ホンとの秘密の守り方と探し方 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

ホンとの秘密の守り方と探し方

secretマジックは
秘密で出来上がっているわけです
隠されているからこそ
それを手に入れたい、見てみたい
って思う気持ちも湧き上がります

まあ、自分から晒してしまうより
こっそりと隠しておいた方が
価値は上がりそうだと
感じるのも、当然ですね

観阿弥・世阿弥が書いた
「風姿花伝」ではないですが
秘すれば花、です

でもですね、このご時世いくら隠しておいても結局は
さらされてしまうことの方が多いわけです

マジックの場合、さらに悪いことに、隠しておいたら勝手に発表されて
しまって、プライオリティまで持って行かれるってことも
無きにしもあらず

油断も隙もないご時世(笑)
じゃあ、どうせすればいいの?ってなった時に
実用的な方法がありまして・・

昔から、ギャグの様に言われているのですが
「秘密は本で紹介してしまう」
ってものですね

要は、この業界の人は本なんて読まないから、そこに
本当の秘密を書いておいても、誰も見向きもしないってこと

それに、大抵そういった秘密って、文字で読んでも分からないんです
読解力の問題で

で、読解できる方は、そういった情報を正しく使ってくれて
秘密を「バラす」ような人でもないことがほとんど

つまりは、対象を適切に絞っておける、という利点もあります

これがDVDのような映像になってしまうと、理解できない人も
手に入れて、表面だけ見て、まねて、本質は伝わらないで
枝葉末節の部分だけが伝わってしまう

悲しいですね・・

よく引き合いに出される?物として
初代天功氏の水槽脱出の仕掛けは、実用新案などでだれでも見られる
状態になっている、という事があります

隠しておくと盗む輩がいるけど、そのように登録しておけば
何かあった場合に、法的にも対抗策ができますし

つまりは「秘密は隠さない」ってことが、秘密を保つ方法です
面白いパラドクスです

とはいえ、もう少し確実に秘密を守りつつ、自分の権利のようなものも
守りたい方の場合、実用的な方法も

何かと言えば・・・

高額な値段設定にしておくことです

例えば、レクチャーノートがあるとして
1冊2000円の価格と、1冊7500円の価格だとすると
どちらの方が秘密を手にする人が多くなるでしょう?ってことです

で、先ほども言ったように、価格を高くしておいたとして
そのハードルをくぐった人は、その秘密に価値を感じてくれて
変に扱うことが少ない人たちです

また、研究者的な側面が強いので、広く流布することも少ない

実は価格のつけ方一つで、そういった情報の流布範囲のコントロールが
出来るようになるわけです

これ、つまりは逆の考え方もあって・・・
高額な物って、あまり多くの人が手を出さないわけです
そこに載っている情報が、たとえ若干しょぼくても、誰も知らない情報
なわけですよ

だから、人との差別化を情報レベルで行いたい方は、非常に簡単
高額な本などを手に入れて読むことでいいんです

例えばビジネス書なんて、2000円以下ですね
でも、その中に4000円するビジネス書があれば、その情報を持っている
人はグッと少なくなるわけです

もし1万円の書籍があれば、さらにその内容を知っている人は少なく
価値が生まれます

こういった作用が生まれることを知っていると、情報のインプットに
お金を使ったほうがいいことがお分かりと思います
誰でも知っているようなことを、山ほど持っているよりも
この世の中で500人の人しか知らないことを知っている

この方が、自分の存在意味が出るでしょ?

誰でもすぐにできるようなトリックをいくらレパートリーにしようと
他の人との差なんて、ほとんどありません

それよりも、人とは違う情報を持つことに
(この世界って、結局は情報空間ですからね
 物理空間も情報空間に含まれてしまうんですよ)

ちょっと意識を持って行ったほうが、正解だと思います

秘密を守るためには、晒すこと
本当の秘密を手に入れるためには、高価な情報を手に入れること

実にシンプルなルールですが、感情的に乗り越えられない人が多いのも
確かです

ぜひ、ちょっと意識して、秘密を手に入れてみて下さい


 
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