クロースアップマジシャンの暗器 ？ ホルダー
先日、荒井晋一氏から、過分なるプレゼントを頂きました
既に手に入れている物もいくつかありますが
ほとんどが手に入れることのできなかったものばかり
いきなり宝物を手に入れた感じで、非常にうれしいのですが
それと同時に、やはりクロースアップ大賞受賞者レベルになると
考えていることが、桁違いです
ご存知の方はご存知でしょうが、荒井氏はテクニックはさることながら
ギミックを製作することにも長けています
特殊なカードのような刷りものだけではなく
ステージからサロンにかけてのアイテムまで
あまり知らない人もいますが、荒井さんはもともとステージの出です
だから４つ玉の手順とかを持っているわけですが
きっちりと学生マジシャンをやっていた方で
学生だとあんまりステージを演じる機会もないので
クロースアップも楽しくやっていて
そっちにのめり込んでいった、という方です
クロースアップのパターンとして、エンディングを複数持ってくる
というものがあります
荒井さんも、大好きなパターンでしょう
ディングルあたりから発生してきたダブルエンディング・トリプルエンディング
ですが、カードのパケットだけで演じるなら、まだ分かります
でも、最後にでかい立体物を出すとなると、こりゃ大変です
どこかに保持しておかないといけないわけですから
この保持をどれだけ安定させていおくのか、そして簡単に取ってこれるようにするのか
この辺はマジシャンのセンスとクラフトマンの能力にかかっています
マジシャンにとっては、人に知られてはいけない本当の秘密
最後に持ってくるエフェクトのために、密かに使うもの
まさに暗器のようなものです
（暗器とは、身体に隠し持つ事が出来る小さな武器の総称）
頂いた商品の中に、コインを保持しておくものがあり、そのアイデアと構造にびっくり！！！
「まさかここに仕込むとは・・・」
そこいらのレストランで、勢いでマジックを演じて
光量が十分でない空間でしか通用しないカバーの動作と
デカい動きでのミスディレクションしか知らないマジシャンには
決して思いつかないものでしょう
相手の認知を考えて、その隙間をぬってくる
そんな先人の知恵を垣間見て、驚きあきれた瞬間でした
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