クロースアップマジック 観客への指示は意識して・・ | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

クロースアップマジック 観客への指示は意識して・・

マジックをやっていて、観客への指示をしなければいけないことは
多々あります。

簡単な所では
1枚を取ってもらい、それを覚えてもらってから、デックに戻したり。

でも、こんな簡単な指示1つでも、相手には間違って伝わることがあり得ます。

こちらが意図したこととは異なる行為をしてしまい、マジックの手順全体が
ダメになってしまった時など・・・

1度や2度は体験しているこの気まずさ(笑)

大きな枠組みは2つあると思います・・・

「伝える内容」と「伝える方法」です

「伝える内容」とは「どうしてほしいのか?」に関してで、もちろん内容に関すること。
ザックリ言えば、相手に理解しやすい物にしておく必要があります。

・専門的な単語を使っていませんか?
デックとかパイルとかパケットとか・・・
相手の「現実」に即した単語にすることでここは解消されるはず

・情報量の過不足はどうでしょう?
二重の意味に取られてしまうかもしれない単語や構造
同じことを何度も言っている(頭痛が痛い、みたいなものも含め)
自分が分かっているからって、思わず伝えないことってありますよね
ご注意を

・情報の大きさはどうでしょう?
抽象度が高すぎたり、具体度が高すぎると、理解しきれないことがあります
適切な大きさの情報に区切って、相手に渡す

この3点に注意するだけでも、だいぶ違うはず
これに関しては、紙に書きだしてみれば自分で確認ができますので
セリフを書き出す癖をつけてみてください

では、もう1つの「伝える方法」の方
これは具体的な動作、ですね

僕が意識するのは、NLPでいうペーシング
相手のしゃべる速度に合わせること

そして、相手の見るのですが、相手には自分の唇を見てもらう様にすること
相手の顔を見て話せば、自然と相手もこっちを見ます。
そうすれば、話している際に動いているのは口と瞬きしているまぶた位ですので
自然に見てくれるはず
(これは、自分の頭の中で意識するだけですが、案外通じていると思います)

こうすると、少々騒がしくても、相手は唇を読んでくれて頭の中で
音を自動構成してくれることが多いです

もう1つは、実際に聞き取りやすい声を出すようにすること
これに関しては、以前に表メルマガにてお伝えした通りですね

声のプロである江刺家さんからのアドバイスをお届けしましたが
あの3点の意識すれば発声そのものが変わります

この「方法」に関するチェックは、自分だけではできないですね
映像にでも撮ってもらって、後からチェックしないと

マジックは意識の流れが非常に重要
その際に、観客の頭に必要のない「堰」のようなものが
できてしまっては困りますので、指示・説明のテクニックも非常に大切

あ、指示の内容に関しては、いい本があります

「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス)


これお勧めです


 
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