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マジックの現象10分類:手順構成の参考に

マジックを演じる際に
その手順の構成を考えないと
いけなくなってきます
 
ウケるから、強力な現象だから
そんな理由だけで
単発の現象をつなげて行えばいいか
ってなると、そうとも言えないわけです
 
野球で言えば、全員4番の選手
それはそれで強力な打線ですが
波状攻撃のように、効果をどんどん上げていく
ってことを考えている流れでは
無いわけです
 
また、そんな打線のチームの攻撃方法は
ある意味一辺倒であり、あまり面白いものではないはずです
 
強弱があり、緩急があり、バラエティーがあり
まるで観客の思考と感情を
手玉に取っているかのような、そんな感じの
手順にできた方が、より面白いものになるでしょうし
そして、効果は級数的に強くなると思っています
 
で、その際に、マジックの現象の分類を
ある程度でも分かっておけば
自分の演じてない現象を付け加えることで
観客の注意などを引き付け続けられるはず
 
ということで、シンプルな現象の分類をしてみましょう
これを参考に手順構成や、新しい手順の構築の参考の一助に
なるかと思います

1:プロダクション
何かを突然に取り出す、といった現象です
A4枚を取り出す、というのも、コインを取り出すなどと言うのも
この現象ですね
 
2:バニッシュ
物を消す、ということ
ただし、消失は出現よりも難しい現象ですので
現象の前後をしっかり考えておかないといけないです
 
3:トランスポジション
交換現象、つまりは2つのもの位置が入れ替わる
といった感じのものです
相手の手の中とかで行われると、より強力ですね
 
4:トランスフォーメーション
変化・変形ということですが、一番幅広い現象かもしれません
カードのフェイスの変化もそうでしょうし
素材、形状の変化などもそうです
 
想像以上に観客には衝撃的な現象だと思います
 
5:ペネトレーション
貫通現象、硬いものが固いものに貫通するのもアリですし
貫通後に復元しているというのでもありでしょう
 
6:レストレーション
復活です、意図的に破壊したものを元に戻す
ある意味で、一番マジシャンらしいパワーを示す現象でしょう
 
7:アニメーション
命無きものが動き出す、という感じの現象です
演者の意思で動かすのはサイキック現象と言った方が正確でしょうが
その辺も含め、物が動くのはアニメーション現象と考えてもアリでしょう
 
8:アンチ・グラビティ
浮揚現象、物が支えもなく浮くという現象です
重たいものが浮く方が不思議だとは思いますが
軽いものでも十分不思議ですし、ほんの一瞬でも十分な
パンチ力があります
 
9:シンパシティック・リアクション
同調現象、ある意味で変化現象ですが
何かに影響して同じになる、といった感じです
順番、色、数、などなど
意外にプラスアルファするのが簡単な現象かもしれません
 
10:メンタルエフェクト
予言や一致、マインドリーディングなどメンタリズムと言った方が
分かりやすいでしょうか
あまり手順に入れ込みすぎると気持ち悪くなりますが
適度に行うのは、効果的です
 
時代的に、メンタリズムの認知がありますので、そういった演出で
演じることで、受けいられやすいかと思います
 
さて、このくらいの分類で十分かと思います
 
今までに浮揚現象を入れてなかったら、それを入れてみるとか
貫通現象のギミックを持ってないなら、ちょっと確認してみるとか
 
手順のふくらみや、自分の得意な演技などの幅も広がると思いますので
ぜひ、参考にしてみてください


 
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