マジックを残したい、それともあなたを残したい? | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

マジックを残したい、それともあなたを残したい?

LIG_h_agentjyuwohuku500よく言われますし
今までも繰り返し
お伝えしてきたと
思いますが・・・

レストランマジシャンとして
一番難しい仕事は
お客様のテーブルに入る時
その入り方と
タイミングの見極め

次に難しいのは、テーブルの離れ方とそのタイミング

自分のマジックを相手に披露する前こそ、実は一番難しい
仕事です

これについては、ご趣味で長年マジックを嗜んできた方よりも
当たって砕けろ的に、路上パフォーマンス何かをやっていく若い人の方が
納得できる部分でしょう

もちろん、レストランなどで仕事をしてきたマジシャンなら
その時の感情まで、痛いほどわかるはず

さて、この辺の事がある程度安定してくると、マジックに関して考えるように
なってくるわけですが・・・

安易にパワーのある現象を手順に入れていく、という事をしがちです

マジシャンからすると、パワフルな現象を立て続けに観客に示す方が
「おもてなし」になるから、という感覚です

でも、経験上、パワフルな現象を詰め込めば詰め込むほど
「マジシャン」の姿は消えていきます
観客の記憶にはマジックしか残りません

いえ、もっと正確に言えば、マジックさえも記憶に残らず
「感情の揺れがあった」という経験の記憶のみが残ると思います

つまりは
「驚いた」「びっくりした」「気持ち悪い」「面白い」などなど
「不思議」って感情ではないと思っています
頭で理解することなので、感情で表すなら

「は?」

位な表現でしょうか

キャラクターもはっきりせず、コミュニケーションも不得意だと
マジックのエフェクトに頼らなければならず、そうなると
相手に残るのは、エフェクトの印象のみ、というのは
当たり前の帰結でしょう

それが悪いのではなく、それを狙っているなら問題ではなく
狙わずにそうなっているなら、問題です

僕自身は、若いころ、まさにコミュニケーションもだめで
マジックに頼ろうって思ったので、現象のインパクトのみが相手に
伝わればいいと思っていました

僕自身の記憶が観客に残る必要はありません
なにせ、エンドユーザーさんからの仕事は一切受けず
お店に雇われるというマーケティング(今でいえば、ね)を
とっていたわけですから

しかもレギュラーで演じるお店を持たない、という流れ板のような
マジシャンだったので、それで十分でした
今は少々異なりますが・・・

もし、マジシャンとして、自分のことをお客さんの記憶に残してほしいなら
できるだけマジックのパワーを落としていきましょう
元々パワーがそれほど強くない物を演じるのも1つの手ですし
パワーのある物を、軽く演じるという手もあります

ベストは、パワーのあるエフェクトを行っても、自分が消えないくらいの
キャラクターになるのがベストですが、これは一朝一夕で出来る事では
ありません

自分のキャラクターとエフェクトのパワーをコントロールする
僕の知人で、一番これができているのは、三宮の変人?紀良 京佑でしょう

パワーを込めれば、あなたが消える
手を抜きすぎると、マジシャンではなくなる
どちらかに振れ切るという手もありますので、その覚悟を決めるか
いいバランスを見極められる人にアドバイスなどをもらいつつ
成長していくしかないです

ま、プロフェッショナルとしてマジックをしていこう、なんて気がなければ
こんなことを考えてマジックする必要もないですよ
ただ、少しでも、人前で演技をしよう、その対価を頂こうという方は
知っておかないと、かなり損する事柄でしょうね

P.S.
そんなアドバイスの一端になる音声がこれです
⇒ 本当の魔法をあなたに!


 
今回の記事が、あなたの役に立ったのでしたら、ぜひクリックを!!

手品・マジック(趣味) ブログランキングへ

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

関連記事のページも合わせてご確認を

この記事へのコメント

レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか? TOP » マインド系, マジックに関して, 日々の徒然 » マジックを残したい、それともあなたを残したい?