空気を読む、それが現場!
どうも
ちょっと体調を
崩してしまったようで・・
注意はしているんですけどね
ただ、案外
少し体調が悪い時
位の方が、ウケが良かったり(笑)
ちょっと前からおかしい感じではあったのですが、何がどう
ってわけでもなく・・・
はっきりしたのは、現場に出ていた時です
通常、僕はジャケットを着て演技をしていますが
その場合、シャツはほぼ半袖を着ています
大抵演技していて暑くなるから、という事なのですが
先日は、珍しく長袖を着ていたのです
深い意味なんてないのですが、長袖で仕事をしてても
なんか、うすら寒くてしょうがなかったのです
どうやら、そこで体調が崩れたのは決定的になった感じです
その現場は、マジシャンなんていらないくらい
レストランの内装だけでワクワクするような所です
多分、女性を落とすなら、ココ!って言いたくなるくらいの場所(笑)
でも、チャライのではなく、お店の人は本気です
分単位、秒単位で料理の進度を確認しつつ、30卓近い
お客様のお食事をコントロールするのです
今まで、それなりにレストランなどに入ってきましたが
ここまでシビアな所は初めてです
今まで何回か入っていますが、それでもこの現場は
精神的にキツイ現場です
お店の人は、自分たちの仕事を全うしています
それはもちろん!
で、そんなシビアに料理をコントロールしているわけです
勝手にテーブルに入って、料理が遅れる
もしかしたら、そのお客様が帰ったら、そのテーブルに入る方が
次に決まっている、なんてことになると
僕の勝手で、全てが崩れてしまうのです
という事で、早い時間だと
僕はほぼお地蔵さんのように、立っているだけ
となってしまいます
まるで、ナンパしたくても、動けない人みたい(笑)
その時ドアの近くなどにずっと立っていたせいか
体温を持っていかれて、体が冷えてたんですよね
多分、体調が悪くなってしまった理由の1つでしょう
今度はもっと温かい格好しよう!
さてさて、
お店の人からは、デザート食べているくらいなら入ってもいいですよ
と言われても、安易に入れません
だって、その後に、同店舗内のバーに移動したりってこともあり
その席を作ったりという事もありますので
と、言うことで、僕は指示が来てから入ろうと決めてます
だいぶ消極的ですが、お店全体を見た場合に、それが
一番安全だろうと思うからです
マジシャン的にはマジックをしたいわけで、そのために雇われて
いるのですから、テーブルにアプローチしたくってうずうずする人も
いると思うのですが・・・
それはあくまで、自分の感情だと、理解しておくべきです
レストランマジシャンには、2種類のお客さんがいます
演技を見てくれるお客様、そしてレストランそのものです
レストランマジシャンは、それらの方々の意見をきちんと聞かなければ
いけないわけです
基本的にマジシャンはレストランにとって「刺身のつま」
まずは料理を優先することが大事です
ただ、杓子定規にそういった事を守るのではなく
現場で大切なことは「臨機応変」の度合いとバランスです
まあお店にマジック目当てで来る方は、それほど多くないわけです
でも、マジックがあるのが分かっている、そしてそれを見たいなら
少なからず、長めにマジックしたりも、必要ってことです
本当は、お店の人がこういった所までコントロールできると
ベストだと思うんですよ。
マジシャンは常にマジックしたがりますので
そんなマジシャンに
「あそこは短めでいい」とか「120%で行ってこい!」って
指示を出しておくと、まあその通りに動いてくれるはず
また、料理の進みによっては
「このタイミングで入るのは~・・・」
と思うこともあると思いますが
だったら「また後で来ますね」とか、少しやってから
「お料理冷めてしまいますので、お食事後にもう1回来ます」
って言えばいいだけの事
こういった「臨機応変」度合いは、自分の行為のみに意識が行っている
だけでは磨かれません
マジックに入ったテーブルで、女性は楽しんでいるけど
どうも男性は・・・とか、そりゃその女性との会話を
楽しみたいんじゃないの?ってことですよ
だったら、軽めにしてすぐ引くのも大事ですし
お客さんが「もっとやってくれ」と言ってきたのなら
お店の状況を理解の上で、もう1つ2つ演じればいいだけです
お客さんに楽しんでもらうには、どうすればいいのか
お店がきちんとまわるためには、どうすればいいのか
自分の視点で物事を見るだけではなく、他の人の視点で物事を確認して
行動に移すことが、リアルなマジシャンとしては大切な事です
ま、こういった所が、プロフェッショナルに見えるか
アマチュア然としているのか、って所なんですよね
そんな事を考えると、お地蔵さんになって少々風邪をひくのも
また仕方なし、なのかもしれません(笑)
手品・マジック(趣味) ブログランキングへ