奇跡の作り方? 説明できないヤツ
カードマジックの中で
「説明できないカードマジック」
などと呼ばれるものがあります
僕自身、きちんとそれを文献として
読んだことはなく、ロベルトジョビー
だったかな?
の商品解説くらいしか、読んでません
状況として、はまってしまえば奇跡にしか
見えないのですが、それをスムーズにやってのけるのは
かなりの力量が必要になります
ある意味で、ジャジーなマジックの最高峰と
言えるのかもしれません
日本だと、日本奇術会の児玉先生のノートで
「お好きな数字を、どうぞ」
というものがありますが、これがそれに近いかも
しれません
とはいえ、この手順だと演者の手の中にデックがある時間が
十分に長く、もちろんそれを利用します
説明できない・・・の方は、本当に相手に任せてしまう
って感じのはず
ある意味で、確率論にかけるトリックということで
推理小説でプロバビリティにかける殺人を実行する
感じでしょうか
ただ、慣れている方が行うと、ホント奇跡ですよ
だって追えないんだもん(笑)
でね、こういった手順の全体を、いっぺんに理解して
演じようって思っても、それは難しいと思うんですよ
なので、まずは奇跡に見えるような行為をリストアップしておいても
いいんじゃないの、って思うわけです
こういったストックなしに、ガチでその時のプロバビリティに
かけるって、ちょっと大胆過ぎるでしょ?
例えば、トップやボトムにターゲットカードが来た時に
どのようにするのか?
相手にシャッフルさせると、トップはボトムに来たりしますよね?
そういったことを分かっておいたりね
後は、適当な数字を言わせる、とか
5から10なら、7とかを選びやすいですね
日本人の名前なら、名字は4文字くらいが多いし
女性名は2文字とか? 「まり」とか「さち」とか
男性は4文字かな? 「ようすけ」とか「としあき」とか
あと、リフルシャッフルしつつ、コントロールできるでしょ?
インとアウトを上手く行うと、トップカードを結構いい所に
コントロールできたりとかね
自分がやっちゃダメでしょ?って思うかもしれませんが
相手にシャッフルさせて、その後で自分がシャッフルして
コントロールした後に、記憶のコントロールをしたりすれば
もう2度と追えませんよ
選択肢はたくさんあっても、それを適切にさらっと選べることが
とても大切になってきますので、その自然さを身につけるためにも
ちょっとずつの練習をしてみてはいかがでしょうね
どこかで奇跡を作り出すための準備です
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