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マジック系電子機器の扱い

circuit-1441018_640昨今技術が進み
マジックの世界にも
非常に精密な電子機器が
使用されるようになってきました
 
正確には、手の届く価格に
なってきたという感じでしょうか
 
一昔前なら10万単位でお金の
かかったようなトリックが
数万で購入できるようになってきています
 
ちょっと懐かしい所なら、サイドキックテーブルなど
昔に比べて音声認識のセンサーも良くなっているでしょうし
電池の使用効率も良くなっているでしょう
 
まあ、今となってはバイキング製の本物は
(コレクターズの商品は、バイキングの扱いになっています)
とんでもなく手に入りにくいものだと思いますが
(僕が本気で演技一本の活動するなら、真っ先に欲しいのはこの商品です)
 
新しいものだと、スモークマシン系、ファイヤー系
メンタル関係のセンサー物など
 
この中で、まだメンタル系のセンサー物は
安全だと思います
ハードな使用をするわけでもないですし、熱をどうこうする
というわけでもないので
 
手ごろな価格になっているので、手にする人も多くなって
いると思いますが、少々理解しておいて欲しいことがあります

まず、一般に販売されている電子機器のように
数限りない実験を繰り返し、そのバグをすべて解消され
どんなふうに扱われても大丈夫な状態にできているわけでは
ないってことです
 
基本的に安価な状態で売りたいので、多少のバグが
出ることが前提で大量に生産している感じです
 
例えば、メシカのスパイダーペンPROやタランチュラは
個体差が激しい商品です

電池の接触やモーターの具合
パーツそのもの、または生産拠点での問題
初期状態のばらつき
 
正直、ショップサイドの人間なら複数の個体を見ていくので
その差が分かりますが、1個だけ購入する方には
なかなかつらいものです
 
こういった個体差は、安価に済ませるための
副産物である、というのが僕個人の考えです

ただ、そのおかげで、あれだけの電子機器が
安価に手に入ります
 
他には、イリュージョニストがリリースしている(いた?)
ピュアスモークですね
 
あれ、電池は1.2Vを推奨しています
それ以上の電圧がかかると、コイルなどが焼ききれる
のだと思います
 
1.2Vの電池などないじゃん!っていう方も
いると思いますが、充電式の乾電池は
この程度の電圧ですし、マンガン電池は1.5Vですが
出力のパワーが弱いので、どうにかなります
 
電池に関しては、説明書にも書いてあったはず
 
でも、そういったものを読まない人が
アルカリの電池を入れて、あっという間に焼き切って
「不良品!」
みたいなことを言うんです
 
勝手な使い方して壊す人
案外多いと思うんですよ
そして、それに気がつかない
 
そういった「イレギュラー」な出来事があっても
大丈夫なくらいの許容範囲を作ることも可能でしょうが
恐らく価格が大きく変わるでしょう
 
正直、マジック関係の電子機器は、必要以上に
信用しないことです
そして、説明書をしっかりと読み、そこで書かれている範囲よりも
より安全な範囲の中で使用することですね
 
「充電は10分あれば大丈夫です」
と書かれているなら、実際に10分やって、どうなのかを
確認し、ダメそうならもっと充電する

「300回は大丈夫です」
だったら、150~200回程度で、取り換えるようにする
 
分かっている人なら、基本的な事

そして、最初からリフィルを手に入れる方法を
確保しておくということです
 
日本のショップで手に入れた物なら、まずはそのショップに
とはいえ、きちんと対応してくれるショップは正直
少ないと思いますが・・・
 
英語が不得意でないなら、メーカー直で
買ってみるのもいいと思います
相手にメールアドレスなどが残るでしょうから
本物を持っている証拠になります
 
とにかく、マジック関係の電子機器に関して
過信しないことです
そして、解説書をきちんと読んで、その範囲内で
余裕をもって使うこと
 
思い込みで勝手な使い方をしたら
あっという間にイカれます
 
高い買い物をする前に、まずは心の準備をしておきましょう


 
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