ご質問に関して:アンビシャスカード | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

ご質問に関して:アンビシャスカード

メルマガ登録時の
自由項目にお書きいただいた内容です
 
アンビシャスカードのテクニック及び
ギミック(ディーラーズアイテム)の
総括をお願いします。

 
なかなかハードな内容です
 
なぜハードかといえば、僕自身
ほぼアンビシャスカード現象を行わないから
というのが1つ
 
もう1つは、どこまでの範囲を
アンビシャスカードのテクニックや商品と
考えているのか分かりかねる
ということ
 
なので、僕の頭の中にある事柄で
なおかつ、参考になると思われることを
という、非常にゆるい範囲での
コンテンツになります
 
まずアンビシャスカード、に関してなのですが
恐らくはバーノンが発表した際に
このタイトルを付けたのが、最初なのでは??
 
それまでは、手順としてというよりも
単なる現象として、サインカードが上から現れる
的なものだったかと
 
ちなみに、バーノンの手順を知りたい方は
今は再販になっていますので、購入してみてください
もちろん英語です

 
この本に載っている手順が
ある意味厳密なものとしての
アンビシャスカードの手順
といえるものでしょう
 
 

で、ここからサインカードが何度も上から出てくる
現象や手順の総称が、アンビシャスカードと
なってくるのだと思います
 
現象として分かりやすくて
非常にいいマジックだと思いますが
誰もかれも行うので
僕自身はあまり演じません
 
演じたとして、2,3回カードが上から出てきたら
それで終了です
 
で、次に有名なコンテンツとしては
故・ダロー氏のDVDではないでしょうか
日本では、スクリプトマヌーヴァさんが字幕翻訳で
リリースしてくれています

僕が足りない頭を絞るより
ダローが長年研究した
この内容を見ていただいた方が
効率的に学べると思います
 
ですので、テクニック関係は
こちらをご確認ください
 
ダロー以上の総括を
僕ができるとは思いません
 
僕は、そこまで無知なマジシャンだと
自分自身思っていませんので
 
最後に来日した際に
幸運なことにレクチャーの通訳を
務めさせていただき
その知識や演技の一端に
触れさせていただいた
マジシャンの一人としても・・・です
 
ちなみにですが、このDVD中での演技の際
ダローは
「カードの「コントロール」をお見せします」
と言っています
 
まあ、一般の方相手に
アンビシャスカードをお見せします
と言ったって、なんのこっちゃですから
演出としてそのような表現をしているのでしょうが
トリックとしてはアンビシャスカードなので
DVDのタイトルは、このようになっているのでしょう
 
要は、コントロールやチェンジのテクニックの集大成
ですので、アンビシャスカードに使えるテクニックは?
などと聞かれるなら
 
「コントロールとチェンジのテクニック
     およびその周辺のものすべて」

 
と答えるのが、正解になると思っております
 
かなりざっくりかもしれませんが
テクニックは道具ですから、そうなるでしょう
 
トンカチで、家を立てることも、船を作ることも
氷の彫刻を作ることだってできるわけで
使い方次第ってことです
 
さて、ギミック関連ですが、これまた一番広範に括れば
「カード関連のギミック」
ってなっちゃうでしょうね
 
もう少し絞ってみて・・・
ダロー自身のアンビシャスカードの最後に使う
ギミックがありますね
 
これは「上がってくる」ということに絞ったものです
ですので、カードが移動して上がってくる
という表現のできるものなら、ギミックとして
使えるでしょう
 
つまりは、ライジングカード系の物は使えます
それまでの手順に邪魔にならないようにするなら
ジェフのグンダリーニか、僕のスレッドコンテンツか(笑)

また、カードインワレット系のワレットは全て使えるでしょう
ヒンバーだって、使い方次第
(これは僕のコンテンツなどを購入されている方はお分かりかと → ヒンバーワレットコンテンツ笑)
 
最初からカードを出しておく、という
「サインドカード」とか「ドリームカード」的な表現を
行うなら、そっち関係もギミックとして使えます
 
バーキングドックやケネディのミステリーボックスですね
最近ではいろんなものが出ているのですが
Vision Boxとかパラゴンとか3sixtyとかFOB等も使えます
 
単純に密室の中に移動させるというのでしたら
マシューライトのRSVP Boxとかが
最近の商品でしょうか
 
いわゆる、海賊箱系の物です
結構いい出来だと思いますよ
 
デックがなくなる、っていうなら
オムニデックが有名でしょう
 
多く人がオムニを使っているのは、いろいろと楽だから
っていう部分があるかと思います
もちろん、ウケるから、という部分も大きいです
 
リセットも簡単ですし、ポケットに入れておいても
他にひびかないですし 
ギミックか?と言われたら、なんの仕掛けもないものですが(笑)
 
そこに、一ひねりしてお弁当デック
というものもあります
 
個人的には使いませんが、面白い物だと思います
この辺はロジカルに考えちゃいけない部分かと思いますね
だって、透明になる意味だってないんだから
「お弁当になっていたら面白いでしょ?」
位の感覚でもいいかと
 
僕が昔演じていたサインカードルーティーンで
最後のオチとして使っていたのはジェイサンキーの「クリップド」
でした
 
純粋に4つ折りカードをクリップで留めておく
ってだけ
そこからのスイッチをするもので、完全にスライハンドです
 
後は神戸の変人?トリックスタジオの
紀良 京佑氏の封筒を使っています
http://trickst.e6.valueserver.jp/ 

ある種、コンセプトのみ、現象のみのトリック?ですので
いかようにも手順構成はできると思います
 
ですので、テクニック・ギミック共に使い方は
自由自在です
 
人によってはスベンガリデックまたはミラージュデックを使って
アンビシャスカード手順を演じるプロの方もいるようですし
(マジシャンとして、そんなにギミック頼みで楽しいか?って感じですが・・)
まあ、総括って感じに括らなくてもいいのでは?ということです
 
自由闊達に、そしてしなやかに考えてみてください


 
今回の記事が、あなたの役に立ったのでしたら、ぜひクリックを!!

手品・マジック(趣味) ブログランキングへ

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

関連記事のページも合わせてご確認を

この記事へのコメント

レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか? TOP » カードマジック, マジックに関して, 未分類 » ご質問に関して:アンビシャスカード