マジックの商品:一長一短 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

マジックの商品:一長一短

pinochle_meld雨後のたけのこのように
マジックの商品は尽きず
作られ続けています
 
もちろん、新しい物もあれば
技術革新や素材の機能性などで
使いやすくなったり、耐久性が出たり
つまりは存在価値のあるものも
多いものです
 
ただ、そうではないものもある
ってことです
 
1つのパターンとしては、結局先祖返りしている
ってこともあります
 
これそのものは、悪いことでもなんでもないのですが
結局過去の商品の確認をしてないってことが
少々問題だったり、そういったことを指摘できない
人達しか売っている人の周りにはいないってことに
うすら寒さを感じます 
 
マジックの全てを知っておくことはできません
でも、プロフェッショナルとしては
どこを調べればそれがあるのか・確認できるのか
ってことは分かっておくべきでしょうし
 
1人の知恵ではなく、数人の知恵を集めれば
まあ、問題ないレベルの確認は取れるでしょうから
 
さて、そういったこととはちょっと違ったレベルで
商品のセンスを感じ取ることもあり得ます

例えば、何か前例があって、より楽にしました!
なんてものは多いわけです
それはそれで存在価値があるのですが・・
センスを感じない変更って物もあるわけです
 
○○を変えました、○○を無くしました
なんてうたい文句が並ぶことがあるのですが

えっ?そこ??

ってこともあるわけです(笑)

元のトリックの良い部分を理解しきれないで
どこかを変えたからって、それが最善にはなりませんし
究極なんて、到達しえないでしょう
 
大抵は、もともとのトリックをきちんとできてない人
どこが大切なポイントなのか分かってない人がいて
そのずれた部分を修正するために、よけいな部分が
付け加わるくらいですよ
 
例えば、余分なカードを使わないことがいい点なのに
余分なカードを使ってみたり
ビジュアル的にはよくなるかもしれませんが、実は
余分なカードを隠して使うと、演者の精神的負担が
多くなったり
 
ラフにカードを扱うからこそ、怪しさが無かったのに
そこに疑念を生むような部分が生まれたり
 
手順の構成から、ギミックカードを使っていても
相対的にその怪しさが薄らぐようにできているのに
その構成そのものを理解して無くって、怪しいものが
観客の注意を集めてしまう状態だったり
 
まあ、センスと言ってしまえばそれまでなのかも
しれませんが・・・
 
僕自身、先人のトリックをそれほど変更して使う気がないのは
こういったことがあるからです
もちろん、今伝わっている物がベストでないこともあるのですが
より良いものにするには、まずはそれをやりこんでみる
ってことが第1です
 
そして、大抵の場合、完全に良くなるのではなく
一長一短が生まれます
 
自分の演じる場、演じるスタイルで、ベターな方法は
変わっていくと思いますので
そういった不確定性を理解の上で、演じていきましょうね


 
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この記事のコメント

こんにちは ミキティと申します。

ブログランキングからきました。

マジックの世界も 奥が深いですね。

勉強になります。

応援していきますね。

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