チャイナリングのコツ:その2
今までに
何回かリングの記事を
書いています
⇒「チャイナリングのコツ?」
若いころに、身につけた手順のおかげで
プロフェッショナルになってからも
十分に役立っています
どちらかと言えば、純粋クロースアップで演じるより
テンヨーのチャイナリングサイズで、サロンで演じる
って感じの方が多いです
場合によっては、ステージのトリックとして演じます
UGMで販売されているリングとシルクですが
あれ、金属リングでも十分にできますからね
プラスチックのリングじゃ無いとできないわけではありません
さて、僕のリンキングリングですが
特にこれといった師匠もいなくって
我流で習得したものです
まあ、学生時代特有の、時間にものをいわせて
いろいろといじくって身につけたって感じです
そのせいか、少々マニアだましになっている
所があり、僕よりも後輩なのですが
マジック歴が長い人間もだませたことがあります
なんでそういった手順になったのかも
今となっては分からないのですが
あまり他では見たことない動きを、リングがします
何の動きがあるかと言えば・・
キーリングです
この古典のマジック、このキーリングという
非常にシンプルな仕掛けが非常に重要になってきます
ただ、その扱い方
キーリングではなく、キーの扱いって
あまり聞かないような気がします
分かりやすい所では、いわゆる叩き入れの場合
小指側に無いとダメですね
でも、こすって外すような場合には
(説明書的な方法ですね)
人差し指の先にあるはずです
もちろん、人による部分もありますが
通常はそんな感じのはず
となると、手順中これらの入れ方・外し方を
組み合わせる場合には、キーの位置を変える
ってことをしないといけません
でも、その方法って・・
学んだことないですね
でっかいリングだと、どうしても両手でキーを持ち
そして場所をコッソリ入れ替える、ってことに
なってくると思います
僕は、小さなリングを利用していますので
片手で動かすことは可能です
小指の方から指先は比較的簡単なんですよ
キーを親指で押していけばいいので
または、他のリングとリンクしている時には
リンクしているリングを動かすことで
動力を与えて、キーを隠している手で位置をコントロール
すればいいわけです
じゃあ、下げる時は?
これは重力とか慣性を使うんですよ
リングを動かすっていうよりも手が動くようにして
リングはそのまま止まっていて、そのまわりを手が動く
ようにすることで、キーの位置を変えます
こういったことを知らないと、手順中でキーの場所が
動かせないために、入れ方・外し方の
限定が出てきてしまうはずです
分かっている人は無意識で行っていることなのですが
「キーリングの扱い」ではなく
「キーの位置の扱い」を意識すると
手順の自由度が出てくると思います
ちなみに、僕の手順の中ではキーの位置が
目まぐるしく変わります
他のリングの重さを利用したり、手の動かし方で
位置を頻繁に変えます
こうすることで、観客が見ていて怪しく思っている
位置があったとしても、次の瞬間には
そこが見えている、という状況になったりします
もし今までリングをいじってみて、どうもうまく手順が
できないなあ、と思っていた方は
キーの扱いに注意してみてはいかがでしょう?
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堀岡ゆい | 2016年08月26日