手品の暴力?:回避する具体的方法 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

手品の暴力?:回避する具体的方法

WEB86_bonpower20150207120628500「当店ではサービスで
マジックを行っているのですが
御覧になりますか?」

この言葉を言った際に
いったいどれくらいの人が
正確に意味を理解してくれるだろう?

レストランでご飯を食べていて
いきなり店員ではない、変な格好した
分けわからん人が話しかけてきたらどうです?

ぼくなら、基本的に恐怖を感じるはずです(笑)

マジシャンだと分かったところで、いきなり手品をされても
これまた怖くないですか?

だって食事をしているわけで、そこでマジシャンに興味を持たれなければ
どんなに手品がうまい人であっても
「いや、結構です」
って行ってくる人は、かなり多いと思うんです。

マジシャンとしては、それを言わせずに
「まあ、1つくらい」ってマジックすることの方が
多いのですが・・・

僕は、こういったことを
「マジックの暴力」と言っています
マジックがしたいのは、マジシャン側の感情ですので

ユージンバーガー氏も言っているように、レストランなどの場所は
マジックを見せることに向いているわけではありません

そういった場で、マジックを見てもらうために
力技を使ってマジックをするのは、後々の齟齬を作ってしまう
きっかけになりかねません

特に若い方だと、マジックをしたくてしょうがない
って方もいますので、よけいにこの暴力をふるってしまう
可能性が上がるわけです

ということは、それに対する反作用も起こるわけで
痛い目にあってしまうことも

これ、何回か痛い目を見て、そして血を流し
傷が治って強くなるのですが
それって時間がかかります

まあ、僕でも30過ぎてようやく分かったことなので
20代の人にそれを求めるのは、酷ってことなのかも
しれません

でも、それを早めに分かっておくと
次のレベルに上がるのも早いですよ
一言で言ってしまえば、人として受け入れてもらう
これはユージンさんも言っていること

ではどのようにして?ってなるのですが
方法はいろいろとあると思うんです

でも、その方法は、その人に合う方法でないと
効果は薄いでしょう
では、どうやって見つけましょう?

これは簡単
お客さんになるんです、できるだけたくさん

不思議なことに?マジックバーやレストランで
動いている若い子って、自分がお客として
お店に行ったことがなかったりするんですよね

まあ、そんなに頻繁にばーやレストランに行けるほど
金銭的な余裕も少ないとは思いますが

自分のお店は除きますよ、自分がマジシャンだと
分からないような所に行ってみるのです
そうすると、すぐにわかります
何が心地よく、何が心地悪いのか

それはマジックだけに限らずに、お店のサービスに関しても
例えばトイレの状態、テーブルの配置、お酒や料理の提供など
良い・悪いではなく、自分にとって心地いい・心地悪い
ってことに気づくでしょう

後は、自分が心地いいと思ったことを
お客さんにも提供するだけです
要は「相手の視点を持つ」って経験を沢山した方が
いろんなことを学べるわけです

もちろん、想像力が豊かで、勉強をしている人なら
実際に経験しなくても、いろんなことができるのでしょうが
普通の人は、体験しないと分かりません

そして、それが一定量に達さないと、自分の行動まで
落とし込めないことが多いです

僕の場合には、それがようやく30歳くらいで
達した、ということでしょう

たまーに「プロマジシャンになりたいです!」という人に
会うこともありますが、そういう人も片手で数えられるくらいしか
プロマジシャンを見ていない、なんてことも。

あまりにも知識が偏っていたりすることも多いですね。

自分の視点を沢山持つためにも、いろいろな経験をして
そしていろいろな勉強をして、それを活用してみてください

マジックバーなどで演技したいなら、まずはお客さんとして
そのお店に行ってみる、これは難しくないでしょ?
ここからスタートすることをお勧めします。


 
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