コンテストを見て：おまじないは？
先日チョットした縁あって
JCMAのチャレンジャーズライブに
伺いました
もちろん自分がコンテストに
出るわけではないのですが（笑）
で、JCMAのチャレンジャーズライブの面白いところは
コンテスタントへのフィードバックが
観客も含めて公開制になっていることです
つまり、審査員からコンテスタントへのフィードバックを
見ることができるわけです
通常は、その人だけにフィードバックするのですが
他の人へのアドバイスを同時に聞けるって、かなり特殊でありつつ
そして勉強になります
正直、審査員になっている人たちは、ほぼほぼ知り合いなので
フィードバック前に、多少お話をさせてもらっていて
その中でも気になっていたことを、実際のフィードバックでも
おっしゃっていました
審査員をされていたさとるさんが取り上げていたのですが
（ここは名前を出してもいいですよね？いたのは真実ですし）
「おまじない」に関してです
さとるさんがおっしゃっていたのは
いくつかのおまじないの動作を、１つの現象に対して行う人がいて
それは絶対ダメ！ということでした
以前に同様のことを取り上げているかもしれませんが
無意識でやっている人が多いと思うんです
例えば、指を鳴らす、息を吹きかける、もう一方の手で何かをするような
うごきをして、さらに目的の手を軽くもむようにしたり・・・
結局、どれが効いて、不思議がおこったん？（笑）
これコンテストでもそうですが、実際の現場でもお客さんの頭の中に
少なからず「？」が浮かぶことです
まあコンテストの場合、間が持てなくって、思わず
なんて人もいるでしょうね
もっと言えば、何か現象が起こったとして
不意に起こったの？ それともおまじないのおかげなの？
って、その差も分かってない人もいたり。
演者は何もしないで現象が起こっていることを理解しているのに
その直後に、連続して現象が起こっているときにはおまじないを
かけていたりと、ちぐはぐだったりするんですよ
コンテストなら、十分に減点対象になると思います
これもさとるさんがおっしゃっていましたが
「おまじないの動作は、意外に見えにくい」
ということ
これはコンテストだと特に、だと思いますが
距離があると、本当に息をかける動作、というのは見えにくいです
場合によっては、ほとんど伝わらないと思っていいくらいでしょう
さとるさんは、おまじないをかける動作も
しっかり伝わるように大きくしましょう
とおっしゃっていました
全体の動きを大きくするのも必要だと思いますが
前後の動きをしっかりする、というのも手でしょう
例えば、手に何かを握っていて、そこに息をかけるおまじないを
するとします
その際に、練習やリハーサルをしてない人なら
本当に少し、こぶしへ息をかけるだけでしょう
でも、多少は考えてきている人なら
握っている手を動かさないで、顔を近づけて
動きを大きくする、という事をしたりします
フォーカスは手になるわけですから、これもいい方法ですね
で、僕が思ったのは、前後の動きを大きくすることで
おまじないを認識させる、という方法でした
息をかけるおまじないって、本当に息をかける必要は無いわけで
かかったように見せればいいのですよ
ですので、おまじないをかける手を一瞬見つめて
口を少し大きめに開けたら、意識的に口をすぼめて手を近づけ
吹いた動作をしたら、再度手を離して、その手を見ます
イメージしてみてください
恐らく、おまじないをかけた感が強くなってません？
実際に息を吹く部分を強調したのではなく、その前後を意識的に
大きくする感じです
これ、サロンやステージなど、見せる相手が多くなったり
舞台が大きくなった場合には、意識的に行わないといけないでしょう
コンテストに出る方は、不思議さの部分のみにフォーカスが行きがち
なのですが、実際にはそれ以外の部分でかなりの失点をしている気がします
自分のセリフや動きを、論理的に考えてみた方が
手順全体のノイズは減って、マジックそのものがシャープに見えてくるはずです
自分の行うおまじない、ちょっと冷静に見直してみてください
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