ウィズコロナでのホッピング注意点:適切な知識と対応を
さて、2020年の7月
そろそろ店舗によってはマジシャンを動かすという事を
し始めたお店も出てきました。
1つには、飲食店に人が戻ってきてくれるように
なってきたから、という部分があるでしょう。
あくまで、僕らレストランマジシャンは
レストランの軒先を借りて、一緒にお客さんに
楽しんでもらうのが仕事です。
ですので、レストランとしての部分が大丈夫にならない限り
仕事は戻ってきません。
何せ、一番の人件費食いですので。
(この辺は、コスチャのDVD、コンテンツをご覧ください)
家の中に籠った時間が長くなってきて、外に出て食事をする
という普通のことが、実はとてもワクワクすることである
という事に再実感できたと思うんです。
そこに、さらなるスパイスになる
マジックというものが、実は店舗に取って
プラスになるという事を実感してもらいやすい
タイミングなのかもしれませんが
もちろん注意すべきことはあります。
それが第2の事柄になってきて・・・
きちんと対策をするという事ですね。
ここまでの時間で、色々と実体験として対策の取り方や
そのレベルなどを認識出来てきていると思います。
それは、お店にもお客様にも、何らかの対策のイメージが
出てきたという事でしょう。
マジシャンとしてもできる範囲の事をキチンと行いつつ
ホッピングをして行く必要が出てきます。
ポイントは3つあるかと思います。
・お客様とできるだけ接触しない
これは物を介してもそうですね。
お札を借りるとかも無し、カードを持ってもらうとかも無し
できるだけ非接触でのトリックを考えるってことです。
こうなってくると、ホッピングなのですがショー・スタイルの
純粋に観客になってもらうという感じの方が
いいのかもしれません。
状況が許すならそういった演技を考えてもいいでしょう。
・マスクをしたままで
バーでもレストランでも、接客の際にはマスクまたは
それに準ずるものをきちんとしておく
という事です。
溶接のマスクみたいな形状の物は、相手からのものを避けるタイプですから
(いわゆるフェイスシールドという物です)
そうではなくって、こちらの飛沫が行かないマスクのタイプがお勧めです
普通のマスクだったり、飲食店の方などがするあごあたりで固定する?
透明マスクとかがいいと思います。
演技上顔の表情は見えた方が良いので、僕は透明のものをお勧めします。
・食事との距離をとる
お客様との距離をとることは、もちろんになります。
そして、まだちょっとこの「ソーシャルディスタンス」ってものに対して
神経質になっている方もいるように感じます。
あれって、基本的にマスクをしないような文化の所で
2M位離れれば大丈夫ってなっているわけです。
マスクがあれば、予防とかにはなりませんが
こちらの飛沫を相手に飛ばしたり、相手の飛沫が飛んでくる可能性を
かなり減らせるのは確かです。
曝露量や曝露力という部分になってきますが
正直、10分とか15分とかのホッピングなら
互いの曝露量の閾値はまず超えません。
話は少しそれますが、この曝露量とか曝露力とかの言葉を
テレビなどで聞いたためしがないのですが・・・
ウィルス感染に関してはこの曝露量というものを勘案するもので
だからこそ、お医者さんなどは量が多くなってしまい重症化する
わけです。
簡単に言えば、あびる量が少なければ感染しない
またはしても軽症、あびる量が多いと発症や重症になるという事です。
決して理解できないものではないですよね。
新型コロナの曝露力は強いようですが
とはいえ、1卓10分ホッピングをしたくらいで
閾値を超えるレベルではないわけです。
(濃厚接触にはならないレベルです、対策もしているわけですし)
ただ、注意するのは、飲食物です。
そこにもし付着している場合には
それを体内に入れてします。
ですので、お客様自身だけではなく、料理や飲み物との距離も
むしろそっちの方を注意した方が良いかと思います。
自分の飛沫がお料理や飲み物に飛んでしまう
可能性があるわけですから
この時期のホッピングはお料理が終わった後に
締めとして演じる方が安全でしょう。
さて、注意点をご紹介してきましたが
上記の事をやっておけば、かなり冷静に考えて
ホッピングで感染することはありえません。
お店側もマジシャン側も、お客様に楽しんでほしいのは
同じ気持ちのはずです。
互いに持っている情報を最新にして行って
安全にそして必要十分な状態での対応ができるようにして
お客様にマジックを演じていきましょう。
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