レストランでの演技の順番:性差 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

レストランでの演技の順番:性差

54766-fullだいぶ長いこと読んでいる
冊子である、シェフ・アントンの
本の中で書かれていることです
 
レストランでテーブルに入った際の
演技をする順番に関してです
 
面白い表現で書かれている小見出し?
がありまして
簡単に言ってしまえば
「自分とは別の性の人から見せましょう」
というもの
 
まあ、大抵はレストランマジシャンは男性ですので
つまりは最初は女性を相手にしてマジックしましょう
ってことです
 
正直、無意識にやっている人もいると思いますが(笑)
それはそれで少々危険だとは思います
僕自身は、最初は男性相手に、と思っていたので
この文章を読んだ時に、理解するまで少々時間がかかりました

ジムペースが書いている「レストランマジシャンハンドブック」を
お読みの方は、僕と同様に「?」となったかもしれません


 
ジムペースの本では、身体的接触の順番として、女性を連れている
男性の場合には、最初に男性に対してマジックをしなさい
的な事が書かれていたはずです
 
この辺のことで少々混乱したのですが、最初の物理的接触を
男性としておけばいいわけです
 
例えば握手、例えば肩に触れるなど
そういったことをしておけば、問題ないはずです
 
または、演技する際に、男性とアイコンタクトをして
「こちらの方(女性)にお手伝いをしてもらいますね」
と言って、ノッドテクニックでも使っておけば
下手な身体的接触よりも、深くコンタクトしたことになるでしょう
 
なんで女性が最初?ってことなのですが
1つにはリアクションが大きくって、その後波に乗れるから
って部分があるでしょう
 
もう1つには、その女性を連れてきている男性の気分を
良くさせる、ってことらしいです
 
例えば、スポンジボールが移動して、女性が驚いたら
男性に向かって
「驚いてくれていますよ、どうやったのかは、秘密でお願いしますね」
などと言うそうです
 
これだけで、一緒にいる男性が、秘密を知っている特別な存在
に見えてくるわけです
これ、目の前の女性にとっては、その男性が少し特別になるわけです
 
マジシャンが居なくなった後で、そのテーブルの2人が
「どうやったか知っているの?」
なんて、顔を寄せ合って言っているのなら、大成功ってことです
 
そのテーブルにおいて、マジシャンが一番すごい存在に
なる必要なんてないわけです
 
むしろ、気分が良くなってくれる必要のある人が誰なのか
そういったことを判断して、パワーバランスを再構築する
って意識を持っておいた方が良いくらい

演技をする相手は、女性でも
それはその場にいる男性のパワーバランスをとるため
なんて、シェフアントンは、非常に狡猾ですね
 
いや、この本は、ホントに学びが多いです


 
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