マジシャンへの支払いは? そのパターンと注意点 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

マジシャンへの支払いは? そのパターンと注意点

先日ご質問があったので、回答が共有できるように
記事としても記載させていただきます

ご質問内容を平たく言えば、ギャラの払い方って?ということです
飲食店経営をされている方におきましては、確かに一番気にする点ですね。


大きくパターンが3つあると思います
1:時給いくら的な考えで支払う
2:日給的な考えで支払う
3:チップで頑張ってもらう

どのパターンで行くのかは、動くマジシャンと雇うお店の方との
ご相談でいいと思います。

一番多いのは、2のパターンだと思います。

レギュラーでマジシャンを入れているようなお店は
例えば19時から23時までの実働で15000円~50000円程度だと
思います。

クロースアップオンリーで考えていますので
もしステージなどを行うのでしたら、倍以上かかってしまうでしょう。
これはまずは単純になくなっていくものが多い、ということもありますし
大きな道具を持ってくる苦労分なども入っています

このギャラの幅は、お店の客単価やマジシャンのレベルによります。
学生などでしたら、1万円を切ることもざらです。
ここもまた、ご相談で決めることになるでしょう。

これを単純に時間割すれば、1のような時給計算になるわけです。
ただ、お客さんとの兼ね合いでマジックをしていくホッピングなどの場合
時間が伸びてしまうこともしばしばですので、時給で支払うと若干の無駄も
生まれる可能性があります

だったら、ある程度の時間拘束して、いくら、と言ってしまう方がいいでしょう

これはレギュラーで雇うことを考えてのギャラで、バルクである程度になることを
考慮してあります。もしイベントのみの単発でマジシャンを雇う場合には
もっと単価が上がります。

3番のパターンは、お店に一切負担はかかりませんが、日本ではあまり
メジャーでは無いものです。

お客さんにそういったスタイルであることを伝える必要があるでしょう。
また、マジシャンによっては強引にチップを出させる可能性もありますので
そのような場合クレームが起こる可能性が上がります。

1,2のパターンでしたら、お店の方ができるだけマジシャンを効率よく回す
配慮をしないと、非常に高い固定になってしまいます。
3の場合でも、料理や飲み物などのタイミングとずれてしまうと
効率は良くありません。

どのみち、「放し飼い」のようにしてマジシャンを雇った所で
集客にもリピートにも上手く繋がるかというと、難しいです。

大抵のお店で、マジシャンが入っていたとしても効果的に働いていないのは
上記の部分です。逆に上手くいっている所は、マジシャンをきちんとコントロール
しています。

どののテーブルに何分ぐらいで、あとどれくらいのテーブルが残っていて
どれくらいで回したい、などとお店側のリクエストがきちんとマジシャンに
伝えられないとだめですね。

マジシャンを入れてもダメ、なんじゃなくって、こういった冷静な視点を持って
お店を回している人がいないことが、飲食店としてよくないレベルなんでしょう。

まずはこういった視点を持って、お店が冷静に回っているのか、そこにマジシャンが
加わるので、効果を生み出すわけです

マジシャンは常に、刺身のつま
それをメインに考えてはいけませんね

もし、既にマジシャンの入っているお店があるようでしたら、そういった店に
視察に行ってみる事をお勧めします。


 
今回の記事が、あなたの役に立ったのでしたら、ぜひクリックを!!

手品・マジック(趣味) ブログランキングへ

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

関連記事のページも合わせてご確認を

この記事へのコメント

レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか? TOP » 未分類 » マジシャンへの支払いは? そのパターンと注意点