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衣装でスーツを着る5つの理由

マジシャンの衣装ですが
これは人によって様々です
派手な色のスーツを着ている人もいれば
おとなしいものを着ている人もいますし
また、全くラフな格好で演じるひとも
いらっしゃいます
 
もちろん、こうしなければいけない!
というような
何らかの拘束はないのですが
(場合によってはクライアントさんからありますが)
僕自身は、大抵はスーツを着ています
 
しかも、ブラックスーツであることが多いです
状況的にもう少し派手にしたほうがいい
と思われるときには、そうではない格好を
することがありますが、いわゆる背広にスラックス
という衣装がほぼです
 
これにはもちろん理由があってしていることです
 
今回はその理由を5つにまとめてご紹介していきたいと思います
もし自分の衣装をどうすればいいのか?なんてことに
迷っているようでしたら、何か参考になるかと思います
 
では、1つ目の理由ですが・・・

1:ポケットがもともとあるから
例えば舞台衣装を売っているようなお店に行って、服を買ってみていただくと
お分かりになるのですが、衣装のデザインや色身を重視してあって
ポケットが小さいとか、場合によってはなかったりします
 
正直、レストランマジックにおいて、バックを持ち歩くのは
面倒だし邪魔だと考えているので、道具はすべて
(演技の最中は、です)
ポケットに入れておきたいんですね
 
なので、ポケットがきちんと機能している、普通のスーツの方が
ありがたいんです
なので、上着を着たり、場合によってはスリーピースの状態に
したりと
 
ただし、もともとスーツのポケットはあくまでデザインのためのもので
物を入れることを考慮されてはいませんでしたので
あくまでかっこよくスーツを着たい人は
ポケットに物を入れてはいけません(笑)
 
2:店員さんではない、と認識してもらうため
レストランランワークをする場合、店員さんと同じ格好をしてしまうと
お客様の認識は、あくまで「店員さん」になって
マジシャンにはなりません
 
これは、心理的に少々面倒になることがありえます
つまりは、プロのパフォーマーだと思わずに
趣味程度でやっている人だろうと思われ、いじりにかかられる
なんてことが起こりかねません
 
なので、パッと見で店員さんではないという格好の方がベターです
 
そして、庄司タカヒト氏の「接客の魔法」にも記載がありますが
そのお店の「店長」さんくらいに見られた方が
(つまりは、ちょっと偉い人に見えた方が)
テーブルに受け入れられやすい
というのもあります
 
なので、スーツの質ですが
お店のレベルよりも1ランク位上の物にしておくと
より良し、だとは思います
 
3:受け入れてもらうため
人間は基本的に異質なものを排除しようとします
これは、本能と言ってもいいでしょう
 
例えば、サラリーマンの方を相手にする場合
軽い感じのお兄ちゃんが行くのと、スーツにネクタイの人が行くのと
どちらの方が抵抗がないかと言えば、後者のはずです
 
だって、見慣れた服装の人が近づいているのですから
 
子供にとっては、ある意味「大人」の記号としてのスーツです
そして、ある程度の年齢になってくれば
「まともな大人」としての記号になってくると思います
 
最初の段階で、個性的な格好ゆえに抵抗を持たれるよりも
普通の人、と思ってもらい、テーブルに入らせていただくことの方が
プラスだと思っています
 
だから、マイケルアマーとかコスチャキムラットとか
普通のスーツを着ているんです
あの人たちが相手にしている人たちと、同じ格好をしている
ということです 
 
僕も、若いころから銀座界隈での仕事が多いので
相手に失礼が無いように、そして受け入れてもらえるように
スーツを着ています
 
4:ドレスコードに引っかかりにくい
日本では少ないですが、ドレスコードのある場所
というのはあります
タキシード着用、ブラックタイ着用など
そういった場で、いつもと違う格好をしていつも通りの演技ができますか?
 
ブラックスーツでタイをしていれば、ある程度の場所で許されます
まあ、ブラックタイまで指定される場合って
大使館とかで国賓級の方を相手にする場合じゃないでしょうかね?
しかも結構きっちりとしたパーティーとか
 
後は、日本からしたら治外法権的な場で、文化の差ゆえに
しないといけないとか
(実は日本国内にも結構あったりするんですよ)
 
常にスーツを着ているのなら、ドレスコードがある場所でも
まあ問題なく、いつも通りの演技ができます
 
腕の稼動領域とか、ポケットの重さゆえの無駄な筋肉の疲労とか
通常スーツとかを着ていないと、そういったリスクやストレスに
さらされることになるでしょう

5:似合うから
これは非常に個人的な理由になりますが(笑)
細身の体なので、結局スーツを着ている方が似合うんですね
 
それに、何かキャラクターを強烈に持っているわけではなく
普通にしていても、真面目そうに見られるので
(ええ、根は非常にまじめですよ)
それを覆すような恰好をしていると、そこで齟齬が起きて
お客さんの頭と感情をビジーにしてしまうんです
 
なので、イメージに合うような、普通のスーツを着ています
 
40オーバーで、デニムにTシャツとかでバーカウンターに立って
マジックしているって、ちょっとチャラすぎるでしょう?
僕には似合わないし
 
だったら、多少は人としてしっかりしている感じを醸し出す
スーツでも着ていた方が、相手も演技を楽しんでくれるはずです
 
立食パーティーなどの場では、少しは派手な格好もしますが
それでも、ちょっとチャラい?サラリーマンくらいにしかなりません(笑)

目立つようなスーツを着る方もいますが、芸人的には見た目も目立って
それはそれで、機能を発揮しているとは思います
ただ、僕はそういった場に出ることが少ないもので、見た目は普通でも
接近戦で個別撃破して行けばいい、という考えのもと
(ランチェスター、弱者の戦略です)
普通の格好で相手の近くに行けるようにしています
 
ただ、スーツって案外流行があって、ラペルの幅や肩のデザイン
ズボンのすその長さなど刻々と変わっていったりします
あまり長いこと同じスーツを着ないで、適度に新調していきましょう
 


 
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