必要も無いし
出来るはずもない
自分自身の器を大きくすることは、もちろんとして
自分にとっての顧客の質や量って、早い段階から理解しておくべき
事だと思いますよ
2016年1月26日:店ぐるみで!
日常的にマジシャンを入れているお店はそう多くありません
毎週金曜だけとか、水・木・金だけとか
そういったお店の方が多いでしょう
そのように曜日限定だと難しいのですが、毎日マジシャンがいるお店なら
マジシャンとのコンビプレーってできると思うんです
僕が若かりし頃に出演させていただいていた、某お店
赤坂にある、今となって老舗の側になってくるマジックバーがあります
そこでは、お店の方も一緒になって盛り上げていました
マジシャンの演技は、それほど変わることがありません
そんなにとっかえひっかえの演技を持っている人は
まあいないでしょう
プロフェッショナルのマジシャンほど「同じ演技を違う人に」の
状態になりますから、鉄板の手順を演じ続けます
そうなると、お客さんのリアクションも同じタイミングで同じような
言葉が出てきたりしますので、返す答えも同じになります
ある種「ルーティーン化」していくのですが、それをどんどん
発展させていくのです
お客様から何か「文句」のような物が出るタイミングがあるとしましょう
例えばビルチェンジして、元に戻して返した時に
「えーさっきのお札の方がよかったなあ」
とか言われるわけです、ここまでは織り込み済み
で、相手からの言葉があったら
「エッ、さっきの方がいい・・すみません、クレーム入りました!」
とかいうわけです
最初はお店の人たちが「マジシャンがクレームもらいました!」
とか大きな声で言うだけでした
もちろん、ギャグだと分かるテンションで
そこから、クレープ持ってきたり、クリーム持ってきたり
ってなって行ったんですよ
もうねえ、ホンとに店ぐるみで、お客さんを笑かしにいってました
これはマジシャンだけのパワーでどうにかなるわけではありません
お店のスタッフに、ある程度の余裕があって、しかもお客さんを
出来るだけ楽しませよう!っていう心意気が無いとできないことです
今ではある意味で、バーマジックの定番?になってしまった
ライター曲げの手順があります
これも、店ぐるみで行っていたのは、その某お店が発祥でしょう
もうねえ、ある意味みんなやりたい放題です(笑)
でも、波状攻撃でみんな一笑いを取りに来るから、お客さんは
腹の皮がよじれる位に笑います
ある意味でスタッフ総出、空いてるマジシャンでさえ
何かできないか、と手ぐすね引いて待っている位
正直、お客さんの呼吸ができなくなるんじゃないかって位に
笑い転げているのを何度も見ましたし
それだけ楽しませてくれる場は、そうそう経験出来なかったんじゃ
ないですかね
今そのお店は、オーナーなども変わり、スタッフも変わり
そういった連係プレーがとれる状態ではないようです
もし、マジシャンが常時入るお店があるようでしたら
マジシャンと絡んでの、連係プレーができないか
是非スタッフの人が考えてみて欲しいです
でね、そういったことを嫌うマジシャンっていると思うんですよ
自分のマジックでいっぱいいっぱいっていうか
自分のマジックしか見えてないマジシャン
もし、自分がそういったマジシャンなら、スタッフと連携プレーの
面白いこと・お客さんが喜んでくれそうなことができるだけの
余裕が持てるようになりましょうね
それができるようになれば、お客さんは単にマジックを見た以上に
楽しんでくれるようになりますよ
もし、そんなマジシャンを雇っているお店の方がいるなら
マジシャンへ適切にリクエストをしていくか、もっと経験値を積んでいる
マジシャンを雇ったほうが、お店にプラスですよ
ちょっとくらいギャラが高くても、その方が結局のところ
投資効率がいいものになります
レストランマジックはチームプレーです、ぜひ理解しておきましょう
2016年1月15日:マジシャンを動かすには・・
マジックバーと言わなくても、バーやレストランにマジシャンが
出演していると、スタッフたちもマジックを少なからず
演じられるようになっていったりするものです
これは極めて当たり前のことで
飲食のスタッフの人は、基本的にお客さんの笑顔が好きです
マジシャンがマジックやっていると、お客さんは笑顔だし
リアクションは大きいし、名前を覚えてもらえたりするし
チップも貰えたり・・・
ソリャ興味を持って当たり前です
で、これ、スタッフレベルならいいのですが
オーナーとか、マスター、ママさんの場合には
少々厄介なことに・・
自分のキャラクターでお店をやっているような人だとすると
自分以上に盛り上がっていることに、意識下でも
無意識下でも耐えられないと思うんです
なので、負けじとマジックを覚えてみちゃったり
することも多いですね
そこでよく起こる思考の変化は「こんなもんなの?」
だんだんと、マジシャンに対しての敬意のようなものが
減ってきがちです
まあ、繰り返しお店に入ってもらって、何度も見ていたら
ソリャいろんなものが見えてきますからね
「あ、そんなもんなの・・」って感じになる人も
それなりの頻度でいます
基本的にマジシャンは職人、接客も下手なら集客も下手です
お店がそこをマジシャンに求めるようになって来たり
演じるマジックに対して、いろいろと口を出したり
マジシャンは職人なんですよ
もし、中華のシェフに、フレンチを作ることを強要したら
どうなると思います?
ま、基本的にその店を離れますよね
恐らく今までに、そんな感じでマジシャンがいなくなったお店は
数知れず
今東京で、長くマジシャンを雇っているお店は
マジシャンのマジックに口を出さないか
口を出したとしても、きちんとお金を払っているか
でしょう
正直、マジシャンをきちんとコントロールできる人って
マジシャンしかいないでしょうね
そうでない人が、マジシャンの仕事にかかわる部分に
踏み込んでしまうと、マジシャンの反感を買うことが
多いと思います
もちろん、知らずにそうなってしまうのですが
距離感の取り方、みたいな部分が、各フィールドごとで
違っているからです
一部、お店のマスターなどが非常にマジックを上手く使い
その中で、マジシャンのメンタリティを理解して
上手くマジシャンを使っている所だけが
長く残っていますね
そういったことからも、初めてマジシャンを使うお店は
分かっているマジシャンを使うか
マジシャンとの間に立ってくれる、マジックを分かっている人を
通訳?として入れるか
マジックをしたがる若いマジシャンを入れて
自由闊達に演技させて、お客さんが楽しんでくれて
自分の店なのに、自分以上に人気者になったとしても
それに対して「心のモヤモヤ」を抱えないオーナーならいいのですが・・
長期でマジシャンを入れようと考えているなら
コントロールする方の考え方は大切です
2015年7月6日:職人VS職人
マジシャンは、職人気質だと思います
特にクロースアップのマジシャンは
自分の技に磨きをかけて、フルスイングを提供する
もちろん、フルスイングを提供しないといけないのですが
常にそれでいいのか?ってなると、特に現場では疑問です
さて、料理人は職人気質だと思います
特にきちんと修行されてきた方、それこそ包丁一本で生きてきた方
自分の料理に自信を持っていられるでしょう
もちろん、自信がなければ料理なんて振舞えないと思いますが
常にそれでいいのか?ってなると、疑問です
例えば、マジシャンに
「あのテーブルをフルスイングで楽しませてきて」
って言ったら、恐らく山ほどのマジックをするでしょう
相手の顔色もうかがわないで
例えば、料理人に
「あのテーブルをフルスイングで楽しませて」
って言ったら、恐らく山ほどの美味しい料理を出すのではないでしょうか?
お客さんの満腹度も考えないで
レストランに来てくださっているお客さんを楽しませる
楽しい経験をして帰っていただき、そしてまた来店してもらう
そのときに一番大切になるのは、お客様の感情です
上のような、ある意味の職人気質はマイナスにこそなれ
あまりプラスには働かないと思っています
お客さんをよく見て、適切なものを提供する
これがお客さんにとって、一番かどうかは難しいですが
かなりベターな状況だと思います
料理人も職人、マジシャンも職人、場合によってはサーブするスタッフも
かたくなな職人気質だと、それぞれの歯車が上手くかみ合うわけがありません
互いに互いの仕事を尊重し、理解しつつ
目的は同じであることを分かっておかないと
アーティストとしてのマジシャンがいてもいいんです
でも、そういった人は、レストランには向きません
というか、お客さんが自分の所に来てくれるならいいですが
自分からお客さんのところへ行く以上、主導権は相手です
自分が下手な職人気質になっていないか
お店の人が、かたくなな職人気質になってないか
こんな状態だと、まずは内部での小競り合いが起こる可能性があります
実際にはそういったお店が多いような気がします
目を向けるのは、自分の手元でもなく、向かいの職人でもなく
お客様の顔であるはず
ちょっと意識をしてみてください。
いいかんじ、これがキーワードになるのかと思います
2015年4月15日:お店の中のマジシャンの機能
またまた、久々のこのコラムです
レストランにとってのマジシャンの機能って、なんでしょう?
もちろん、色々と考えられます。
でも、大切なことはこのことをお店の人が考えておくことです。
マジシャンに何をさせたいのか
これがはっきりしてないお店が多いと思います
マジシャンの立場から言わせてもらえば、マジシャンはマジックすることが
メインであって、その意味付けに関しては、お店側の仕事です
つまり、マジックをすることで、マジシャンを入れることで
どういった機能を持たせたいのか?
これは、マジシャンが独自で考えて、お店の中でそのように振る舞って
というのは、少々酷です
あらかじめ、マジシャンを雇う人は話し合って、どういった意味で
マジシャンを入れているのかしっかりと伝えること
ある意味で、より上位の概念を伝えておかないといけないと思います
だって、そこまで考えるマジシャンは少ないから
「またあなたに会いに来たくなるような、そんな接客をしてほしい
そこでマジックを使って、記憶に残るお店にしたく、あなたを雇っている
ひいては、このような考え方で、行動してもらえばマジックをしなくても構わない」
もし、本気でマジシャンでリピートさせようとするなら、これくらい話し合い
きちんと開始前のミーティングにも出席させるくらいじゃないと
それができないのなら、お店の人が上手くマジシャンを使うしかないです
お店の人が求めてる事柄のうち、マジシャンが出来てない所をお店の人が行う
長所を上手く利用し、短所はきちんとフォローするって感じ
マジシャンはレストランにとって、必要のない存在です
だって、いなくったって、たくさんのレストランが普通に運営されている
わけですから
マジシャンがいなくても、リピートが出来ている、接客が出来ている
新規客の確保が出来ている、のが当たり前で、その部分をマジシャンに
おんぶにだっこではだめですよね。
おんぶにだっこではなく、きちんと互いに話し合って、協力し合う状態じゃないと
マジシャンはマジックの専門家であって、接客や集客のプロではありません
レストランも基本的に料理の提供・接客が専門で、集客などはプロでは
無いわけです
お互い抜けている部分を自覚したうえで、きちんと一人の仕事人として
振る舞いあうことが大切になってきます
そんなことからも、お客さんとコミュニケーションをとる以上に
お店の人とコミュニケーションを取っていかないとだめですね
是非意識をしてください
2014年12月13日:再来店・再々来店
だいぶ間が空いてしまったのですが、少々このコラムがあることを忘れておりました(笑)。
裏メルマガの方を中心に、アウトプットをしていたもので。
さて、久々のレストランマジックですが
内容は再来店と再々来店
お店に来てくださったお客様を何とかリピーターにしたいと思うのは
お店側の人間としては、当たり前のこのとです。
広告などをうって、お客さんを呼ぶ
そこにはコストがかかっているわけです
それも結構高額なコストになります。
でも、1度来てくださった方をもう1度お店に呼ぶのは
そこまでのコストではありません
そのために、お店に来てくださった方の情報をできるだけ
収集しておくのが、また収集できるようなシステムを作ることが重要に
なるわけです。
で、ここで1つ錯覚してしまう人がいるようなのですが
再来店したから、もう今後も来てくれるだろうって思う人が
多いようなのです。
残念ながら、そうではないと思ったほうがいいでしょう。
再来店の場合、お客さんは何を求めているのでしょうね?
もちろん美味しかったから、というのもあると思います。
でも、「確認作業」ってこともあり得るのです。
1回目が、思ったほどではなかった
それを2回目に行って、前回はたまたまか、いつもなのかを
確認するのです。
再来店をする人は多くても、再々来店をする人が少ないってことは
そのお店に満足していないってことを明確に示しているわけです
でも、再来店したってことは、最初から選択肢に入らないのではなく
何かを期待しているってことを意味しています。
この考え方を聞いた時に、確かに自分も確認で再来店するかも?と思いました。
つまり、お客さんをリピートさせるために大事な指標は
再来店率よりも、再々来店率ということができるのではないでしょうか?
お客さんのリピート率のようなものを、数値できちんと把握しているお店はあまり
多くないかもしれませんが、その率をより正確に把握するために
再々来店率まで計測してみて欲しいですね。
まあ、そのためにはお客さんの情報を手に入れるシステムを構築しておく
必要もあります。
出来れば相手の住所かメルアドを確保してくと、相手に直接メッセージを届ける
事が可能になりますので、そういった物を手に入れられるようにしましょう。
その上で、次の来店を促すためには何ができるのか
お金をかければいろいろできますが、それだけではありません
3つの手があります
・会計の時に、次回来店を促す
・お店から次回来店を促すはがき・メールを送る
・電話をかける
言われてみれば、どれも当たり前の事でしょう?
でも、そんなことをやっていないお店も多いってことです
でね、会計の時はさておき、はがきとかメール、電話など抵抗ないですか?
なんか、キャバクラの営業みたい・・・って思っている人がいるなら
キャバ嬢を見習いましょう。
露骨に営業しても、相手は来てくれるってよっぽどの価値を
提供できているってことですので。
そういったアプローチが苦手とか抵抗が、とかあると思うのですが
そこに関しては「理由」があることで、一歩を踏み出しやすくなると思います。
イベントの時に新しいコースができる、季節限定のデザートがあるなど
マジシャンがいるなら、新しいマジシャンが入ったとか、イベントの時期には
特別なマジックを演じているので、とか。
マジシャンがいることで、こういった「理由」を作れますので
お客さんへのアプローチをするチャンスがそれだけ生まれるってこと。
マジシャンがマジックをするだけではなく、マジシャンがいるってこともまた
レストランにとっては利用できる部分なんですよ。
2014年7月15日:計算できています?
ちょっとレストラン「マジック」からは離れてしまうのですが
どうも理解ができていない人が多いような気がしているので
ここで考えてみましょうか
何かと言えば、お金の事
利益率とか粗利とか、本当にそのざっくりした所を
恐らく、飲食をやっている人の方が「原価率」というものに
対して敏感だとは思います
マジックの道具などは、あまり「腐る」こともないので
1度作っておけば、最終的にお金に変わってくれることが
多いので
で、ここで理解しておいてほしいのは、安売りは命取り
ってことです
少々簡略化して考えますが、1000円で販売している物
があるとします、原価は半分の500円
つまり1つ売ると、粗利が500円ってことです。
さてさて、売り上げが落ちてきたという事で
20%OFFってことで、売ったとします
つまり、1000円⇒800円
まあ、売り上げはあがるでしょうね
ただし、この時の粗利ってどのくらい減っていると
思いますか?
価格を8割にしたのだから、粗利も8割って考えた方は
ちょっとやばいですね、絶対に物販はしない方がいいです
原価は全く変わらずに、販売価格を下げたわけです
という事で、これは全て粗利から消えていきます。
今回の例なら、800円で売って、原価500円
という事は粗利が300円
これ元の粗利が500円ですから、60%になっている
ってことです
つまり、20%価格を下げると、40%粗利がなくなるわけです
これ、原価を価格の50%でやっているからですよ
もし原価が上がったら、もっと粗利がなくなります
たった2割価格を下げたら、粗利が半分以下なんて簡単になるんです
粗利がなくなるってことは、流動させることのできるお金の
量が減るわけです
簡単に言えば、入ってくる現金量が減るわけですから
という事は、仕入れにも響き、また粗利が下がるってこと
表面的には売れていても、粗利が低い商品の場合いくら売っても
結局はお金にならないので、資金ショートでダメになる
なんてことは、よくあります
マジックそのものの「原価」をはじき出すのは難しいですが
僕らがお世話になるレストランでは、こういった計算の上
動いているんだ、という事を分かっておかないと
いけません
一体何人のスタッフがそのレストランで動いています?
そして、1日のお客さんの数と、単価はどれくらい?
食材の価格を把握するのは難しいですが
そういった事が、全て料理の価格に反映されているわけです
物を売ることのむずかしさ、安売りの危うさ
そういった事は理解しておくべきです
でね、こういった事を分かったうえで、数百円~千円程度
で食事ができる場所って、どうやって利益を出しているんだろう
って思っちゃうんですよ
大泣きした議員に憤慨(または爆笑)するより
某企業の情報漏えいに怒るより
日々の生活の中に、不思議な恐ろしさが存在していることを
認識しておいた方がいいような気がします
2014年3月21日:レストランマジックが疲れる理由
だいぶ久々になりましたが、いろいろとコンテンツはリリースして
いっていますので、ご確認くださいね。
さて、レストランで3時間とか4時間とか仕事すると、ホンと疲れます
バーで同じ時間演技するよりも格段に疲れるのですが、この理由は
実に簡単で歩き回るから。この部分が大きいです。
例え20席しかないお店でも、そこを何周もぐるぐる歩き回ると
結構な歩数になります。
ですので、レストランマジックでぜひアドバイスしておきたいことの1つ
としては「疲れない靴を履きましょう」ってことです。
これ、甘く見ている人がいるのですが、靴が違うだけでかなり
当日&翌日の疲労度が違います。
もし可能なら、ウォーキングの靴のようなものがイイですし
女性なら、ほぼヒールの無いような靴がいいでしょう。
たった30分だけ、とかの演技なら、好きな格好でいいと思うのですが
長時間の仕事の時は、とくに足元から注意しましょう
で、これ、男性だといわゆるエアーホーキンスみたいな
ワードローブ的なものの方がいいですね
下手に安い靴で、見た目だけいいってものが一番足にきます
あとは、とっても高価な靴ですね
コレ、高価なだけあって、疲れにくかったりするんです
フェラガモとか
こういった靴とか服って、安物買いの銭失いになりますので
経費にもなるわけですから、それなりのものを手に入れておいた方が
いいですよ
ちなみに、有名ブランドの服などだと中古でも引き取ってくれるところは
結構ありますので、価格等調べておくと、下取り分を考えてさらに高価な
物を買うって言うこともありかもしれません
2013年10月24日:体験的であれ!
本当は、現場に出ているよりも、本を読んでいる方が性に合っているのかも
しれません。
ビジネス分野、マジック分野の本をよく読みます
その中で「Humint解説音声」という物を作っているわけです。
まだ前半しか読めていませんが、重要なキーワードとして
「体験的」という言葉が何度も出てきます
レストランに来ているお客さんは、食事がメインです
人間の本能にも関わる本質的なもの
もしその中に、マジックの記憶を残したいなら
もしかすると、それくらい本質的な部分まで記憶に食い込まないと
全て食事で塗り固められてしまうのかもしれません
まあ、その方がイイって人もいるのでしょうが
その時のキーワードが体験的、ってことにかかわるような気がします
単に記憶の中に残る、映像コンテンツとしてのマジックではなく
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚なども伴った経験にすることで
より記憶に残り、バイラルのかかるマジックになっていくような気がします
インパクトを残すのでも、記憶の残すのでも、もしかすると片手落ちで
自分の体に残るような経験を、マジックで体験させてあげることが
一番効率がいいのかもしれません
明日は久々、銀座のバーに出てきます
お客様の人生に、どれくらいの経験を残してあげられるのか
そんなことを楽しみにして、演技をしてきたいと思います。
2013年7月20日:夢を売れますか?
前回から、半年くらい経ってしまいました
時のたつのは、早いものです
マジシャンをやっていると、いやマジシャンに限らず
芸事に携わっている人なら1度くらいは言ったり
聞いたりがある言葉じゃないでしょうか?
「夢を売る仕事」
僕にはまったくピンとこないんですけどね
先日もテレビで、あまり有名ではないアイドルの女の子たちが
「私たちは、夢を売る仕事なんで」と言いました
その返しとして、とあるベテランの芸人さんから
「僕らね、もうおじさんだから、というのもあると思うけど
君たちから買うような夢なんてない」
と見事な返しをしていました。
言葉だけだときつく聞こえるかもしれませんが、まったく柔らかく
言っていたので、きれいな笑いになっていました
ただ、マジシャンとして、本気で
「夢を売る仕事」と思っている人はどれくらいいるのでしょう?
そして、本当に夢を売ろうとしているのでしょうか?
そんな人・・・見たこともないのですが(笑)
幻を見せてくれる人は、それなりにいますが
今までの自分の人生を振り返って、夢を見せてくれた人って
どんな人?
もしかすると、そんな人はいなかった
なんて人もいるとは思うのですが
僕も・・・夢か・・・?
芸能人にあこがれたこともないし
マジックにあこがれても、マジシャンにあこがれたことないな・・
良いのか悪いのか
マジックに携わる人間として、憧れる人・・
きちんと稼いでいる人かな(笑)
年商で億を稼ぐマジシャンが何人いるでしょう?
そんな人がたくさんいたら、憧れる人はもっと増えるような気がするのは
僕だけ?
同業者なら、苦労もわかるわけですよ
もしも、そんな同業者が夢も持たない人なら
一般の人がその人に夢を持つはずもない
せめて同業者が夢を抱くような、そんなマジシャンが出てこないと
一人では大変だと思いますが、チーム組んで、そんなキャラクターの
マジシャンを作っていくくらいのことをしないといけない時期に
来ているんじゃないかな?
どう見えるのか、何を伝えていくのか、そして誰をターゲットにするのか
レストランマジシャンとして「のみ」やっていくのなら
こういった事をあまり考えなくていいのかもしれませんが
もし、それなりにビックになりたいなら・・・
他人に影響を与えられるような
人に夢を売れるような
少なくとも、そんな人に「見える」ように意識が必要でしょう
残念ながら、僕にそんな夢を売ることはできません
でも、そんな人間をサポートしてあげることはできるし
それらを書き留めていくことはできるのかな?と思っています
2013年1月8日:マグロの初競り
明けましておめでとうございます
本年も、この駄文をお読みいただきありがとうございます(笑)
めげずに書いていきたいと思います
お正月らしい話題から始めましょう
あまり魚介を好んでは食べませんが、お寿司は少々
で、テレビを見ていて、マグロの初競りで1匹1億5千万以上の値がついたそうで
競り落としたのは、昨今店舗展開が激しい「すしざんまい」
「話題づくりを期待しているわけではなく・・」と語っているそうですが
そうでないなら、経営者としてはあまりにも視野が狭いでしょう
どれだけの時間、テレビに取り上げられ、どれだけの新聞が
このニュースを取り上げたか
そこまで考えて、この値段を提示してきているに決まってます
通常の2.8倍ですよ
このおかげで、どれだけの人がすしざんまいに行ったか
そして、来年のこの時期も、このニュースが流れるので、1年越しでの
効果が見込める
というか、他の業者がメディアの影響力を甘く見ているってところでしょう
この時期なんて、相当な人がテレビ見ているし、それ考えたら数千万なんて
すぐに回収できるんだから、億出しても痛くないはず
もし、すしざんまいがこの時に来てくれた人の住所やメアドを入手することを
していたら、確実に誰かマーケッターを抱えたなって思います
または、フェイスブックページでも作っていて、アプリを公開していたら
魚釣りゲームなんてアプリでやって、それでいい魚つったら
お寿司が割引とかやったら面白いんじゃないの?
僕にはこの寿司屋の手法が、与沢翼さんとかぶって見えたんですけどね
さて、脱線したので、レストランマジックに
かつて、マジシャンも興行の前にはこういった話題作りをしていました
公然で脱出をしたり、目隠しの運転、新聞の1面予言など
最近なら高い所に立ちっぱなしになったり、水の中に入っていたり、氷の中にいたり
結局こういったものって、人の目を集めそこで告知するための手段に
過ぎないわけです
ネット時代になったからこそ、こういったリアルの場での話題作りって
バイラルがかかって非常に効くと思うんです
マジシャンが何か突飛なことをする、それもレストランの中で
それを新聞やテレビに取材に来てもらう
これができれば一気にレストランの知名度、マジシャンの知名度も上がるでしょう
今なら、直接メディアに連絡しなくても(つまりはPR活動をしなくても)
ツイッター・フェイスブック・Youtubeなどを活用してメディアから
自主的に動いてもらうことも可能そうですしね
マジシャンがレストランでやって面白いもの、何かあったらやってみると
いいかもしれませんよ
例えば、特定の日の特定の時間に来てくれたお客さんのお代は
全てマジシャンが払う、しかもそのお金は何もないはずの袋から出てきたお金で
なんてどうですか?
どうせ50万も用意しておけば、十分でしょ
高いワインとか頼まれたら、きついけど(笑)
無理な金額ではないですよ
魚1匹に1億5千万、ちょっとした宣伝広告に数十万程度
しかもそこでオプトが取れるような仕掛け作っておけば
回収は確実だからなあ・・
レストランマジシャンとして、こういったマーケティングしてみても
いいんじゃない?
2012年12月2日:レストランでのウエイターの意味
だいぶ長いこと、ここに文章がプラスされなかったのですが、理由は簡単
僕がレストランに出ていなかったから(笑)
最近久々にレストランに入りまして、楽しく仕事をさせていただきました。
銀座にあるビルの8階にあるレストランで、かなりの高級感
食事すると結構な金額と聞いていました
ただ、コースなどを見る限り、それほどでもないんです
目玉が出るほどコースの価格が高いわけではなく、それなりといった程度
まあ、僕でもこれるかな?と思える位です
でも、かなりの人数が働いています。
受付のみで4人位、テーブルサーブをする人たちで7,8人
キッチンにもやっぱり7,8人ですかね
バーもあって、そちらは2名くらい
着席で100も入れればいっぱいの店舗だと考えるとかなりの固定費
だと思うんです
銀座という土地柄を考えれば、テナント料だけでも相当になるはず
となれば、どれくらいで回収をして、などと考えるとできれば
人件費はかけたくないのですが、そうではないわけです
お客さんからしたら、これだけの人間が自分のために動いていてくれるので
かなり心地いい感じです
あんなにも店員さんとお客さんがコミュニケーションしているお店は
初めてでしたし
帰りの電車で、いろいろと考えたのですが・・・・
どう考えてもバックエンドがあるんですよ、このレストランは
そしてそのためのマインドをウエイターの方もしっかり持っています
(「バックエンド」という考えではないでしょうが)
正確には、クロスセルなのでしょう
思うに「ワイン」ですね
これを勧めて、購入してもらうことが、大きな利益になっていると思います
言葉はチープになりますが、牛丼の吉野家で生卵やおしんこを頼んだり
するのと意味は同じです
どこかでこの辺の事は書いたと思いますが・・・
「ご一緒にポテトはいかがですか」の世界です
つまりお店にいるウエイターさんの役割って
「気持ちよく、さらにお金を使ってもらうため」
なんですね
お金を使っていただくことに罪悪感を覚えていたら勤まりません
気持ちよく1万円札を何枚出してもらえるのか、それがウェイターさんの
力量であり、存在意義でもあります
ま、さすが銀座って感じもありますが
スタッフもプロフェッショナルなお店に久々に入って
気持ちのいい刺激を受けたと思います
次回も楽しんで仕事ができれば、と思っています
ちなみに、飲食店にはレベルがあって、僕は今まで本気のレストランらしきところ
には入ったことが皆無だったはず
ちなみに、一番上のランクは「オーベルジュ」と言われるもの
これは「レストラン」に宿泊施設がついている最高級の場所
その下が「レストラン」、基本的にドレスコードなどがあって当たり前のランク
イタリア語だと「リストランテ」などと言われると思います
その下はトラットリア、これはイタリア語
ビストロとかブラッセリ―なんかがフランス語で同じような意味でしょう
トラットリアでも、ピザに傾倒しているとピッツエリアなどともいうようです
このように専門店化すると、さらに気軽なお店になるようです
一番気軽なのは、カフェテリアなどと言われるもの
イメージは学食位なもののようです
日本のファミレスはカフェテリア程度の感覚でいいのでは?
自分の芸風や雰囲気なども関係しますが、どういった店舗の方がマッチするのか
そこは大切ですね
ちなみに、僕は確実にレストランでの演技が似合います
自分でもそう思いますし、周りもそうだと言っていますので(笑)
2012年9月26日:ネタを買う、その時の幅
レストランマジシャンですと、どうしてもクロースアップ系の事柄のみに注意が行きます
もちろん僕もそうです
でもですね
実際には、広範な商品に対しての視野を持っていた方が、いいと思います
よくあるのは、誕生日や各種イベントごとをレストランで開催してくれます
そんな時に、何かプレゼントを出してくれ、なんてリクエストがよくあります
小さなもの、薄いものでしたらどうにでもなると思いますが、立体的な物
大きなものの場合、どうしましょう?
こういった時には、ステージのプロダクション的なアイデアが活きてくるわけです
逆に、そういったものを扱ったことがない、視野に入らない人にとっては
苦しくなる時でしょう
簡単なもので言えば、チェンジングバックやデビルハンカチは、マジックをやっている
人にとってはベタなアイテムでしょうが、非常に有用です
また、プロダクションボックスなどは、大きなものを取り出す時に便利です
もし、ハト出しのようなジャリを引いてのプロダクションをしている人なら
それなりの大きさのものを取り出せますね
別にむずかしい方法をする必要なんてないんですよ、どうせそのイベントの中での
ほんの一瞬のデコレーションなのですから
でも、できる人と、できない人とでは、マジシャンの価値が大きく変わるでしょう
もちろん、お店の人と組んで行えばもっと巧妙なことも可能だと思います
レストランマジシャンだからって、ステージものをチェックしないのは、視野が狭いです
レストランマジシャンだからこそ、そういったアイテムをどうやってレストランで活かすか
頭を使いながら、商品のチェックをしましょう
もう1つ、身につけておくといい技術は、カードに好きなものを印刷できる技術です
これができれば、大きなものを持ち歩く必要は、なくなる気がしません?
バイスクルのブランクに印刷するのって、結構大変なんですよ
そこで、さらに抜け道を
シールに印刷して、それを貼る!これで完璧
とにかく、常に視野は広く持っておきましょう
2012年8月31日:新ネタの効用
まあ、毎日のように新しい商品がショップに並ぶようになっています
アマチュアの方は趣味で購入すればいいでしょうし、プロフェッショナルの方も
日々の糧にするために買うことになります
演じているネタが全て、売っている商品そのまま、的な若手もいるようですが
そんな人は、遅かれ早かれ、自己崩壊することでしょう
別にそれを責めるのではなくって・・・
恒常的にレストランなどに出ていると
「新しいネタを・・・」
などと考えます
もちろん、これは大切なことなのですが、何のために新しいネタを
手に入れようと思いますか?
よく言われるのは、常連さんのために・・・
もちろん分かります
でも、そういった常連さんって、もうマジック見なくないですか?
そして、新しいお客さんを連れてきてくれませんか?
だとすれば、こういった人たち相手に新ネタを必死に入手しなくても
いいわけです
必要無い!なんて言っていませんよ、そんなに深刻にならなくって
いいってことです
僕としては、もっと重要なファクターがあります
それが新ネタの効用
何かと言えば、お店の人に飽きられないようにです
レストランなどにいて、一番怖いのはお客様ではなく
味方が味方でなくなる事
つまり、お店の人が力を貸してくれないことです
これを避けるために、常にコミュニケーションを取り合い
共に、同じ目的に向かって進まなければいけないのですが・・
実は、一番最初にマジックに飽きるのは、お店の人です
マジックとマジシャンの価値を下げていくことになります
もし何年も同じお店で演技をして、ネタを替えなかったとすると
お店の人は相当飽きています
もしそんな感じもないのなら・・・
よっぽどお店の人が大人か、お客さんのリアクションを楽しんでいるか
マジシャンの事を人間として敬意を持っているか
でしょう
これはなかなかに難しいことです
ですから、新しいネタを演じるようにします
マジシャンは頑張っているんだ、と体で示すのです
ウケればいいのですが、最初はあまりウケないでしょう
ただ、それが進化していく所も一緒に経験できれば、お店の人も
一緒になって楽しんでくれるはずです
新ネタをする際に、ネタ1つの単位で新しくする、というのもありますが
もう少し大きく「ユニット」の単位で手順を組み替えた方がいいと
思っています
メインの新ネタ+その前後のネタ1つずつくらいを1つのユニットとして
演じるのです
このようにした方が、お店の人には非常に新鮮に見えると思います
新しいネタを仕入れ、演じる
大切なことですが、その行為が含んでいる意味は
十分に理解をしておきましょう
2012年7月8日:タイムシェア
Web2.0は「シェア」の時代、などと言われます
情報の発信者と受け手の境目がなくなってきた、ということですね
みんなが情報の発信者で、情報を共有していくわけです
「たべログ」とかですかね、イメージは
マーケティングでも同様に「シェア」という概念を使う時がありますが
ちょっと違った考え方のような気がします
僕が学んだ「シェア」には4つあり、その1つは「タイムシェア」
相手の持っている時間をどれくらい手に入れるのか、ということ
飲食だったら、朝・昼・晩と3つとおやつ、夜食位の5つのタイムシェアを
取り合うわけです
どこのシェアを狙うかで、戦略は変わります
もっと広く見て、幼少期・青年期・中年期・老年期などと言った考え方も
あります
どの時代のシェアへ食い込むのか、これもまたタイムシェアの考えです
マジックとて同じです
どのタイムシェアを手に入れたいのか、それによって手法が変わるはず
「大学生がみんなでワイワイ」の時間へマジックをくいこませたい場合と
「お金持ちの人たちが、静かに飲むバー」の時間へ食い込んでいく際には
異なる考えを持たなければいけないでしょう
そのタイムシェアの目的や意味を考え、より価値の高い状態にできるのは
どのようなことなのか、意識してみるといいでしょう
2012年6月27日:視野の広さ
先日、とある方が演じているレストランに行ってきました
場所はそれほど良い所ではないのですが、お店としては頑張っている感じです
雰囲気もいいですし、駅には近いので、うまくマーケティングができれば
面白くなると思います
でも、やっぱりマジシャンの使い方はうまくないなあ、と
既に述べていると思いますが、マジシャンを入れるお店にとって
大切なのは、マジシャンがいない時のコマーシャル
これをお店側が知っていないと、マジシャンを雇うのなんて、人件費だけが
かさんでしまいます
キャッシャーの横にはがき大のフライヤーでも作って渡してもいいのでしょうが
一番いいのは、お店の人がきちんとコマーシャルすること
「毎週〇曜日の〇時からマジックが見れますので、ぜひ来てください。楽しいですよ!」
この一言を言うのに、どれくらいのコストがかかるの?
どれくらいの手間なのですか?
この言葉が言えるかどうかで、マジシャンを上手く活かせるかどうかが決まります
もちろん、お店も貪欲に利益を求めていかなければいけないんですけどね
こういうと、なんか儲け主義、のように聞こえますが
貪欲に利益を求める=お客さんからどれだけ多くのOR深い「ありがとう」をもらえるのか
ということです
この考えができていないなら、その人は、まずマインドをきちんとしましょう
このお店で演じているマジシャンは、紆余曲折あってここで演じているので
僕からの言葉も比較的スムーズに理解できた感じです
マジックを変える必要なんてないんです
どうやれば、それが効率的に人の間に伝播していくのか
基本的にそれはお店の方の仕事になってきてしまいます
そういった視点からマジックと、そのお店を観れるようにならないと
意識して勉強するか、それなりの人生経験を積んでおくか
難しいのですが、自分の手しか見えていないマジシャンなんて
レストランマジシャンとして活躍するのは、難しいですよ
あらためて、視点や視野の気づきが必要なんだなあ、と思った瞬間でした
2012年6月15日:経験をすること
マジックをして生きていく、マジックを職業にする
職業選択の自由がある、この国
それは全くの自由です
で、結局仕事にして、どうなりたいのですか?
お金をたくさん稼ぐ?
有名になる?
出版でもします?
これらは1つに絞る必要もありません
でも、明確に持っていた方がいいですね
僕の中での1つの最終目標地点としては、お金をたくさん稼ぐこと
それに関しては手法としてマジックを使っていなくても構わないのですが
レストランマジシャンとしては、高級なお店でのある程度の頻度での
レギュラーというのはあこがれる目標だと思います
極端なことを言えば、ロブションでレギュラーマジシャンとして雇われれば
そんなマジシャンは世界で初だろうし、かなりのステータス
なかなかおもしろそうです
まあ、こんな想像をするのは楽しく、罪もないのですが
どうせなら、少しでも現実に近づけませんか?
方法は簡単です、実際に行ってみる、です
つまりロブションで食事をするのです
どのような建物で、どのようなスタッフで、どのようなお客さんなのか
そして食事のレベルはどういったもので、どのくらいの価格がかかるのか
そういったことも知らないで、働きたいと思っても
ホントただの想像で終わってしまいます
大抵の事柄は、経験しようと思ったら、どうにかなるものです
将来ポルシェに乗りたい!
⇒いやいや、カーディーラーに行って試乗してみたら
テレビに出たい
⇒一般の人が参加できる企画もあるでしょ、行ってみた?
大抵は、行動力と知識の不足で、経験できないだけなのです
高級レストランや、ホテルのラウンジで演技をしたいなら
まずはそこに行ってみてはいかが?
自分がその空間になじめるのか、なじめないのか
仕事場として向いているのか、いないのか
まずは経験からです
2012年5月3日:人間のコントロール法
だいぶ間が開きました。
お仕事をしていれば、人間の管理は必要不可欠。
何らかのコントロールが必要になってくるわけです。
人間のコントロール法ですが、別にマジックやクロースアップマジシャンに
限っていることではありません。
今までそれなりの長さ生きてきて、強く思っていることがいくつかあります。
そのうちの1つは組織をまとめておくための一番原始的な方法です。
つまりは、人間を適切にコントロールしておく方法。
マジシャンたちをまとめあげるのは、非常に難しいことだと思います。
だって、みんながみんな職人のような人たちで
しかも、若干コミュニケーションに難あり(笑)な濃度が
高い人が多いので
そんな人間たちをまとめあげるのは、一般的な人たちをまとめるよりも
難しいことのような気がします。
でも、人間としては同じですので、根本の部分を押さえておけば大丈夫のはず。
じゃあ、その根本の部分って?
ポイントは2つ
飯を食わすか、金を払うか
どちらかです。
少なくともどちらかを継続している限り、大きな裏切りは
あり得ません。
ベストは両方を行うことです。
ご飯も食べさせるし、きちんとお金を払う。
ご飯に関してはよくありますね、同じ釜の飯を食うというやつです。
なぜだかわかりませんが、これは強力な行為です。
まあ、一昔前なら、飲みニュケーションとかって言われましたね。
今の人は、そういったかかわりをあまり好まないようです。
僕もその一人ではありますが(笑)。
ただですね「業務ですか?」などといった酔狂な発言はしませんよ
そんなことは恐ろしくって言えません。
そんなことを言うやつは、大抵通常業務も十分にできていませんから。
そのことを昏々と説いた方がいいでしょうし、そんな人間を雇う前に
きちんと会社形態の利益の出し方とお給料の内容に関して説明しておく
べきです。
自分の働いた分だけ欲しいなら、企業しろって。
ただね、じゃあ業務でお金を払うからついてきて
楽しく飲めるのか?って話で
そんなことを言わないで、当たり障りなく
「すいません、先約が・・・」って
言えばいいだけなのに。
さて、同じ釜の飯を食う
ですが決して安い出費ではないでしょう。
でも上司の人って、こういう時のために
多少のお金をプールできるのでは?
ご飯に誘っても来なくなったら、少々焦った方がいいですね。
さてもう1つ、お金を払う、という部分ですが
資本主義経済に生きているのなら、これは約束を守る、ということと
ほぼ同義になるような気がします
この時に大切なのは、相手の期待以上の金額を払うことです。
これをすることで、相手からの恩の量が多くなるわけです。
まともな人間なら、この行為は強烈に効いてきます。
相手に対しての信頼残高のようなものが増えていくことになります。
約束のタイミングで、約束の量のお金を相手に渡す
さらに、プラスαで、少しでいいので渡す。
これが効きます。
人を動かす方にまわると、どうしてもこのお金の支出を嫌がったり
少なくしようとしますが、これは逆方向へ働きます。
継続的にきちんと払うことで、相手は少々のことがあっても
裏切りません。
ですので、相手にお金を払っても感謝されず、ご飯に誘っても
一緒に来てくれない、などという状況になったら
かなり末期です(笑)。
組織は瓦解する方向へ動いています。
自己崩壊するか、何かのショックで壊れるか、どちらかです。
初期の組織なら、内部保留金を作るよりも、強いくさびを打つために
お金を使っていきましょう。
僕は組織の運営をしたことはないですが、可能な限りそうします。
お給料が安いなんて、もってのほか。
そここそ、一番簡単に人をつなぎとめておける方法なのに・・
まずは大きな流れを作り、大きくなったら少しずつ手前に
引き込めばいいだけ
まあ、その「大きく」なるまでの期間を大抵は読み違え
初期投資がかさんだりするのですがね
さて、もう少し広範に、抽象的なレベルでコントロールを見たら
人間の本能的な欲をきちんと満たしてあげることが大切
ということですね。
ですのでもう1つ、部下等の動きをコントロールする方法は
異性を紹介してあげることです。
会社から離れさせないようにするために、身をかためさせる
という手は効果を発揮します。しかも、相手の異性が
保守的な人なら、なおさらいいですね。
変化を嫌いますので、何か大きな変化を起こそうとした際に
カウンターパートとしての役割を持ってきます。
昔は、上司からお見合いの紹介なんてあったんじゃないですか?
どんなことを考えてそういったことをしていたのか分かりませんが
上記のような機能は確実に持ち合わせていたはずです。
幸いにして、僕は身軽なのですが(笑)。
僕にそういった仕掛けを施してくる方もいないので
自由に過ごしています。
他の人をコントロールしようとする方、十分に注意して
コントロールしましょう。
こういったことって、中途半端だと非常に扱いにくいので。
2012年2月7日:ヘキサゴナルメソッド各論2
ちょっと思いついたことがあったので、上手くまとまらないかもしれませんがこれを書いています。
ヘキサゴナルメソッド1で、ビジネスとして売り上げを上げる方法は3つしかなく、それらを紹介しました。
これは、ジェイ・エイブラハムが提唱しているもので、現在なら
さまざまなセールスやマーケティングの書籍などでも見受けられるものだとは思います。
では、今回は「平均単価を上げる方法」
どうします?
レストランなどなら、もう1品頼んでもらう、という手があります。
もうちょっと手間なく、確実に単価が上がる方法があります。
・・・
・・
・
「高額商品を置く」です。
もっと言えば、最高価格の商品の価格を上に引き上げる
といった所でしょう。
不思議なことに、高額商品の上限が上がると自然に平均単価が上がります。
または高額商品の数を増やすと、上がります。
(それほど不思議でもないのですが)
売り上げが落ちると、大抵の経営者は商品単価を下げます。
もちろんそれも1つの方法ではありますが、逆に上げてみてください。
飲食店なら、高級なワインを入れてみる、など
不思議なことに、売れるんです、一定確率で。
もし1本2000円のワインがあったとして、1本15000円のワインが
あったとして、売るための努力って7.5倍しないとイケないでしょうかね?
そんなでもないと思うのですよ。
そして、こんな高級ワインを買ってくれる人なら、料理もいいものを頼むで
しょうから、さらに単価は上がります。
マジシャンとしても、ギャラを上げたいなら、例えば、松竹梅と3コース
あったとして(古いなあ・・・)
さらにプラチナコース、ダイヤモンドコース等といった
さらに単価の高いものを作ってみるのです。
意外や意外、そういったものに食いついてくる方が一定割合でいるわけです。
となれば、後は集客の問題、これはまた別のお話なのですが。
つまり、客単価を上げる簡単な方法は、高額なものを設定するということです。
こんなの大変? 正直勇気だけですよ。
でもね、この勇気を持っていない経営者が多い。
僕がレストランマジシャンで、客単価を上げたいなら
スタッフには、お客さんへの声かけをするようにして
できるだけコミュニケーションを取らせる
そして、料理に関しては、上限額を上げるようなメニューを作る
この2点です
このご時世、苦しいからと言って、安いものを取り揃えていません?
それは自らの首を絞めることになるかもしれません。
素敵な経験ができるような、素敵な料理なら、無限の価値を作り出せるはずです。
ならば価格も無限。
この辺はセルフイメージにもかかわってきますが、勇気を持つことです。
覚えておいてください。
2012年1月31日:ホッピングライブを観て
先日、恵比寿のもつ焼き屋さんでホッピングライブがありました。
出演者が知り合いばかりだったのと、あまり埋まっていない(笑)とのことで
知人を誘い観に行ってきました。
演者たちは慣れたもので、テーブルのスペースもなく、マジシャンが立つ場所さえ
少ない場で、うまく立ち回っていました。
正直、身内ということもあり、見切れるかな?とも思っていたのですが
とんでもない、ほとんどフラッシュもなく、つまりは僕も1人のお客さんとして
きちんと扱われたということです(笑)。
いつもマジシャンが入っているお店ではないので、しょうがないかもしれませんが
お店の方との連携が、正確に言うと料理との連携が上手く行っていない所が
あったと思います。
飲み物2杯、串焼き5本、マジック6人?ついて3000円なら、結構安いと思うんです。
でも、串焼の出るタイミングが悪く(少なくとも僕のいたテーブル)、出てきてからも
マジシャンが連続し、若干冷めてしまいました。
これはもったいない!
再度言いますが、レギュラーでマジシャンを入れていないお店に、これ以上を要求するのは
酷なことです。後は全体のコーディネーターがどれだけうまく回すか、にかかってきます。
ま、そのへんが今後の課題ですかね。
ただ、お客さんは非常に楽しんでいましたよ。
何人もいっぺんにマジシャンが見られることも少ないですし、それぞれ個性があって
飽きも来ない。一般の人を連れていくイベントとしては、価格もクオリティも
申し分ないと思います。
ちなみにですね、レギュラーで入るお店の場合には、一定の手順があります。
(個人的な感想ですが)
・まずは、お店に普通にお客として行く
これはマジシャンで入ることが決まってからのほうがいいでしょう。
そして、自分だけでなく、ほかの人も入るならその人もできるだけ一緒に行く
顔合わせと、スタッフの動きを頭に入れます。
・実際に動き出す前に、ミーティングの時間を取ってもらいマジックを見せる
飲食店のスタッフは、自分たちがお客さんを楽しませる!そういう意識をもっている人が
ほとんどだと思います。わざわざマジシャンなんて・・、という人も少なくはありません。
だからこそ、まずはスタッフに楽しんでもらいます。
この時に手を抜いてはいけません、しっかりと楽しませる必要があります。
もしここでつまらない、となったら、四面楚歌の中で仕事をしていくかもしれませんので
注意してください(笑)。
そして、マジシャンがいない時には、マジシャンのいる日に来てもらうようにコマーシャル
してもらわなければいけません。そのためにも、しっかりと演技します。
・実際に動き出したら、邪魔にならないようにコミュニケーションをとる
仕事中にマジックを見せるわけにはいかないでしょうが、できるだけコミュニケーションを
取りましょう。比較的楽な方法は、一緒に賄いなどを食べることです。
「同じ釜の飯を食う」という行為は、非常に強力です。
マジシャンよりも長くお客さんに接するわけですので、色々と話をしているはずです。
そういったことの情報収集にもなります。
・自分が演技しないときに、お客さんとして行く
1つにはお客さん目線で見たときに、何か見えてこないか、ということ。
もう1つは、お店への好印象を持ってもらうため。この時にもできるだけ1人ではなく
友人などと行って、きちんとお金を使いましょう。
というか、友達を連れていけないようなお店で働いても先はありません。
・もし自分がほかのお店で働いているなら、そのお店を紹介する
できれば、ほかのお店の方がランクが上だったり、サービスが行き届いているなら
なお良しです。そういったお店に、店長などを招待するのがいいでしょう。
マジシャンのコントロール法なんて、わざわざほかのお店に来なければ
自分たちのものが唯一絶対だと思ってしまうものです
つまりは、できるだけマジシャンをうまく使ったほうが、得なんだ、と
思ってもらうわけです。これマジシャンからアドバイスするのは、少々気が引ける事が
多いと思いますので、論より証拠で見てもらうのが一番です。
単にレストランに行って、マジックして帰ってくる
そんなのはレストランマジシャンではありません。
マジシャンが入ることで、レストラン内がより良くなる
それはお客さんへも、スタッフサイドにも
そんな影響を作れる人が、優秀なレストランマジシャンです
2012年1月2日:ヘキサゴナルメソッド各論1
何回か前に「ヘキサゴナルメソッド」に関して、図も含めてここに載せました。
文章よりも、ああいった絵の方がイメージは伝わりますね。
まあ、金剛界曼荼羅のようなものです。不立文字と言ってしまうと大仰ですが
気持ち的にはそんなもんです。
ではそのうちの1つくらいは、考えてみましょうか。
売り上げを上げる方法は3つ
・新規顧客を増やす
・購入頻度を上げる
・平均単価を上げる
これしかありません、
では、平均単価を上げるとしましょう。マジックを使って、何ができそうでしょう?
本来はマジックを使わなくったっていいのですが・・・
簡単な方法としては、平均滞留時間を上げる、ということです
これはネットショップなどでも同じですが、長くそのサイトにいると購入する可能性が上がるのです
そのために、どうにかして長くそのページにいてもらおう、と策を施します。
つまり、お店に長くいてもらえば、それだけ単価が上がる可能性があるのです。
ということは、マジックがあれば長くいてくれそうですね
コーヒーが一杯多く出る、デザートが一品多くでる、そういったものの積み重ねですね
また、お客さんに接するタイミングができるのですから「いかがですか?」の一言が
言えるわけです。
最近はないですが、ファーストフードの「ご一緒にポテトはいかがですか?」です
(クロスセルやアップセルなどと言われるものですね)
余談ですが、牛丼の吉野家が「オプションで生卵はいかがですか?」というようになったら
相当な利益が出るようです
他に何か平均単価を上げる方法がありますかね?
いくら以上の代金の場合には、マジックの道具プレゼント、なんていうのも面白いかもしれません。
おまけで単価を上げる方法、または価値を上げる方法もメジャーですね
松・竹・梅の戦略もとれそうですね。
これは価格の比較をしてもらい、上位の購入を促すものです。
価格の差はわずかで、マジシャンのマジックが付属するかどうか、などといった作戦も取れるでしょう。
どうにかしてお客さんの平均単価を上げる、そこにマジシャンがどう絡めるのか?
または絡まずにできることはあるのか?
ぜひ考えてみてください。使い捨てのマジシャンなら、そんなことを考えなくてもいいのですが
お店と長期にわたっていい関係でいたいなら、ヘキサゴナルメソッドを考えてみるべきです。
12月19日:コンテストとレストランマジック
まただいぶ開いてしまいました。
さて、今までに、僕は大きな大会で賞を取ったことはありません。
国内大会、国際大会共にです。
正直、無冠に近い状態で歳をとってしまい、それゆえにコンテストに堂々と出るのも
はばかられるところまで来てしまいました。
これは、コンテストは若手のためにある、という考えを持っているからでもありますし
評価をしてくれる方と、仲良くなりすぎている、という部分もあります。
正直国内大会では、審査員になる方はほとんど知り合いでしょう。
そんな中、微妙なラインで賞をとっても、後味は悪いです。
ブッチギリのトップだったら、なんの問題もないのですが・・・
そんなふうになれるように、頑張ってみたいとは思っていますが、今の僕には
リアルの場で、お金をいただいてマジックをすることの方が得意です。
まだまだいたいけな若い子で、コンテストで賞を取れば、道が開けると思っている
らしき人もいるようですが、全くの勘違いです。
正直どんな大きなコンテストで賞をとったところで、雇ってくれる人やレストランにとって
関係ありません。
よっぽど、ほんのちょっとでも、下手でも、テレビにでている方が喜ばれるでしょう。
その点では、今の最強はからくりさんでしょうね。
まあ、この方の実力を知っているのは、長く深くマジック界にいる方だけでしょうが。
冷静に考えれば分かることですが、相手はビジネスをしたいのですから。
そのマジシャンを入れて、お客さんが本当の喜んでくれるのか?
単価が上がるのか?新規客がくるのか?そういったことを第1に思っている
はずです。だってビジネスですから。
僕は大きなコンテストで賞はとっていませんが、レストランワークではそれなりに
自信がありますよ。
だって、そこに焦点を合わせているから。
どちらに焦点を合わせなければいけないのか?とか
どちらに合わせるのがいいのか?とかではなく
目的とその焦点の合わせ方が重要なわけです。
賞を取ることと、お金を稼いで生きていくことは、マジックの世界では
まだそれほどきれいに共存していません。
ぜひ、覚えておいてください。
なんで、これを思い出したか、というと
先日あった「The MANZAI」というテレビ番組で、久々に本気の漫才をたくさん見ました。
この方々は、コンテストがテレビであるので、同時に名前が売れます。
そのため、優勝すると同時に、知名度が上がり仕事になるわけです。
(とはいえ、近年のM-1のように1位でも、その後の仕事がぱっとしない場合もありますが・・・)
マジックもそうなれば、もっと裾野が広がると思いますが
競争は過酷になってくるんでしょうね。
競争が過酷になったほうがいい人と、嫌な人と
あなたはどちらですか?
どこに焦点を向けています?
僕は、過酷になることを希望します。
そのほうが、僕の能力がどの程度のものなのか、よりはっきり分かるから。もしその時には、僕も本気でやらせていただきます。
10月10日:チップはどうします?
レストランやバーで演じると、お心付けを頂くこともしばしば
どのように対処しましょうね?
ある意味で、非常にデリケートな問題です
もちろん、回答は1つではないはずです
お客様から頂いた場合、出されたものを受け取らないもの失礼ですから基本的に
受け取っていいと思います
ただし、マジックを見るのにお金がかからないことを最初には言っておかないと
いけません
また、チップのみが収入源の場合もありますから、そういった場合にはその旨を
伝えておき、きちんと取りに行く手順を組んだ方がいいでしょう
ただし、最初からその匂いが満載だと、基本嫌がられます
お客さんおよびお店の方は、そういった匂いに敏感です
個人的には最大限取りに行っていいと思いますが、態度や程度はしっかり
わきまえましょう
僕は手順中に、フローティングビルを行う場合があります
そうすると、しわしわのお札になってしまいますが、僕の中でこのしわ1つ1つが
僕のマジックの思い出になるものだと思っています
決して、そんなしわしわになったお札に対して、お客さんが「あげるよ」等と言うだろう
なんて考えて演じてはいません
どちらかと言えば、マリニの話みたいに
「マダム、その傷はマックス・マリニがつけたものだと言いなさい。そうすればさらに価値が上がるでしょう。」
ってやつですね
しわしわのお札が、僕のマジックを思い出すトリガーになるようにしているつもりです
受け取り方もそうなのですが、受け取った後のお店側との取り扱いも考えておかないと
いけません
お店によっては、チップは全て回収して均等に分ける、なんて場合もありますし
半分はお店に渡す、なんて場合もあります
少なくとも、お店側に「お心づけをいただきました」との報告くらいはしましょうね
また、仕事ではない時にバーやレストランに行ってマジックを頼まれる時があります
どこでも勝手にマジックを始める、恥知らずな事はしませんよ
そういった場合に、お店からお心付けが出る時があります
これに関しては、お店側は色々と考えて出してくれているはずですので
受け取っていいでしょう
ただし、どんな場合にも1回くらいは断りましょう
これは社交辞令になるのかもしれませんが、無駄に人間関係の摩擦を生み出したくは
ないでしょう
そういった真摯な態度こそ評価されますので
レストランマジシャンとしては、そこで短期的なお金を頂くよりも
長期にわたって収入になったり、資産にできるようなモノを作り出しておくことのほうが大切です
マジシャンにチップを出すよりも、同じ金額をお店に使ってくれた方がありがたいのです
そして、何よりも大切なことは
お金は「エネルギー」であることです
相手の感謝の気持ちが結晶化したものです、それをどう扱ったらいいのか
十分に注意しましょう
10月7日:あなたは選択できる
IBM東京リングの第2回目パーティーが終了しました
テーブルホッピングのコンテスト、と言うことでどうなるか分からなかったのですが
結果としては、僕自身も得るものも大きく、色々と勉強できたものだったと思います
これは、コンテスタントも同じだと思っています
ある意味で、非常に過酷な条件下で連続してマジックを演じていくのは
精神力・体力・マジックの腕・お客さんをあしらう経験など
ある意味リアルな力を要求されるものでした
ただ、1つ通常の現場と異なるのは、マジックを知っている人がほとんどである
というお客さんの質
それが有利に出た方と、不利に出た方といました
しかしながら、これはどちらからでも得るものがあったと思います
自らの糧にして、これからのレストランワークに活かしていって欲しいです
参加していただいたお客様に、1つお伝えしておきたいことがあります
決してレストランワークは簡単ではない、と言うことです
そんなリアルな場にいる若きマジシャンたちを、ぜひ温かく支えてやって欲しいのです
そして
ユージン・バーガー氏もその著書「シークレットオブレストランマジック」で言っていますが
レストランはマジックを演じるのに、決していい状況ではありません
そして、その大きなファクターは「お客さん」です
コンテスタントに限らず、レストランワーカーの方は
1つ心に留めておいて欲しいことがあります
自分の演技スタイル、自分の演技がしてみたいレストラン、自分の大切なお客さん
全て自分で選べるのです
こういったものは、自分で「決める」ものなのです
時間が来れば勝手に来るものでもありません、自分で決めて、自分で行動していくのです
「求めよ、さらば与えられん」
簡単に言ってしまえば、これです
今回のコンテストを通して、何を選択しようと思ったか
それがとても大切なことになるような気がします
選択とは何かを選んで、何かを捨てる行為です
怖いこともあるかもしれませんが、新たなものを手に入れるには、何かを手放すことや
破壊することも必要になります
それを怖がらず、理想に向かって進んでいきましょう
9月25日:ヘキサゴナル・メソッドその2
以前語った、ヘキサゴナル・メソッドですが、イメージにしてみました。
無駄にかっこよく画像を作ってみたのですけどどうでしょう?
かなりイメージしやすいとは思うんです。
本当は六芒星の真ん中に何か文字を入れた方がいいのかな、とも思うのですがどんな文字がピッタリ来るでしょう?
そのまま
「All About レストランマジック」
か
「The strategy of レストランマジック」
でしょうか
マジック単体で考えるのではなく、レストランの利益向上の中へパーツとして組み込む感覚を持ち合わせる必要がでてくるんですね
実際にレストランでマジックをしている方、この視点を持ってレストランワークをしてください
それが、レストランマジシャンに本当に求められることのはずです
そしてテレビマジシャン等には、また別のファクターを求められるわけです
その分野に関しては、僕は門外漢ですし、得意でもありませんので、ここではもちろん触れません
僕がここで伝えていきたいことは、あくまでレストランワーク、リアルな現場でのサバイバルの方法です
9月18日:ト・ク・ベ・ツ
マーケティング戦略の一つとして、この「特別感」を作り出す、と言うことがあります
よく知られたものですと、空港のラウンジがありますね
ビジネスクラス、ファーストクラスのお客さんはエコノミーの方とは
全く違う扱いを受けられます
(私はビジネスにも乗ったことがないので、知る由もないのですが・・・)
これは、ジェームス・スキナー氏の「お金の科学」の中でも語られている
事ですが、彼はトップクラスのお金持ちなので、実際にこの戦略がどれほど
効果的か理解しています
もちろん、こういったサービスは高額なチャージがかかっているわけなので
当たり前だ!と感じる方もいるでしょうが、考え方としては逆ですね
お金を使って欲しいなら、特別感を提供してあげるのです
明確に「大切なお客様なのです、あなたは!」と伝えてあげることで
頻度が上がり、単価も上がります
「ここを利用すると、特別感が味わえる」と認識すれば、そのお客さんは
そのお店を利用し続けるはずです
これは高級店だと、特に感じるものですが、マジシャンにとっての
レストランワークなどでは利用できないのでしょうか?
もちろん、可能です
それも簡単に
あなたの努力だけで、この特別感のうち、世界で唯一のモノをお客さんに
提供することができます
さて、何だと思いますか・・・?
・・・
・・
・
答えは、「名前を言う」と言うことです
「○○さん、ありがとうございます!」とか「○○さん、お久しぶりです!」など
簡単なものでいいので、相手の名前を言ってあげます
これだけです
これだけですが、これは世界で1つだけの「あなた」という人を、きちんと大切に扱っている
という証拠以外の何ものでもないはずです
レストランなどでしたら、予約の段階で名前が分かることがほとんど
ですので、その名前を覚えておく、もちろんこちらも名乗るのが大事だと
思いますが
そして、できればその方の名前を使っているようなマジックも演じると
さらに特別感がでます
誕生日などに、そういったマジックをすると涙を流している方がたまに
いますが、それは日常感じるのことのない特別感を感じる部分が
あるからです
僕自身、人の名前を覚えるのが非常に苦手なのですが、この能力は
欲しいものの1つです
マジシャンに限らず、サービス業の方はぜひ意識してお客さんの名前を
覚えてください
そして、その名前を通じて「特別感」を作り上げ、伝えてあげてください
8月9日:ヘキサゴナル・メソッド
少々真面目にレストランマジックのことを真正面から、書いてみます
題名に「ヘキサゴナル・メソッド」と書きましたが、これは僕の頭の中にあるメソッドです
ベースになっているものはジェイ・エイブラハムの理論と、そこに対してマジックを絡める
と言うシンプルなもの
以前のワークショップでも伝えたことですが、いわゆるサービス業において、売り上げを
上げていく方法はたった3つ、これらをきちんとこなせば、確実に売り上げは上がります
1:新規顧客を集める 2:お客の購入単価を上げる 3:お客の利用頻度を上げる
この3つを徹底するだけで、お店の売り上げは確実に上がります
ここは正直マジック的手法を使わなくても、世の中にいろいろと解決法が溢れている
感じですので、まずはそれを行いましょう(まあ、行っていない方が多いのですが)
マジックを利用するのは、1,2,3の部分にダイレクトではなく、1+2、2+3、3+1
の部分に焦点を当てた方がいいのではないのか、という考えです
これで、全部で6つのポイントができるので、ヘキサゴナルと表現しています
イメージは正三角形が2つ互い違いで合わさっている感じですね
単純に新規顧客の集客なら、チラシ配れって話ですからね
で、新規顧客を集めつつ、単価も上げたいなら、ちょっと複合的な手法が必要になるはず
そこで、コンテンツとしてのマジックを利用できるのでは?と思うのです
例えば、誕生日マジックコースを作って、コースを複数作って単価を上げつつ
そういった特別な日だからこそ、高めのコースを楽しんでもらったり
コースによっては、マジックグッズのおまけが付くとか
単純に「集客」と焦点を当ててマジックの利用方法を考えるよりも
より複合的な立場でマジックを使った方が効率がいいのではないでしょうか
このメソッドに関しては、もう少し検証をしていかないといけないですが
今までのレストランマジシャンの頭の中にはない、全く新しいメッソドだと思います
ぜひ、このような視点を持って、レストランマジシャンとして活躍してみてください
7月18日:シークレットオブレストランマジック
折角、日本語版を出しましたので、ダイジェスト的に内容を少々
ユージン氏が書いているレストランマジックの仕事のとり方ですが、基本的にはカーク・チャールズ氏
等が書いているものと同じです
順序的には、ユージン氏の本から学んだのだと思います
方法は2つ
1つはコールドコールをかけて、オーディションの連絡を取る
もう1つはオーディションに関しての連絡をしてみる
というもの
訳文中、上手く訳しきれていない感じもあるのですが、簡単に言えば
営業の電話をかけてオーディションを受けるのか、それとも人づてなどで頼むのか
ということです
もちろん、人づての方がいいです
しかも、その間に入ってくれる人に信用があればあるほどいいです
これは「信用を借りる」などと表現され、コピーライティングのテクニックや恐らく
NLPなどでも同じような概念があるはず
ただし、どっちにしても仕事は降ってくるものではないということ
何か自分からアクションを起こさなければいけません
自分を売り込む時のメッセージや、その際のマジックなど
あなたは持っていますか?
「こんなお店でマジックができたらなあ・・・」と思っているくらいなら、その提案を
素直にしてみてはいかがでしょうか
もちろん他にもいろいろと考えておかなければいけないことはありますが、その前に
行動をしないから、結果がついてこないことがほとんどです
ぜひ行動をしてみてください
6月27日:効果と仕事量
タイトルにしてみましたが、いまいちしっくりきていません
もしかすると「価格と価値」の方がピッタリかも
僕がいつも使うのは、こっちの言葉です
最近特に感じることは
「仕事をすればするほど、貧乏になる」
ということです
これを聞いて(読んで)、そんなことがある分けない!
と思う方もいるかと思います
でも、僕の中で、これは確実なものになってきています
「長い時間仕事をすれば、その分お金が入ってくる」
という考えは、要は「時給」の考え方です
これはその時間内の内容ではなく、時間に対してお金を支払ってもらっている
わけですが、時間には限りがあります
つまりは、どんなに頑張った所で、限界はすぐに来ます
これを超えるには、「時給」的な考えを捨てること
つまり「時給」という「仕事量」での判断をしてお金を頂くのではなく
行った仕事の「効果」をお金に変えていくようにしなければいけません
効果が十分にあるなら、たとえ10分の仕事であっても
10万だろうが100万だろうがチャージできます
仕事をせずに、効果を上げることに頭をひねり、最大限の効果を上げるような
仕掛けを施して、短時間の仕事を行う
(基本的に、本当にその人がしなければいけない仕事なんて、極僅かな物です)
こういったことを考えないで、毎日の仕事をダラダラとしていると、貧乏に一直線
ということです
これのどこがレストランマジック?
あなたは、自分の効果を最大限にするための作戦を考えるために
どれだけの時間を1週間で作っています?
同様に、レストランの効果を最大にするための作戦を考えるために
どれくらいの時間を作っています?
あなた自身とあなたのお店、貧乏まっしぐらになっていませんか?
価格ではなく価値を売る、そんな思考になりましょう
6月5日:愛を伝える5つの方法
少々恥ずかしいタイトルですが、一部でそれなりに有名な本です
コピーライターなら「影響力の武器」などと同様に薦められるもの
結婚している人なら、伴侶とともに読んでおくことをお勧めしますよ、この本は
で、何が言いたいのか、といえば
「人によって受け取り方はさまざま」
ということ
マジシャンは不思議を提供しなければいけないのですが、それは
自分にとって最上であって、お客さんにとって、ではない
ということ
種明かしばかりをしようとしているお客さんがいるとします
その客さんはそうやってマジックを楽しんでいる可能性があるわけです
それが最上の楽しみ方なのかは別として
(僕は冷静に説き伏せることがあります、それは周りの方のテンションのためで、もし個人的好みでそんな静かな説教をするのなら、ただのドSです)
自分の視野だけで捕らえずに、いろいろな視点を持った方が良いわけです
最愛の人間に「愛している」と言葉で伝えても、伝わらず
サマンサタバサのバックをプレゼントすることに愛情を感じてくれる場合も
あるわけです
僕も若いころには、不思議を提供することが一番大事だと思っていました
でも、そうではないんだ、と気づき
目的は変えずに手段を変えたんです
そうすることで、自分もお客さんもストレスを受けにくくなっているはず
あなたのエゴのためにお客さんがいるわけではないのです
ルールはシンプルに、思考はフレキシブルに
手段と目的を混同せず、夢は大きく
常に進歩を目指していってください
5月25日:衣装の扱い
現場に出ていないのが、マルばれな更新頻度で申し訳ありません
先日、池袋のジョイアにご飯を食べに行きました
マジシャンは和田君
UGMのコンテストなどにも出場しているので、知っている方も
いらっしゃるでしょう
クロースアップもうまいんですよ、ホント
ただ、感心したのは、衣装もマジックの道具もすべて1つの
バックの中に入るよう、持ち歩くものをコントロールしていること
服だけではなく、靴までバックの中に入っていました
正確には、ガラガラ引くタイプのものです。
機内持ち込み可能なくらいの大きさのやつ
正直和田君の家までもそれほど遠い距離ではないので
靴くらいは・・・とも思うのですが、きちんと「衣装」と「私服」の
切り替えができているところなど、プロらしい姿を見ました
僕の家も、ジョイアからは近いので、僕は衣装も着てくる可能性が
あるなあ、と思いました
この几帳面な性格、僕はうらやましくもあります
以前はそういったことにも気を払っていましたが、最近は
とんと無頓着になってしまっています
これはレギュラーの現場なら多少は許されるとは思います
でも、1回コッキリの現場・クライアントの人が見たら・・・
「この人は普段着のまま仕事をするのか・・?」
と思われても仕方がないですね
もし、プロ然とするなら、まずは外見からやってみましょう
これはするかしないか、だけです
非常に簡単な行動ですが
はっきりとしているものでもあります
第1印象から注意していきましょうね
5月9日:お客様の声
これまた、だいぶ時間があきました
現場に出ていないので、変なことは書かない方がいいという
無意識の判断だと思いますが
セールスレターなどでは「お客様の声」を利用することは一般的です
英語だと「テスティモニアル」等と言われます
これは、内容に関して、信じてもらうために使う物です
レストランマジシャンとて同じでしょう
同じレストランの中でのことなら、今までにそのサービスを受けたお客さんから集める
できれば顔写真付きで
(この辺が難しいのですが、そこは誠意OR対価で許可をもらいましょう)
始めたばかりなら、お金を出してでもこれを集めることをおススメします
そして、外に出て行くなら
例えば新しいレストランへの営業などをするなら
今までのお客さんの声だけではなく、雇ってくれたレストランの店長の声や
同業者からの推薦なども集めれるといいですね
ライティング分野での「3つのNOT」というものがありますが
(ココはレストランマジックとは関係の無い部分なので、割愛しますね)
そのNOTを飛び越えるために、有効な物がこのテスティモニアルです
どれだけ集めておいても決して無駄になる物ではありません
ぜひ積極的にお客様の声を集めてみてはいかがでしょう
この時にも、自分の欲しい声を集める方法、または効率よく声を集める方法など
いろいろと手はあるのですが、それはまた別の話
ビジネスですので、今の一手だけではなく、先の一手を考えて行動しましょう
連続していってこそビジネスです
4月17日:レストランでの告知に関して
少々間が空いてしました、今回は告知に関して
既にどこかに書いた気もするのですが・・
レストランにマジシャンがいることは、基本的にお店に来た人しか知りません
ですので、いろいろな所に告知をして、たくさんの人に知ってもらうわけです
このときにお金をかけてチラシを作ったり、様々な媒体で告知するのですが
もちろん効果・効率を考えないといけないですね
お店がお客さんのメルアドとかを持っているのでしたら、それを最大限利用すべきです
そして、ブログやフェイスブック、メルマガがしているのなら、それも最大限に利用しましょう
だって、お金はかからないんですから
そしてもう1つ、実は非常に強力な広告方法があるのです
忘れてしまいがちですが、何だと思いますか?
・・
・
お店の人から、お客さんにダイレクトに言ってもらうんです
たとえば、マジシャンは毎週木曜に来るとします、でしたら他の曜日には、お店の人に
「ぜひ木曜に来て下さい、楽しいマジックが見られますから」
と言ってもらうのです
これも全く無料の告知ですが、でもやっているところは少ないと思います
お店にしてもこの一手間を取ってくれるかどうか、そこが非常に重要です
マジシャンを入れても売り上げが上がらない、その理由は大抵こんなちょっとした努力です
もちろん、マジシャン自身がこういったことを手がけてもいいでしょう
口コミマーケティングやバイラルマーケティングなどの仕掛けや仕組みを勉強しておくと
いろいろなアイデアを生み出せるかもしれません
レストランマジシャンは、様々な知識がないといけないのです
3月30日:志と勤勉さ
昔のHPでも中国古典はよく取り上げていましたが、今回も
「功の崇きはこれ志、業の広きはこれ勤勉」
かなだけで書くと
「こうのたかきはこれこころざし、ぎょうのひろきはこれきんべん」
何かをなそうとする際には、まずは志が必要であるということです
もう少し平たい言い方をすれば、目的意識、位に考えればいいのではないでしょうか
何をしたいのか、どんな結果を得たいのか、そのゴールなどが見えていないなら
いい結果など手に入れられない、というもの
レストランマジシャンなら、どんな結果を得たいのか、それをはっきりさせましょう
基本的にはレストランに儲かってもらうことが大切ですので、そこにどうアプローチを
できるのか、基本は3つの事柄しかないですね
(ココはジェイ・エイブラハムの考えですが)
でもこれだけでは片手落ち
目的が見えても、それを志で持っても、実行しないと意味がない
そこで「勤勉さ」が必要になってきます
一発屋のようなものをお望みなら、勤勉でなくてもいいでしょうが
確実に何かの結果を得るなら、勤勉である必要があります
時間やお金をかけて、自分の能力を上げていく人間になっておくこと
これが、どんな場合にでも結果を導ける頼れる男、ってことになるのでしょう
できれば、それを何らかの形で人とシェアできるくらいにまでなっているといいですね
最近は現場に出ることもほぼないので、なんとも気弱な言葉しか吐けなくなっている
自分が心苦しいです
実践に裏打ちされた、荒削りでも骨太な、そんなマジシャンでいたいです
3月14日:有事の際のマジック
状況は、分かっています
でもマジックを演じて欲しい、そう思います
お金を稼いでください、それは社会貢献なのですから
今は現地の人たちにとって、全く必要のないものでしょう
必要な物は生命維持のための品物です
だからと言って、安易に何かを送りつけるのは、混乱の元です
物が一巡した所で、心の病が現われてくるはずです
今は日本全体で非常に冷静な対応をしていますが、過度のストレス
にさらされているのは確かです
どこかでそれを、少しずつでも解消していく必要が出てきます
その時こそ、マジシャンがマジシャンとして動く時です
東京はライフラインが生きているので、不便な程度で生活できています
だからこそ、このストレスが早めに吐き出されてくる可能性があります
ぜひ、自分の仕事に誇りを持って、マジックを演じてください
動ける人間が行う一番いい行動は、経済活動だと思います
自らの身は自らで守りつつ、いつもと同じ活動をしていくことを心がけましょう
2月16日:最初の30秒?
レストランマジック、テーブルホッピング形式のマジックを演じる際に
「一番難しいものは?」と尋ねられたら、「テーブルに入る時」と答える人も多いはずです
短期決戦のマジックの場合、テーブルアプローチこそ、恐らくは一番慎重になるでしょう
ジェイ・サンキーが「最初の30秒」と言っているものです
あ、ジェイ・サンキーって、若いころかなり本格の使い手だったんですよ
今はなんか・・・ちょっと・・・な、感じですが
で、彼は自己紹介をしてからマジックを始めると言っています
別の方は、ナンパのドロップアプローチのような方法を、教えてくれています
「どなたか、白いナイフを落としました?あ、ごめんなさい黒いナイフでした」
というやつです
どちらがいいのか、それはもちろん好みですが
大切なことは、相手に一人の人間として認めてもらい、マジックに興味を持ったら見てもらうこと
です
一人の人間として認めてくれないのなら、その場を離れた方がいいですし
マジックを見たくないのなら、やっぱりその場を離れましょう
お互いの時間を無駄しない方が、生産的です
もちろん、短期決戦の際には、相手に興味を持ってもらう様々な手を使用するのですが
恐らく一番強力な方法があります
・・・
・・
・
相手が「で、マジックは?」と言われるくらいまで待つんです
これ、やってみてください、つらいですよ(笑)
ただし一番お客さんの興味が上がっている段階でマジックをスタートできるので
その後が非常に楽です
マリニじゃないですが、「待つさ。5分でも、10分でも。相手が興味をもってくれるまでね。」
ってところです
押し売りのマジックじゃないものにするためにも、チャレンジしてみてください
1月30日:意外に気がつかないポイント?
レストランマジックの資料の中でも、比較的簡単に手に入る物として、ブルース・カルバーの
「レストラン・ポートフォーリオ」と言う本があります
ホーカスポーカスなどで売っていますので、ぜひ買ってみていただくことをお勧めするのですが
そこで、折につけ触れているモノがありました
それは「臭い」です
レストランに行って仕事をもらう際や実際に演技をしている際など、この臭いに注意しろと言うのです
体臭・口臭、何箇所にも及んで、注意をしていました
僕も、実際に演技をする際に(お金をいただいて演技する際)注意する点に、この「臭い」を
加えてあります
バーなどに出演する際には、できるだけ直前にシャワーを浴びたりして行きますし
デオドラントのスプレーなどは、グルーミングのアイテムが入っているバックにはもちろん入っています
口臭予防のスプレーは小さいですから、マジックの道具が入っているバックにも確実に入っています
自分では気がつかなくても、相手には不快になってしまう場合があるものなので、注意しています
もちろん、過剰になるとそれもまた迷惑なのですが・・
本格的なバーでは、お酒を楽しむ所ですから、化学合成された過剰なにおいは好まれないでしょうか
通常のバーやレストランでしたら、常識の範囲内なら問題ないはずです
それなりの年齢になってきているせいか、加齢臭に嫌悪感を抱くようになってしまっていますが(笑)
そんな臭いのするマジシャンに来られても、あまり楽しめないような気がしますからね
清潔でいることは、さして大変なことではないはずです
そして、この「清潔でいる」こともお客さんに対しての、もてなしの一部であることだと
思っています
1月22日:不思議の濃度
最近は、あまり現場に出ないのですが、先日久々に銀座のバーに出しました
朝8時からアメリカのメーカーとスカイプをして、1日ネットショップを切り盛りし
夜はバーに入って夜中の2時くらいまでマジックを行うのは、なかなかハードです
もちろん、決して初めての状況ではないので、体力を分散して演じるわけです
あまり新しい手順を演じないのは、お店にとっては申し訳ないな、と思いつつ
お客さんには関係ないので、心は揺れ動きます
そんな中で、夜中に5名のお客様からお店にTel
どうも、マジック目当て
酔漢か?と思ったら、てっぺん超えても極めて明瞭な方々ばかり
マジック見慣れていますね、こりゃ
実際演じてみても、確かにリアクションは薄い
でもそれは僕が失敗しているわけではなく、お客さんが慣れているだけ
こちらとしては、不思議を感じるよりも楽しんで欲しいので、不思議の度合いを
上げるつもりはありません
恐らく、ここで作戦を取り間違えると、お客さんを追い込んでおしまいになってしまうでしょう
今後もお店に来てもらうことが一番の目的
お客さんに「楽しかった、また来るよ!」といっていただくのが仕事です
自分でマジックを行わないお客さんで、「オレはマジック知っているからさ!」
なんて人を怖がる必要ありません、強力なマジックを演じる必要もありません
きちんとマジックを行えば、それで十分のはず
今回のお客さんに、僕はちょっといたずらをしてみました
僕の好きなパケットの1つ「パトリシア」を演じてみたのです
たった4枚で連続して起こる現象
通常、このトリックを一般の方に演じるには、何が起こるのか少し先を推測させつつ行う
必要があると思います
でも、マジックを見慣れている人なら、まあついてくることのできる現象です
手順構成も非常に良くできていますので、そのまま演じれば相当に不思議なのですが
マジックに慣れている、と思っている人たちには刺激が強すぎたようで
あまり現場でカウントを使うようなトリックを演じる人が少ないので、こういったトリックに
触れたことが無いんでしょうね
とはいえ、そんなマジックばっかりで押すことは、好みではありません
濃度は濃淡ついてこそ、味わえますので
あなたの手順、むやみにお客さんを追い込んでいませんか?
1月6日:集客ってマジシャン?お店?
レストランマジックというよりも、マーケティングの内容に入ってしまいますが
恐らくこれができれば、どのお店からでも好かれるマジシャンになるのではないでしょうか?
僕は疎いのですが、昨今ソーシャルメディアがはやっています
ご存知、HPやブログ、これらは既に知名度が十分にあるところでしょう
ミクシーやツイッター、フェイスブックなどが最近の流行ですね
(ミクシーはだいぶ古いかもしれませんが)
プライベートで使う気はさらさら無いのですが、これを応用してお客さんとの
コミュニケーションに使うなら、いろいろとアイデアは出てきます
レストランマジシャンの仕事は、レストランのためになること
具体的には、利益アップなわけです
これに貢献できる方法は基本は3つ
リピートの頻度が上がること、客単価をあげること、新規客を呼ぶこと
これらができればOKということ
このうち、客単価に関しては、来てくれたお客さんとの対応でどうにかなりますので、ちょっと後回し
その他2つを考えましょう
頻度を上げる、新規を増やす
まあ、マジシャンではなくてもこれができれば、どんな業種でも喜ばれるわけですが・・・
取り組みやすいのは、頻度を上げることでしょうか?
これは定期的に関係を持つことで、少なからず信頼などが上がり、お店に来てくれるようにもなります
一番いいのは電話やメールを送ることでしょう
何か、キャバクラの女の子みたいですが、これ非常に大切だと思います
これもある程度効率化して行くのがいいのでしょう
その際にはブログなどを使うのがいいと思います。
その前段階で、ツイッターやフェイスブックなどを使い、相手とつながっておいて
そこにブログやHPへの誘導を行えるように、プロフィールにURLなどを記載しておくわけです
そして、ブログやHPでは自分のスケジュールを公開し、いつにどの店舗に行くのかなどを知らせる
ここまではしている人がいますが、さらに進めて
できればメルマガ登録などができるようになっているといいのではないでしょうか
登録してくれれば、何人もの相手に一気にメールを送れることになるわけです
メルマガの設定なんて、今ではそれほど難しいものでもないのですが、そこまで進めている人は
まず見かけませんねえ
マジックショップではありますが、あれはカートシステムに大抵はついている機能で、他のショップでも
使っているからでしょう
メールマガジンで定期的に、相手のメールボックスに情報を送る
ブログなどにお客さんの写真を載せさせてもらう
など
メルマガは文字情報、ブログは文字+写真と情報量を大きくできますので
メルマガ→ブログ・HPの方が、流れとしてはいいんですよね
いろいろと手があるはずです
そして、ブログのコメント欄などに積極的に参加してもらうといいでしょう
この参加してもらうことが、非常に大切になります
お客さんの思いやリクエストなどが、こういった部分に出てきますので、それらを汲み取って
提供すればいいわけです
さて、ここまで読んで
これって、マジシャンの仕事?と思った方、非常に冷静です
実は、これ各店舗で行えばいいんですよ
でもレストランなどではそういったことも行わず、お客が来ないと嘆くわけです
僕には意味不明なのですが・・・
簡単なことじゃないですよ、やり続けるのは難しいです、でもシンプルでしょ
もしマジシャンがお店にこういったことを教えられるのなら、その人はお店にとって
マジシャン以上の存在になれますね
マジシャンは、魔法使いの役を演じる役者である ロベール・ウーダン
マジシャンは、マジシャンの役を演じる役者である ポン太・The・スミス
レストランマジシャンは、ビジネスマンたりえるマジシャンである 小林洋介
1月3日:学ぶことと学び方
僕自身、勉強は好きですが勤勉かどうかは「普通」程度だと思っています
決して非常に勤勉な人間ではないと
ただ、それでも、そんな風に思われてしまうのは、この世界は簡単に言えば
甘いだけでして・・
かつてゆうき氏のレクチャーに出たとき(ゆうき氏が今の僕よりも10歳近く若いころですが)
司会の方が、若き天才ゆうきとも!みたいに紹介しました(そのころは本名でしたが)
それに対しゆうき氏が
「いや、僕が頭がいいのではなくって、周りがあまり良くないんで・・」
と言っていました(笑)
嘘のようなホンとの話ですが、半分は当たっていて半分は外れています
ゆうき氏の頭は、非常にいいのですが、まわりが悪いのは本当です
僕も決して良いとはいえないのですが、勉強の仕方を知っているのが一番の違いです
最近ではマジック・ムーブメントの黒田さんがたくさんのDVDをリリースしています
そこで語られる洋書の知識に、僕ははっきり言って驚き、呆れるくらいでした
いまどきの人で、こんなに読み込んでいるパフォーマーがいるなんて・・・
その知識量がうらやましくもあるのですが、それ以上にどのように勉強しているのか
どんな風にノートを取っているのか知りたくもなりました
勉強した内容と同時に、その方法にも興味がいきます
勉強の方法にはいろいろとありますが、効率のいい方法として
「人に教える」というものがあります
人に教えるには自分の中できちんと整理されていることが大切ですから、非常に理にかなった
方法論です
でも教えておしまいではいけません、教えたらそこからさらに次回の対策を考えないといけません
教えて満足では、ただの自己満足ですから、お互いのためにならない可能性が大きいです
マジック教室のようなものをしていても、自身のマジックが全く上手くならないタイプの先生もいると思いますが
それは教えておしまいだからでしょう
アクションプランなどでいう、Plan-Do-See-Checkのチェックが抜けているわけです
自分の行動が律せない先生のマジックを、生徒が上手く出来るとは思えず・・・
まあ、青は藍より・・、という言葉ありますが稀有でしょう
僕も、学んだことは他人に教えて血肉にしたいのですが、どうも僕の勉強している知識を共有してくれるような
人も少ないようで、なかなか人に教える機会もありません
本当は、自腹切ってでも人を集めてやったほうが良いんですけどね
マジックを行って、何が上手く行った、何が上手く行かなかった
そういったものを教えあうと、レベルは各段に上がっていくと思います
一人でマジックを勉強するよりも、ともに切磋琢磨できる仲間がいた方が確実に成長が早いです
さらに、よき師がいればなおさら良いですね
学ぶこと、教えること、試すこと、検証すること
こういったことを常に意識してリアルワールドで動いてみてください
1月2日:ギャラとセルフイメージ
不景気のせいか、マジシャンの仕事場が減る・・・
と思いきや、意外に少なくならない銀座のすごさ。
レギュラーでマジシャンを入れているところもあれば
イレギュラーで入れているところもあり、まあ世の中まだまだ
余裕があるってことですよ
で、基本的に戦略立ててマジシャンを入れているお店も少なければ
戦略のあるマジシャンも少ないわけで。
間違って欲しくないのは、それが悪いのではなくって「分かっていますよね?」
って言うことです
「世界1のシェフになる!」といって、辻調理師専門学校へ行くのは理解できます
でも、その志を持って立川談誌のところへ弟子入りに行くのは違うでしょ?
まあ、そこで一旗あげられるなら、その人は噺家としてすごいのですが・・
単に「マジシャンがいれば、個性的な店!」位に考えているなら、それにマッチするように
マジシャン(風?)を集めればいいし、とにかく「マジックをする」と考えているマジシャンなら
そんなマジシャンを求めているお店に入ればいい、ということ
今のボクは、とにかくマジックをする気もなければ、安易なお店にも入りたくはない
というのが本音
自分がそのお店にいることで、マジックを演じる以上に何かお店に提供できることをしたいし
お店もそういった部分を求め、受け取り、感謝してくれるような所であってほしい。
最低限でもWin-Winということかな
もちろん、そんな恵まれた現場だけではないのですが、とはいえ安易に日銭に動いてしまうマジシャンが
多いように思えて仕方ないです
某先輩と話していることがありまして、銀座でマジシャンを入れているとあるお店があって
そこは異常にギャラが安く、マジシャンの扱いがお店のバイトスタッフ以下らしいのです
そんな噂を聞きつけた、某先輩・・
僕曰く「そんなところに入らなければいい!」
先輩曰く「洋介、そんな事言ったって、まあ仕事が無いなら仕方無いだろ。あるだけありがたいんじゃないか?」
僕曰く「武士は食わねど、高楊枝でしょ!」
先輩曰く「現実は、そうも言ってらんないだろうなぁ」
もちろん、先輩の言うことは分かります。でも僕の中ではマジシャン自身の持っているセルフイメージが
低くて自分の首を絞めているとしか言えません
安い仕事を請けると、数をこなさないといけなくなり、忙しくなると芸が荒れて質が落ちる
こうなると、単価の高いところからの仕事が来にくくなり、安い単価で食いつなぎ苦しくなる
と、デフレスパイラルのようになっていきます
高い単価の仕事が欲しいなら、そういった仕事を請ける準備をする
そして、低いものは断る
勇気がいりますが、これが非常に重要だと思います
その時に支えてくれるのがセルフイメージなのです
自分にはそれだけの力がある、と常日頃頭にインストールしておけば、それを補強していくようにスコトーマ
(脳が勝手に自分に入ってくる情報を、自分の求めるもののみに取捨選択してくれる作用、詳しくは苫米地博士の本を)
がかかって安いギャラの仕事なんて見えなくなりますよ
そのせいか、僕の元にはワリのよくないものって、来なかったし来ないねえ
僕がこの考えを最初に学んだのは、神田先生の本でしたがダン・ケネディの本に書いている
ものが元のようで、そちらも最近読みました
もう1回最初に戻りますが、そういう風に高いギャラが欲しくないなら、そんな考えを持たないで
好き勝手してマジックしてればいいんですよ
40になろうが、50になろうが、一生懸命やってください
ただ、僕はそれを望まない
レストランで仕事をするのがよくないのではなく、きちんと戦略をもって演じていたいということ
僕は40になろうが50になろうが、レストランに立ちたいです、ユージンさんのように
僕の中では、クロースアップでも一晩で10万程度のギャラはいただけると思っています
今の銀座なら、やり方次第でいけるでしょう
そしてそれを週に2回~3回程度、残りの日は勉強と充電
そんなことを「夢や妄想」と一笑するのは簡単なこと
でも、僕のセルフイメージは上記を支えてくれるものしか見せてくれません
できると信じているからだし、そういう自分になりたいから
恐らく一晩数千円で仕事をしている人と、演じているマジックが100倍も違うのか?といわれると
そうではないですが、もし達成できたとしたら、それは「自分がそれを望んだから」でしょう
求めよ、さらば与えられん
これは真実だと思います
汚い言い方ですが、自分のギャラを最大限に取ってこれる自分自身を作っています?
マジックなんて、その第1歩に過ぎません、その先を見据えましょう
1月2日:再始動
ようやくの再開にこぎつけました
というか、WPもなかなかてこずりました
お正月まで待って大正解!
そこまでの時間がなければ、対応し切れなかった
さて、あまり最近レストラン等に出ていないのでなんとも言えないのですが
若いマジシャンたちが多くなってきてうれしいのもあるのですが
私のようなロートルが出て行って、負けるようではいけませんよ
もちろん、一日の長があるので、僕も簡単には負けませんが
経験からではなく、知識から負けるのでしたら、それは皆さんの努力不足
正直、世界トップを走るような人はもちろん
いや、日本でトップを走るようならなおさら
常に走り続けていますよ
せめてそういった人に追いつこうと思うくらいの気概がないと困ります
何かの本に書かれていましたが、
ある若者が
「オレは、将来デカイことをするんだ!」
横にいた人が
「何で?(どんな分野で?のような意)」
いわく
「・・・何かで。」
そんな頭の悪い人のこと、誰が信用しますか!
でも、こんな感じの人って多いんですよね
(夜の銀座にも多い気がしますが・・)
つまり、口だけではなく、きっちり土台を作っていきなさいってこと
自分は上手い、と思っていたってプロでやっていけるわけではないし
その上手さを伝えなければいけないし、お金に買える方法も研究しないと
いけないわけです
そんなことを真剣に考えているのか?若手と真剣に話してみたいなあ