コンテストを見て:テーブルの下の戦い? | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

コンテストを見て:テーブルの下の戦い?

cheatingUGMコンベンションも終了
いたしました
今回はクロースアップの大会ですので
コンテストもクロースアップです
 
コンテスタントの人数は14人
日本人が3分の1くらいでしょうか
 
歴史的に?UGMコンベンションでの
クロースアップにおいて
日本人が1位を取ったことがない
というのが若干さみしい所なのですが
今回も、台湾の方が1位を獲得しました
 
3位までに日本人も絡まず、少々残念な
結果でしたが、いろいろと思う所も
 
最近のコンテストでは、テーブルの持ち込みや
セットアップに幕で隠して、なんてことを
することが多いですが、日本人コンテスタントは
そういったことをする人が少ないですね

そういった必要のない手順で挑んでくる人が多いわけで
僕自身もそのような方が、良いと思っています
 
ある意味で、テーブルの仕掛け勝負だったり
テーブルの下にどれだけの物を準備しているのか勝負に
なったりしますので

もちろん、コンテストで評価して欲しい手順がそうなら
それも仕方なし、なのでしょうが・・
なんか違うよねえ、と思い続けて10年くらいでしょうか?

ダローの通訳をしたときに、ダローに
「FISMの審査員ってしたことあったっけ?」と聞いたら
「イヤ無いねえ」と
「なんで?あなたがいれば、評価も変わるかもしれないのに」
「うーん、分かんないなあ」って感じでした
 
ああいった、ガチのクロースアップができる人を
審査員に入れてほしいですね
 
さて、陰に捨てる作業であるラッピング
また、陰から取ってくる作業は・・なんて言えばいいの?
ロード? スチール?してくる動作って
想像以上に大きいわけですよ

だからこそ、最小限に使おうって思うはずなのですが
そこにおんぶにだっこ、って人が多いような
 
かつて、スピリット百瀬師匠に言われたこととして
「手を再度動き出す際に、離せ」
と言われました

物を持って、テーブルエッジまで持ってきてすぐに捨てる
そんな動作は非常に気がつかれやすいわけです

なので、上記の言葉に注意をすると
一拍外す感じになります

物を取ってくる場合には、手がテーブル上から消える瞬間を
きちんと作るか、インプパスするくらいの事を
して欲しいですよね

どっちにしても、使い過ぎは良くないですよ
何とかの一つ覚えみたいに、何度もテーブルの下に手を下げて
そこで何かをとっかえひっかえ・・

クリティカルなタイミングで、手順中1,2回使われると
まさに奇跡が起こるのに、何度も使うから
インフレーション起こしちゃう
 
しかも、手法が雑だったりすると、なんともね
 
そういったこともあってか、状況としては厳しい
現場での演技の方が面白いって思っちゃうんですよね

今の韓国・台湾などアジアの若手のコンテスタントは
勢いがあり、とんでもない現象をバンバンやってきます

でも、360度囲まれた、自分の身1つしか頼るものが無い
そんな状況下で、準備もなくどんどんテーブルを回って
演技していくなんて状況下なら、まだそんなに引けは取らないんじゃ
無いかな?
 
って、老体が思っているわけです


 
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