テレビの功罪 コメント1つでも・・・
一時期、どこ見てもマジシャンが出ていた
なんて時期もありましたが
今は、定期的にマジシャンが出る番組も少なくなり
朝の情報番組「スッキリ!」はその中で
数少ない番組だと思います
決してベストな状況ではない中
マジックを演じているマジシャンたちに
僕は素直に敬意を表します
特に・・・
野島君はテレビ映えする人じゃないのに(失礼!)
正直スライだけであれだけやってしまう勇気
僕にはできない芸当です
それはさておき
マジシャンのマジックに対して
通常の司会陣は、すでにどう表現すればいいのか
またはしない方がいいのか、わかってきています
時間の尺もあるからでしょうが
でも、慣れていない人は、まだ望まれないコメントをしてくれます
「こんな近くで見ても、種が分からなかった」
これって、適切なコメントなのでしょうか?
基準が「タネが分かる・分からない」のみなわけですよね
そろそろやめませんかね、この基準
マジックはクイズじゃないんだし
落語を聞いて
「いやーよくあれだけ噛まずに話せて、覚えていますね」
って言います?
見てどう感じたのか、どう思ったのか
他の芸事と同じように、感じてほしいんですけどね
それだけ「不思議」ってパワーを持っているんでしょう
感じる心を止めてしまうくらい
頭がビジーな状態になりますので
あにはからんや、ではあるのですが
だからこそ、マジシャンは意図的に不思議のパワーを
コントロールしないといけないのでしょう
頭がビジーにならない程度の不思議にするか
不思議を通り越して、頭ではなく心で(または体で)
感じられるようなトリックを提供するか
トライアル&エラーを繰り返しながら
最適化していかないといけないのでしょう
まあいないと思いますが
「分からない・・?!」
って言われてうれしいマジシャンになっちゃいけないですね
面白かった!
って言われるようなマジシャンにならないと
そして、それがマジシャンにとっての賛辞になると
見ているお客さんにも伝えていかないと
いけないかもしれませんね
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