トリックの前の説明
実際にマジックを演じる際
一番簡単に修正できる事柄としては
余分なセリフを切ることと
伝えるべき必要なセリフを
しっかり理解しておくこと
これを意識して行うだけで
相手からのマジックの見え方は
かなり変わります
なんていうんでしょうか・・
こう、エッジがきれいに見えるようになる
という感じでしょうか
解像度が上がるというか、その分相手にも
伝わりやすくなっていると思います
これ、前提条件の知識量などに、非常に影響を
与えられてしまう事柄なので
愛好家の間でだけ演技をしていると
特に気がつきにくい事柄になってきます
僕はどちらかと言えば一般の方を相手に演技をすることが
多いわけで、そうなると、この知識量の差には
多少は敏感になります
なってはいるのですが・・・
例えば、久々の手順を演じるとなった際に
自分はもちろん流れを理解しています
テクニックを忘れていたとしても
少し、モノをいじれば思い出しますし
代わりの方法が思いつくものです
でも、セリフをしっかりと作っていないと
それを説明し忘れてしまいがちになります
または、精神的に揺れて
思わず忘れてしまう、なんてこともあります
例えば、モンテ風の演技をするとして
3枚のカードを横並びに置くなら、目で追う
という事柄がしやすいと思います
でも、これを3枚のパケットとして扱い
テクニックを使って同じカードを何度も見せる
なんてことを行うと、お客さんがついてこれなくなる
可能性が高いわけです
せめて、一番最初だけでも
真ん中に入れたことを強調するとか
演出上、複数回の確認をさせて
集中を集めておくとか
何が起こるのか、何をしてほしいのか、何をするのか
これに関して事細かに伝えると
非常に時間もかかりますし、現象が起こるまで
間があいてしまいます
でも、必要な分量をしっかりと伝えないと
相手が理解できずに、マジックだけが先に進むことに
そういった際に出てきやすい言葉が
「早くって分からない」とか
「え?なに?なに?」とか
「難しくてわからない」なんて感じに
正直、僕自身、こういった言葉を聞くと
心の中が「やっちゃった感」でいっぱいになります
出来れば体験したくはない感情です
今回体験したこととしては、相手への説明ってことを
軽く見ちゃいけないな、ってことと
久々演じる手順の場合、あらかじめの流れやテクニックの
確認はもちろんなのですが、相手へのセリフに関しても
十分に注意しないと、とおもいました
自分が好きなトリックでも、相手が十分に喜んでくれないって
単純にさみしいですよね
でも、ほぼほぼ、自分の作業場のミスで起こっている
事が多いと思います
自分のセリフが十分な意味を持っているのか
ちょっと考えてみるといいかもしれないですね
手品・マジック(趣味) ブログランキングへ
みやも | 2015年09月23日