ギミックカードを自作する時には使い分け!:3種類+αの接着 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

ギミックカードを自作する時には使い分け!:3種類+αの接着


今では様々なものがマジックショップで売られていますが
最終的に自分の使いたいものは自分で作る、というのが
一番になってきます。
 
特殊な道具が必要なものはあきらめがつきますが
まあ、紙関係のモノに関しては
自分で加工ができる範囲も広いですよね。
 
プリンターでシールの用紙に印刷して
カードに張り付けるだけでも
実際には非常に喜ばれることが多いです。
 
クライアントに合わせて、ロゴなどの画像や写真を頂き
そのたびごとに相手に合ったトリックを作る
なんてことをしている方も多いでしょう。
 
そこまで行かなくても、単に何かを貼り合わせる
という事をしたいと思って、作ってみたけど
あまりいい感じにならなかった、という事を
経験したことがある人も多いのではないでしょうか?
 
今回は、特にギミックカードやギャフカードを作るとして
どんな接着物を使うかに関して、簡単ですが
まとめていきたいと思います。
 
大きくは3つあると思っています。
まず・・・

一番一般的な接着用の物は液体のりでしょう。

一番メジャーなのが、このアラビックヤマトとかではないでしょうか?
 
使いやすいですし、何よりも手に入れやすいものです。
比較的固めの紙を貼りつけるのでしたら、これでいいと思います。
 
ギミックカードを作るのでしたら、カードごと2枚を貼り付けるとか
そういった作業ならこれで問題ないでしょう。
 
乾くまでに若干時間がかかるかもしれませんので
それまではほっておく、というのも大事になりますかね。
 
ただし、薄い紙どおしを貼ろうとすると、しわが寄ることがあります。
この理由なのですが、糊の成分が水分に溶けているわけですが
その水を紙が吸います。
そして乾く際に、水が蒸発するので、その部分が収縮するわけです。 
そうなると、しわが寄るという事が起こります。
 
恐らく、紙を貼ろうとして、なんか上手くいかないとか
綺麗ではない、という場合、この手の糊を使っている人が
多いのではないでしょうか?
 
用途をえらんでみていただければ
使える道具です。

なので、例えばカードで表面をピールして(1枚だけ剥がし)
ギミックカードなどを作りたいなら、こっちの糊でしょう
スティックタイプのものです。
 
こういったものですね⇒消え色ピット
 
最近はいろんなタイプのスティックのりが出ていますが、消え色は
ぬった場所が分かるという意味で、使いやすいですね。
 
その他、仮止め用の弱いノリも使い道は色々とあったり
逆に強力なものもあります。
 
お分かりの通り、固形なので、水分量は少ないです。
なので、乾いた際によれる率が確実に少ないです。
 
糊そのものも手に入りやすいですし、扱いも楽です。
ですので、カードの加工には、この手の糊がいいと思います。
 
ただし、注意点としては、乱雑に面に塗ると、むらができた状態に
なってしまうので、貼った時に凸凹する可能性があるという事です。
 
この辺に対しての注意ですが、糊を塗る前に
表面に細かなやすりなどをかけて平らにしておき
できるだけ薄く凸凹しないように糊を塗ることでしょう。
 
また、どの糊で貼った際も、しっかりと圧力をかけて
ピッタリさせるのは、基本の作業だと思ってください。
 
作業の際、乾いてしまうとつかなくなる可能性が高いので
比較的さっさと作業をしないといけないという事と
くっついたら剥がせないのが通常ですので
作業は少々注意力を上げて行いましょう。
 
さて、最後は、今までのモノと
少し方向が異なる接着物です。
 
持っている人は少ないと思いますが、非常に便利な
ペーパボンドです。

ペーパーセメントなどとも言われますが、同じものです。
 
今までのものと違って、溶剤が揮発性のモノなので
一気に変わりますし、貼り付ける際にもしわなどになりにくいものです。
 
セメダインのボンドとかと同じ感じだと思っていただければいいですが
(あれ、もうプラモデルとか作ってきた人は少ないか?(笑))
ちょっと粘性のある液体という事です。
 
便利な点は、乾いても大丈夫という事です。
 
むしろ、乾ききってない状態で貼っても
すぐに剥がせますし、なりつけたとしても、ソルベント液
というものを使えば、剥がせます。
 
普通に使っていると、だんだんとペーパーボンドの溶剤が
揮発するので、基本的にはソルベント液と一緒に
購入しておくことをお勧めします。
 
刷毛などで広い面に一気に塗れますので便利です。
しわになりにくいですが、糊を塗る際に
少し村になりやすいかと思いますので、その辺は
濃度の調節などをしつつ、使ってみてください。
 
注意点としては、このペーパーボンド
実際にはいくつかの種類があります。
 
どれも、乾ききってないうちは再接着が可能ですが
乾いてから、グッと押し付けると、一気にくっつきます。
 
で、どういった種類があるかといえば
片面だけ塗っておけばくっつくものと
両面とも塗らないとくっつかないもの、です。
 
一番一般的なものは、片面だけ塗るものですので
それを手に入れておけばいいと思います。
 
この方面タイプを両面にぬって着けると
より強固に着きますので
これはこれで、何か工作をする際には
使えると思います。
 
カードに限らず紙全般、実際にはかなりお勧めしたい
接着の道具です。
 
沢山作って、触れないようしておけば
乾いたって大丈夫ですので
作り貯めすることも可能です。
 
個人的にはこれらのモノを使うことがほとんどなのですが
最近はさらに便利で種類の多いものがあります。
 
両面テープです

これまた色々とありますが、まあメジャーはこのデザインの
両面テープでしょう。
 
仮止めのような弱いタイプ、強力なもの
透明だったり、紙ベースだったり
色々とありますので、活用している方もいると思います。
 
1つのポイントとしては、若干の厚みが確実にできます。
ですので、使うテープの厚みはちょっと意識してみてください。
 
例えば、ピールしたものを留めるのに
両面テープでもできるでしょうが、恐らくテープの影が
出ると思います。
 
便利な点としては、非常に細くカットして使う事などもできますし
剥離紙を剥がさなければ、大丈夫という点も便利です。
 
カードマジックでは、一時的な固定、に使われることが多い
両面テープですが、実際には金属の固定などもできるくらい
強力なものもあったりしますし、クッション性のあるものを
上手く使うことなどもあり得るでしょうから、研究してみても
いいと思います。


 
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