ご質問に関して:マジックの勉強の仕方
コンテンツご購入の際に
ご質問をいただきました。
マジックはどう勉強すればよいのでしょうか。
たとえばノートの取り方、考えのまとめ方、レクチャーで見るべきポイント等。
目的次第でしょうが何かお考えがありましたら、よろしければお聞かせください。
元々は、予備校勤務の受験屋ですので
学ぶことや、学ぶコツということに関しては
一般の方よりも、経験値や勉強もしていると
思っております。
(大昔の杵柄と言われてしまえば、それまでです(笑))
もちろん、色々と意識していることはあるのですが
「ハック」といえるようなちょっとしたことから
学ぶ土台になる態度というか、マインドセット的な
事柄までいろいろとあると思います。
ある程度はまとまっているような感じに
出来ればと思います。
さてまずは・・・
「予習をしておいて、手に入れたいものを決めておく」
これは、作家の本田健さんのコンテンツで学んだことですが
「誰かのセミナーなどに行く際、手に入れたいことを決めて
メモなどに書いている人?」
という質問をされていたのです。
つまり慣れている人は、あらかじめ手に入れる準備をしてから
手に入れに行くわけです。
ですので、誰かのレクチャーに行くのでしたら
何を学びたいのかを決めておくことですね。
なので、僕は予習をすることをお勧めします。
具体的な動きをそのレクチャーの場で覚えてもいいのですが
そこは既に、情報として知っておいた方が、僕はより多くが
学べると思います。
もちろん、驚きたいので予習はしない、というのも手です。
何を手に入れたいのかを決めておくこと、そしてそれに対して
前もっての準備をすること、が1つの手です。
これを決めてないと、こっちに飛んでくる情報を全て受け止めようして
結果的には何もキャッチできなかった、なんてことになりかねません。
DVDなどを見て勉強しよう、となった場合には
予習なしなわけで、その場合には?
「全部ではなく1つでいいから覚える」
ということを意識します。
ご質問にもありますが、ノートの取り方に関しては、正直
マジックのレクチャーだと間に合わなくないですか?
それに、どう書いていったらいいのかも
分かりません。
ですので、細かなことは、売っているレクチャーノートに
お任せして(笑)、手続き以外のことでノートに書いてなさそうな
事柄へ意識を向けておくのがいいでしょう。
忘れてしまったことは、自分にとって重要ではないんですよ
どうせ。
なので、何か1つでも、身につけばいい
何か1つでも新しく気づければいい、ってくらい。
なんでノートを取るかって言ったら、全部覚えようとするからなわけで
でも、ノートを取って、見直します?(笑)
学校のノートをどれくらい見直しました?
僕はほとんど見直さなかったですよ(笑)
僕の感覚としては、覚えるためにノートを取るのであって
備忘録としては、なかなか難しいですよね。
それでいいなら、メモで単語を書き留めておく位でしょうか。
何かの刺激になれば幸い、位です。
むしろ、そういった後日の刺激になりそうなメモが取れていれば
アリなのではないでしょうか?
ですので、疑問形でメモするとか
感情的な言葉で書いておくとか
「本当にその角度か?」とか「先に見せるのは上手い!」とか
自分の感情が動いたり、思考が反応した自分を
書き留めておいたりすると、後日記憶が呼び起こされるきっかけに
なるかと思います
そして、もう1点あるとすれば
「自分ではどのようにするのか、を意識する」
でしょう
つまりは、自身のアウトプットを意識しつつ
インプットを行っていくのです
鬼のようにレクチャーとかに行く方がいますよね?(笑)
別にいいんですよ、だって「会いに行く」とか「レクチャーを受ける」
が目的ならそれでいいんです。
むしろ、ガムシャラに参加しましょう。
でも、もう少し自分のマジックに対して
変化をさせたいのでしたら、自身がアウトプットする場合のことを
考えておいた方がいいと思います。
というか、考えておくだけで、インプットの仕方も変わるでしょうし。
逆にこういったことに意識をしてない人って
いつまでたっても演技に変化はないんですよね
「あの人何しに行ったんだろう・・・?」って
思っちゃいます。
ご趣味の方ならまだいいのですが、プロフェッショナルの若い子などが
わざわざお金と時間をかけて行くくらいなら
(だってその時間で、お金稼げるのにそれを手放しているのですから)
きちんと学び、その知見を自分の演技に反映させないと
だらしがないか、頭が悪いことを盛大に示しているだけってことになりますので。
あくまで自分事と考えて、できる範囲のことが分かればいいや
って思ってレクチャーとか受けますかね。
レクチャーの内容だけなら、ただの情報であり
相手にとって最良な状態になっているでしょうから、それを自分に対して
アジャストさせていかないと、ですからね。
なので、若かりし頃にタマリッツのレクチャーを受けた際には
早々に
「ああ、これ、僕には学びにならない」
って思いました。
今でも・・・・そんなに、かなあ。
この辺だけでもだいぶ変わると思いますが
後はですねえ・・・動画を撮ってもいい場合でも
撮らない方がいいですよ。
だって、一番大事なのは、映像に映らない部分ですからね
雰囲気とか、その動画の前後だとか。
これだけ情報がたくさんあるので、大抵のことは探せば手に入ります
ただ、それらは大抵「Know How」なんですよね
どのように行っているのか知る、ってことくらい。
でも、実際に自分がしようと思ったら
「How to」つまりは、実際に行う際の手順や準備や
心の状態などが大事になってきます
知ればできる、見ればできるって思っている人は
こっちに興味がなく、見逃すので
やり方は分かっても、できないって所で止まるんです
なので、できるようになりたいなら
How Toの部分を意識しておくことでしょうか。
あと、これは色々な所で言っていると思いますが
レクチャーされたトリックのクレジットをきちんと確認しておけば
元をたどれるわけなので、後々困りにくくなります。
クレジットをきちんと提示するって、こうやって
後世のマジシャンたちの可能性をきちんと伸ばしてあげる人の
行動なんですよ。
なので、クレジットを書いてない人って、他の人に勉強ってことを
考えてない人なんですよ。
(別の可能性としては、平たく言って盗人です)
また個人的には、相手の連絡先をききますかね
レクチャーで手に入らないものがあっても、後々
欲しくなる可能性もあるので。
自分の勉強ができる可能性を広げておくって感じでしょうか。
自分の話なら、ジョセフバリーが来た際に
あまり商品がなく、彼のサイトのURLなどを聞いて
後から連絡取れるようにしておきました。
そのタイミングで勉強が出来なくても
時間ができたときに購入してすればいい、という手が使えます。
で、この際に、ジャスティンハイアムのことを知って
僕は連絡を取り、ノートを訳させてもらったということです。
ザーッと書いてみましたが、参考になることがあれば幸いです。
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太田祐希 | 2020年02月23日