インプロンプトって・・?
マジックのクリエイトを行う際にはいろいろと
縛りをつけたりするものです
カードは使わない、とか
カードの中でもパームを行わない、とか
そうやってルールを作った方が楽しくはありますし
弾力性のある思考を作るにはいいでしょう
そんな縛りのあるプロブレムとして
「インプロンプトで何を演じるか?」というものが
あります
インプロンプトの定義があまりはっきりしないので、その点から
議論になることもあるのですが、要はマジックによく使うような
道具を持ち歩くことなく、でもマジックを演じるなら
どうする?
と言ったところでしょう
確か、厚川賞の冊子のうち、和田さんのものは
そういったものだったと思いますし
10回記念の本に載せている作品のうち
クリエイターたちは1作品ずつインプロのものを
出しているはず
クリエイター心を掻き立てる条件なのでしょう
僕はどちらかと言えば、パフォーマー寄り
まあ、アレンジャーといったところですが
そして、何よりも現実主義
僕の感情などは後回しで、効果を優先
ですので、僕のとる手は、1つ
「インプロになる状況を作らない」
です
これはランドのママからの教えでもありますが(笑)
学生時代に、そんなインプロの事を悩んでいて
資料を集めていました
ランドでビデオや冊子の質問をした時に
ママは一言
「そんなの、サムチップをいつでもポケットに入れておけばいいじゃない!」
しゅ~りょ~(笑)
そう、つまりはいつでも準備しておけってこと
ですので、今の僕は
できうる一番強力な準備を常にしています
そのためにカバンが無駄にデカいのですが・・
学生時代は、ベストのポケットに常にジャンボコイン
なんて時期もありました
ただ、これは常在戦場の感覚があれば当たり前なのかなあ、と
パズルワークとしてのインプロ作品ならわかりますが
本当にそれに頼るのは、あまりよろしくないだろう、と
何もなかったらどうする?
ではなく
何もないという状況を作らないためにはどうする?
という考えにシフトしています
だって、マジックを見てくれるお客さんには
本当に何もなくっても、ガッツリ準備してあっても
さして変わりはないのですから
単に、自分の怠惰でそんな状況になるくらいなら
いつでも持ち歩けるようなトリックも探しておいてみましょうね
なんでこんなことを、と言われそうですが
先日とあるバーでマジシャンのジョージとばったり出会い
彼はプライベートにもかかわらず、ほぼフル手順を
演じきったのです
プロとして、ちょっともったいない気もしますが
でも常にその状態にあることに、敬意を表します
常在戦場
そんなプロ根性を見せてもらいました
マジシャン、カードがなければただの人
なんて言われることもありますが
なら、いつでも持ち歩きゃいいんでしょ
って感じです
さて、皆さんのマジックに対するスタンスはいかがです?
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アンケートに関して:バックの中身は? | 2014年11月24日