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マジックの上級者?:情報の補正

研究所のコンテンツの中で
「マジックが上手くなる10か条」
というものを販売しています
 
マジック分野としては珍しい
音声コンテンツなのですが
案外売れているんですよ(笑)
 
自分の経験も含め
あるあるネタのような事柄で
注意した方がいいことを
10個にまとめている
という感じです
 
初級編と中級編とありますが
上級編が無い理由は
自分自身が上級者だとは思っていないから
という理由です
 
まあ、なかなか自分が上級者だなんて
言えないですよ、普通
 
あらゆる職人の世界で、そうでしょ?
もう国宝級の方でも
「毎日が試行錯誤の連続です」
って、謙虚な言葉を言うものです
 
何でしょうねえ・・こういった自己判断能力って
顕著に分かりやすい部分ですよね
 
以前にその辺の事を記事にしていますので
あわせてお読みいただけると、何か
気づくことがあるかもしれません
⇒ 【アンケートに関して:出来ているのか・・?】

さて、自分に対して冷静であることも、上級者である条件のような気もするのですが
自分自身が上級者ではないので、検証できないという
ジレンマに陥っております(笑)

そして、最近もう1つ、上級者の条件になってくる?
と思ったことがあります

それは【マジックの演技を補正して見られるか】ということ
 
この【補正】という言葉、僕は比較的使う言葉なのですが
例えば知っているマジックを見たとしても
初見ならどういった感情・感覚などになるかという感じでしょうか
 
誰かが演技していて、それが失敗したとしても
そこを補正して、手順上の修正点やエフェクトのパワーなど
きちんと理解ができるか、ということなども
含まれます
 
大抵の人は、知っているマジックを見ると
過小評価します
 
逆を返せば、自分自身に対しての
過大評価をしているともいえるのではないでしょうか?
 
上級者ほど、下手な人がやっているトリックでも
そのトリックだけを冷静に見たり
手順や演出の不備を補正して、観客のリアクションを受けとめ
きちんと判断できるような気がします

初級者は、マジックに関しての知識が少ないために
何でもすごく感じてしまいます
悪いことではないのですが、これだと現象に流されたり
演者のパワーに流されることも多いわけです
 
そして中級者になると、自分の知識が多くなっていることが分かっているので
それに囚われてしまって、トリックを過小評価してしまいます
 
例えば、長さの違う3本のロープを出したとたんに
「ああ、あれね・・・」とか
カードを表裏で混ぜ合わせた瞬間に
「ああ、それか・・・」とかになるわけです
 
ですので、こういった人たち
つまりは、ある意味で自分を過大評価している人たちは
細かな変更点とか、バリエーションの巧妙さとか
そういった部分に気がつかないってことが多いのです
 
そして、周りの人がそのトリックに関して
評価をしたり、評判を聞いてから、ようやくきちんと見る
ようになります
 
上級者は、最初から補正を常としてみていると思います
失敗しても、そこを省いて捉える
見たことがある物でも、その感覚・感情を補正して
冷静に見て判断する
 
物を売る方にいると特に、この補正ができない人たちが
圧倒的に多いということに気がつきます 

新しい商品の新しい部分を、自分では理解できずに
1回スルーして、その後周りの人が買って
そこで改善点・改良点を言われて初めて気づくって感じです
 
ですので、マジックが上手くなる10か条外伝として
【相手のマジックを補正して、冷静に見れるようになること】
というのがあると思います
 
マジックの見方が上手くなると、自分のマジックを冷静に
捉えられるようになり、結果的には上手くなっていきます
是非、意識をしてみてください


 
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