Broken wands | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

Broken wands

BrokenWandマジックの世界では
お亡くなりになった
マジシャンの事を
「Broken Wand」と
敬意をこめて言います

最近、大きなウォンドが
2本この世から
なくなってしまいました

一人は先日急逝してしまったアルド・コロンビニ

直接お会いしたことがなかったので、1度はお会いしたいと
思っていたマジシャンなのですが、それもかなわず
バーノンやジェニングスと手品を楽しむために
遠い所へ行ってしまいました

そして、もう1人
実は去年のクリスマスにお亡くなりになっていたそうなのですが・・・

ニューヨークの伝説的なマジシャン、カール・ノーマン

エディー・フェクターなどと一時代を築き
4Fも創始のうちの一人と言っていい存在です

僕が初めて会ったのは、4Fの時
その時でももう90近くの年齢

前の年にはお越しになっていなかったけど
2年目の参加の時にお会いしました

日本人はほとんどおらず、僕はポール・クリテリにいろいろな
人を紹介されながら、食事などをしていました

夕飯後、彼が
「ゴットファーザーの部屋に行こう」
と言って、連れて行ってくれたのが、カールノーマンの部屋

僕も、うっすらとした知識で、確かDVDも出ていたな・・・
位でしたが、その部屋にはマイクパワーズやプレシキ(ファーストネーム忘れた・・)
などが集まっていました

クリテリが
「カールは僕らにとって、ゴットファーザーなんだ」
と、紹介してくれました

そして初対面の、極東から来たこんな坊主に

「日本から来たのか、日本人のマジシャンはみんな素敵だ。
 礼儀正しく、マジックに真摯で素敵なマジックをする
 タカギもフタガワもいいマジシャンだ・・・」

偉大なる大先輩たちの思い出話をしながら、微笑むカールノーマンは
素敵なオーラをまといながら、お話をしてくれました

翌朝、会場にエレベーターで降り、ロビーを通っていくと
そこにカールがゆったりと座っていました

「おはよう、坊主」
と言っているかのように、片手をあげて挨拶をしつつ
子供のような無邪気な笑顔を蓄えている生きる伝説に
僕も思わず微笑みながら
「Good Morning,God Father」
とあいさつしました

決して体も自由ではなく、もう先も短いと感じてはいましたが
クリスマスになくなっていたのは、知りませんでした

もう会えないマジシャンが多い中、カールノーマンに会えて
言葉を交わせたのは、うれしく思います

偉大なるウォンドよ、安らかに・・・


 
今回の記事が、あなたの役に立ったのでしたら、ぜひクリックを!!

手品・マジック(趣味) ブログランキングへ

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

関連記事のページも合わせてご確認を

この記事へのコメント

レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか? TOP » 日々の徒然 » Broken wands