笑顔の訓練
庄司タカヒト氏著
「接客の魔法」(アスキー新書)
140ページにも書かれていますが
笑顔は、接客の基本です
僕自身、あまり顔に表情はないのですが
(ええ、日本人なので(笑))
笑顔のトレーニングは練習しました
口角を上げることと、目じりを下げること
女性だと、少し歯が見えた方が可愛らしい笑顔に
なるかと思います
ただ、自分で練習をするようになってみると
テレビに出ているアイドルの方の笑顔の中には
少々気持ち悪い感じの笑顔があるのに気がつきました
簡単に言ってしまえば、顔の表情だけが笑っている感じなのです
何だろう、ある意味でお面のような・・・
いや、ある意味で、プロ意識というか
画面でどう見えるのかをきちんと自分でコントロール
できていることが素晴らしいなあ、と思いました
さてさて、現場でマジックやる時でも、笑顔であることは
とっても大事だと思います
仏頂面した男が来るのと、とっつきやすそうな男性が来るのと
どっちがテーブルに入りやすいでしょうね?
で、顔の表情だけを笑顔にすると、人って感じるようですね
「この人は、心から笑ってはいない」って
基本的に顔の表情筋って、感情との結びつきが強いようなのです
手の汗って、体温調節ではなく、心因性のものとかに
似ていると思います
で、基本的に感情が動かないと、顔の表情は自然に笑えません
ですので、顔のトレーニングをしただけだと、浮いてみえるんです
じゃあ、自然な笑顔を作るには?
これ、こちらの記事
「目に見えない学びのために」
でも書いてあることでして
笑顔を作るという、具体的な行為を変えるのですから
見えない部分を変えるわけです
やることは簡単で、楽しいことを想像する
ってことです
目の前にいる人を、最愛の人だと想像してみる
または、テーブルに入る際に、今まででとっても楽しかった場所に
行ったことを思い出す、って感じです
脳は、イメージの世界と現実の世界の区別がつかないので
想像している情報でも、現実と同様に処理がされるそうです
つまり、情報空間を意識的に操って
具体空間への影響を変化させるってことです
その想像をしたうえで、ちょっと意識的に顔の表情を作ると
相手にはっきり伝わるくらいの笑顔になります
で、これを繰り返せば、自然とアンカーが出来上がるでしょう
そして、特定のセリフや行動をすることがトリガーとなり
感情や行動をある程度コントロールできるようになります
この辺は催眠とかの範囲になってきますので
まあ、ある意味自己催眠をかけるようなもので
一番いいのは、顔の表情を意識的に作るという行為が
感情のトリガーになっていて、楽しいとか嬉しいが湧きあがり
笑顔が本物になる、っていう流れだと思います
僕も、そこまでではないですが
ある程度自然な笑顔ができるようになったとは思っています
それも、トレーニングを積んで、です
一番簡単に、相手の懐に入り込めるテクニックの一つだと思います
あなたの表情は、いかがですか?
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