レストランでの火の使い方
人の目を集めるには
本物のお金や、火を出すこと
セオリーとしては間違っている
ものではありません
本能的に、これらの物に対して
人間の意識が向いてしまうものです
ではレストランでもやっていいか?
となるとそれは少々話が別でしてね
もちろん効果的であることは認めますが
危険もはらんでいます
フラッシュペーパーやフラッシュコットンの扱いに関して
それなりになれているのでしたら、まだいいのですが
単にインパクト勝負で恐々扱うと危険です
お客様までも至近距離ですし
少なからず、すすが出ることもありますし
着火の方法なども注意しないとお客さんに
怪我をさせてしまうかもしれませんし
個人的には、行っていたことと言えば
フラッシュペーパーからの靴出しでしょうか
着火は、小さなロウソクがテーブルにあるならそれで
無ければライターです
お客さんにつけてもらうこともありますが、お勧めは
ジッポタイプの物(火が付いた状態でテーブルなどに置けるもの)
で、お客さんからできるだけ距離を取ることです
人によっては、火に対しての恐怖心などを
持っている可能性もありますので
後は、デビットストーンのATMだったかな?を
したことあるくらい
レストランによっては、紙のランチョンマット?
を引くところってありますよね
あれのコーナーを少し破り、燃やすとコインになる
というもの
チャドのフラッシュコインなどを、よりレストランスタイルに
したものですが、基本的にプロダクションする枚数は
1枚か2枚程度
そこからは、シンプルな手順に進んでいくのが
イイでしょうね
コットンを使った手順だと、ふじいさんの
インビジブルデックの手順が知られているのではないでしょうか
これもまた、着火は自分ですし、灰皿のようなものの上で
行うはずですので、まあ安全ですね
あと、あまりに暗い場所で強い光が出ると
完全に目つぶしになってしまい、再度指先に
持っているものが認識できるまで時間がかかったり
周りの人に、無意味なプレッシャーや驚きを
与えてしまったりの可能性もありますね
その日の第1テーブルで使って、周りのテーブルにも
マジシャンが居ることを知ってもらう、っていう手は
あるかもしれませんが
ただ、とにかく、火を使っていいのか
お店の人にきちんと確認をしておくことです
これは絶対
そうそう、フラッシュペーパーの保管に関して
一応僕の知っている知恵を
たまに、フラッシュペーパーは紙に何かをしみ込ませたもの
って勘違いしている人がいるのですが
あれは「紙そのものを火薬化したもの」です
存在そのものが危険であることを理解しておきましょう
そして、その加工の流れは
簡単に言えば、火薬化するための溶液(強い酸)に入れて
化合物になったら、水で洗浄するという作業をしています
ですので、濡れているフラッシュペーパーがあるわけです
これ、濡れているままの理由はいくつかあり
一番は、発火点以上にならないので、安全ということ
後は乾くと、酸のガスが出やすくなるのです
きちんと洗浄しきれていれば、この可能性も少ないのですが
最近の中国製フラッシュペーパーは品質の差が激しく
傷みやすいのです
で、この「傷む」のって大抵はフラッシュペーパーの出す
酸性のガスなのですが、密閉バックに入れておくと
そのガスが再度紙自身を攻撃して、ぼろぼろになるわけです
おかげで、傷んだフラッシュペーパーを持って
何度指紋が無くなったか(笑)
よく「風通しのいい、冷暗所に保管」って言われるのですが
これって、結局温度が上がるリスクを下げて
揮発して出てきているガスを逃がすために風通しが良い場所に
置いておくわけですよ
まあね、まずは半年くらいで使い切る程度のみ
自分の在庫として持っておくのがいいでしょう
多かれ少なかれ、時間劣化しますので
ハンズとかで売っているモノって、銀の袋に入っていますが
あれは遮光性程度しかないはずですし、普通の紙でも
日に当たったら焼けるように、フラッシュペーパーも同じように
焼けます、後は乾くとガスにやられる可能性があるってくらいで
あの銀の袋にしておく必要性って、実はあまりないんですよ
ですので、あの銀の袋を妙に信頼する人もいるようですが
あまり関係ないかな?
濡れていると難しいのですが、個人的なお勧めは
紙の封筒などに入れて、冷暗で風通しのいい場所に
しまっておくのがいいと思います
もちろん周りの物にも気をつけていただいて
こうしておくと、フラッシュペーパーが傷む前に
入れてある封筒がぼろぼろになってきます
これは、ある意味賞味期限を示してくれているようなもので
そろそろ限界ってことです
安全に保管して、安全にフラッシュペーパーを使ってくださいね
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