マジックでの表現力・演技力 難しいことは分かりませんが・・
マジックはパフォーミングアート
伝える人と、受け取ってくれる人がいて
初めて成り立つ物のはず
鏡に向かってコインを消したり、増やしたりするのが
好きな人もいるとは思いますし、僕も決していやではありません
でも、最終的に戻ってくる場所は
リアルの場
だからこそ、リアルに見えるように演技をしようと思うし
表現もしようと思う
観客は、はっきりと気づかないまでも、演者の動きに関して
心のどこかで
「何かがおかしい?」
と思っている事があると思う
例えば・・・
液体
本当にグラスになみなみ入った液体を扱うなら
腰が引けている位が普通
こぼさないように腕は固定して、体を動かす
でも、こぼれないことが分かっていると
扱いがぞんざいになる
見ている観客は、理由は分からないけど
「あのグラスは安全」とか「あの水はこぼれない」
と気づきます
本当の理由は、体が表現してしまうから
それから・・・
クロースアップのジャンボコイン
実際、金属で、あれだけの大きさがあるのなら
かなり重くっていいはず
3インチの物は、大抵鋳物なので、本当に重く
当たるといい感じの音もしますので
迫力があると思います
それ以上のもので、鋳物で作ってあると
素材にもよりますが、結構な重さになって扱いがしにくくなります
でも、その扱いの難しさが伝わった方がエフェクトは
強くなると思います
軽いものを使うなら、重いように見せる
ってことを考えないといけないと思います
デカいのに軽そうに扱うと
「ああ、軽いんだ、じゃあどっかにしまっておけるでしょう」
ってなるはず
本当はそんな考えさえ、消し去りたいと思うのが
マジシャン的な人情なんじゃないの?
それを、でかいコインを軽々と扱ったら
ありがたみ無いですよね?
あのギャレット・トーマスでさえ、ジャンボもマンモスも
若干扱いにくそうな感じで扱っていますよね
軽く扱えるからって、軽く扱っちゃいけないと思います
相手を驚かせたいなら、重たいように表現すべき
でも、そういった所まで意識が回っていない人が多すぎる気がします
だから、一番楽なのは、本当に重たいものを使う事なんです
ジャンボコインなんかも、至近距離だからこそ
重たいものを使うべき
それらを上手く扱えるようになるための練習はもちろんしないと
いけないですが、上手くセットしてきて、音もなくスチールしてくる
ようなホルダーなども必要になると思います
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カードとコインは道具です | 2014年06月19日