やべっ！見つかった　⇒　どうする？ | レストランマジック研究所 　戦略と戦術をお持ちですか？

現場でマジックを演じていれば
１００％で成功することなんて
ありえません
　
つまりはどこかで必ず失敗を
してしまうってことです
　
あとは、それをお客さんに見つかるか
運よく見つからないか
ってことになってきます
　　
さて、このサイトで時々取り上げる
書籍である「The approach」ですが
そこでも「Busted!」という章立てで扱われています
　
Busted!とは「やべっ、見つかった！」的な表現だと
思っていただければいいでしょう
　
例えば・・・
「今、2枚めくったでしょ」とか
「そこでやってたの、見た」とか
「もう一方の手にあるでしょ」とか
こんなこと言われることってありますよね
　
技術的な部分でミスっていたりして、相手に見つかってしまった
ような状況です
　
さて、あなたならどうします？

ちなみにですが、僕の事をやけにタフネゴシエートすると思われている
事があるのですが（笑）、こういった状況では
そんなことしませんよ
　
僕が少々タフネゴシエートするのは、見る気が無いのにマジックさせる人と
マジシャンを最初から下に見ている人です
　
さて、本題に戻ってですね
「その通り、だから余計に頭くる」
ってことがあるのは、本当によくわかります
　
とはいえ、こういった状況下になるのは
大抵マジシャンのスキル不足なのがほぼで、そこに対して
観客に切れたら、逆切れですよね
　
まあとにかく、この手のセリフに対して
頭っから否定する、っていうのはやめた方がいいってことです
　
もし言いそうだったら、意識的に口を閉じておくことです　
できるだけ優雅に対応しようとしてください

後は、謝らない、戸惑わないってことでしょうか
これをするとお客さんのテンションが下がります

この辺はプロらしい振る舞いが求められるっていう
部分でしょうかね

シンプルに言ってしまうと、まともに正面から取り合わない
ってことがベターでしょう
　
なんらか、笑えるような返しを考えておくといいでしょう

ということは、相手からでてくるセリフとそのタイミング（ネタ）
に関してはピックアップして書き出しておくと
参考になるはず　

もっと言ってしまえば、そういったセリフを言われたら
笑ってしまう位でもいいのかも？
「言うよね～」って、はるな愛的な返しもアリでしょう

さて、こういった状況において
予めのセリフを準備しておくっていうのも
いいことだと思いますし、プロらしい部分だと言えます

そして、もう1つ
同じエフェクトを別法でできるように
テクニック的な構成を考えておく
という手もあります
　
そうすると、リカバーする際に
凝視されていたとしても
不安にならなくて済むでしょう
　
ミスをしないように、練習をするのはもちろんのことですが
ミスする前提、相手からの突っ込みや見つかった際の
事があると思ってその準備もするってこともまた
プロフェショナルなふるまいです