2017年3月 のアーカイブ | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

ポケットワーク、バックワーク

クロースアップマジシャンにとって
少々こだわりが出てくるものが
バックです
 
演技の際に、お客さんの前に
出ていくわけですが
バックを持っていくか
体一つで客前に行くか
なんてことにもかかわってきます
 
この辺は、個人の趣味にかかわってくるのですが
僕個人は、身一つで出ていくことの方が好みです
 
まあ、バック持って行った方がいろんなことができるのは
分かっていますが、今一つスマートに見えませんので
 
もう1つは、バックをどこに置くの?ってことにも
関わってきます
 
さて、ポケットにだけ物を入れてお客さんの前に
出ていく際には、ポケットワークなどと言われることに
注意をする必要が出てきます
 
これを詳細に語っていたら、それだけでかなりの分量に
なってしまうので、重要なポイントを一つだけ
 
物を入れるだけではなく、物をしまうスペースを
考えておきましょう、ってことですね
 
で、これと同じ考えをバックで行うアイデアを
読みました
非常に面白い「バックワーク」です
→『ポケットワーク、バックワーク』の詳細ページへ

ボディランゲージ:オープンとクローズ

ボディランゲージと言うとイメージは
どういったものになるでしょう?
 
言葉が通じない相手に
動作で指示を伝える、みたいな
ことを思い浮かべる方も
いるでしょう
 
そういったアクティブな
物だけではなく
もっと無意識下で効果を発揮する
ボディランゲージもあります
 
このサイトでも何度か取り上げている書籍
「The Approach – A Complete Guide to Becoming a Working Magician」
の中で取り上げられているのですが、そこでは
面白い内容が書かれています
 
セリーニがスライディーからレクチャーを受けた際の話ですが
トリックではない事柄を繰り返し練習させられた
ようなのです
 
部屋に入ってきて、出ていく
その練習を何度も、だそうです
 
ジーン松浦氏もスライディーニは言葉で説明するのが
あまりうまくなかった、と言っていますが
恐らく彼のレクチャーも、明確な理由を説明しないで
何度も歩かせたのではないでしょうか?(笑)
 
ただその重要性は十分に理解していたわけです
→『ボディランゲージ:オープンとクローズ』の詳細ページへ

とらんぷの活花

僕がマジックにのめり込んだ
時には、すでに販売が終わっていた
作品集である
「トランプの活花」
若い方は知らないかもしれませんが
マックス・メイビン氏の別名である
フィル・ゴールドスティン名義での
パケット作品集です
 
先日ちょっとしたきっかけで、この本を手に入れて
中をパラパラと読んでいました

もちろん、今から20年以上前のものですので
多少のOut of Date感があるのは当たり前なのですが
フィル氏が活花と称したその理由が分かるような気がしました
 
過度な装飾を排し、シンプルな美しさを生み出す
日本の活花は、パケットトリックの美しさに通じる部分が
あるような気がします
 
不肖ながら

シンプルな技法への研究

簡単な技法と基本の技法っていうのは
全く違うものでして
基本的なテクニックだからと言って
簡単とは限りません
 
むしろ、基本的な技法は
多用されるために
修練が必要になってくるものだと
考えていた方が正解のはず
 
ブレイクやダブルリフト
カットやフォースなど
カードマジックにおいては極めて基本的な技法と
言えると思いますが、決して簡単なものではありません
 
さて、そんな中で多用されつつも簡単なものという
理想的な技法?の一つに
ビジネスカード・プロフェシー・ムーブがあると思います
 
そんな基本的な物だからでしょうか?
あまりきちんと緊急がされているのか、となると
確かに日本語の文献は少ないような気がします
 
たまたま知った、イギリスのアンダーグランドマジシャンである
ジャスティン・ハイアム氏のノートに
このテクニックに関して、まとまっているものがあります
そして今回、彼の許可を得て日本語版権を頂きました
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