アンケートに関してのお答え 新商品に対してのスタンス | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

アンケートに関してのお答え 新商品に対してのスタンス

ojigi041コンテンツ請求時のアンケートへの
ご記入ありがとうございます

今回は、質問というより
何かちょっとした覚悟のような
感じもします

ただ、このアンケートでの質問?
からは学ぶべき事が
沢山あるのではないかと思います

で、アンケートの質問?ですが
少々長文になっておりまして・・・

「ネットショップをのぞくのは好きなのですが
 新しいトリックを追い求めることにやや疲れてきました。
 結局自分のものになっているトリックが少ないので…。
 クラシックをしっかりと習得する時間を取りたいと思っています。」

いや、きわめて冷静な判断をお持ちで、よろしいと思います

今現在、とんでもないほどの新商品が出てきますが、基本的に日のもとに
新しき物なし、ですので、どこかで似たようなものを見ていると思います

昔からマジックをたしなんでいる方なら、その微妙な差を
理解できるのですが、最近始めた方には、その進化した?形が
基本と思ってしまいます

でも、今現在流布しているものは、古典の物を
2段3段と変化させたものです

その変化ゆえに、良くなっているならいいのですが
そうも言えないこともあったり
演じる場が限定されたり、なんてことも起こります

元があってこそ、生み出された「差」なのですが
その元を知らないと、その差も分からず
何でしょうね、変化に意味があるのかないのか?って感じで

こういった事を分かってやってくる、確信犯的なクリエイターやメーカー
もありますし、よく分かっていない状態で商品をリリースしてくる
所もあります

例えば、サムチップを使っていたものを変えました!
って言っても、変える理由は?
に対して「変えたかったから」程度の希薄な理由の場合も
あるわけです

明確に、どこかが楽になっているなら、それはそれでありですが・・・

ゆうき氏の言葉を借りれば
「どこか1つがプラスになって
    どこか1つがマイナスなら
             ±ゼロで、『あり』」

ということです

でも、そうじゃないものも多いってことです
むしろ変に難しくなっていたり、扱いにくくなっている事があったり
エフェクトのパワーが無くなってしまったり・・・

±0どころか、変化させてむしろマイナスになってしまうことも・・・

そんなことからも、基本的に1つの現象を見て、面白いって思ったら
そういった商品にあるクレジットを見て、変化させる前の
過去に戻る方が面白いことになります

少なくとも、僕自身はこういった手法で勉強してきました

今はお亡くなりになってしまいましたが、ミカメクラフトの
三瓶氏は、新しい商品にも非常に興味を持っておられる方でした

たまにスカイプでのやり取りをした際に
「何か新しいのある?」と聞かれ、動画を確認してもらうと
すぐにその方法論を見抜き
「これ、あれじゃないの。昔からあるじゃん、新しくないよね!」
などとおっしゃっていました(笑)

古典をしっかりと学んでいると、最新と思われるものを見ても
ほぼ解決してしまう、という事を何度も体験してきました

なぜトップクラスのプロがターベルに戻ったり
カードカレッジやシルクマジック事典
などを持っているのか、ここからもわかるような気がします

このサイトの「戦略と戦術」で言えば
新しいトリックたちは、戦術レベルの変化であり
戦略を学んだマジシャンからしたら、単に表面の変化に
過ぎないのだろうなあ、と再度思いました

もちろん、劇的に変わっていて、戦術レベルとしても学んでおくべきものも
あるでしょうが、大抵はマイナーチェンジで終わっています

例えば、スレッドですが

よく
「どのスレッドがいいですか?」
と質問する人がいます

某知恵袋などでも、いますよね
「どのリールがいいですか」
とかも

これって、結局戦術レベルなわけです

もっと根本の戦略レベルでの理解をしておけば
適切な戦術を選べるし、戦術の差で結果はほとんど変わらない
ってことも分かります

ま、戦術でてんてこ舞いになっている人が多いほど
僕のコンテンツを手に入れた方は、腰を据えて落ち着いて
スキルを身につけられるようになるので、むしろいいのかもしれません(笑)

今回アンケートにお答えいただいている方も
ぜひぜひ、戦略レベルでの学びをしてみて下さい

ちなみに
スレッドに関しての戦略を学びたいなら 
    ⇒ 「All About Practical Invisible Thread Work」
リールに関しての戦略を学びたいなら 
    ⇒ 「All About Practical Invisible Thread Work リール改造編」

これらは、戦術レベルの事柄ではなく
戦略レベルの事をお伝えしていますので
1度身につければ、新しい戦術に関して自ら学んで
経験を積めるようになります


 
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