カードのカウント そのコツと注意 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

カードのカウント そのコツと注意

東京堂出版より、「カードマジックカウント事典」という本が出ていますが
まあ、全部読みきれる方はそうそういないと思います

名のごとく、事典なのですから、困った際にでもひいて頂ければ
いい本です

訳者(あれ、これは僕の名前が表には出てないか?)としては、なかなか
骨の折れるものでしたが、楽しいものではありました


原書はジョン・ラッカーバーマーの「カウントシソーラス」
ラッカーバーマーらしく、少々読みにくい本でした

かなり多数載っていますが、実際に使用するものって少ないですね
エルムズレイ、ハーマン、ヨルダン(ジョーダン)、アスカニオ、リズムカウント
オメガカウント、2-4等など

ちなみにFBIカウントはゆうき氏の考案です
そのため、この本には載っていません

この本にも書かれていたと思いますが、元々は「位置をひそかに変える」
ための技法でした

それが、フォールスカウントになって行き、パケットマジックの全盛期へ
この辺はエルムズレイカウントの功績が大きいのかな?

さて、カウントの注意点としては、リズムは変えないようにしましょう
というところです

まあ、これは当たり前で、よく言われますが、そういったことを理解して
いないのか、エルムズレイで、違う指の間に取る人がいたり・・・

思わず突っ込みたくなる(笑)

そして、カウントはディスプレイではない、ということ

つまり
表や裏、枚数をフェアに示したいなら、広げなさい!
ってこと

これに気がつかない方も多い

逆に気づかせてくれたのはフォーサイト「パトリシア」のオープニング
「混ぜる」という動作の中で、あらためと適切な位置に持っていく事を
行っている賢い使い方

恐らくカウントの一番正しい使い方はこれなんでしょう

そして、もう1つのポイントは
グリップが変化することに敏感になっておきましょう

エルムズレイなどはピンチなのに、ハーマンはビドルって
気持ち悪いでしょ

この辺は全てピンチでできるようにしておくといいでしょう
または、そのトリックの全体をコーディネートしなおす

最低でも、自分で気持ち悪さを受け止める
(これができていないと、気持ち悪さが全てお客さんに流れていく)

いちいち持ち替えたりするのって、案外お客さんにストレスです
違和感が伝わります

演者は注意しておきましょう

ちなみに、ピンチでハーマンを行うと大抵驚かれます
(コツさえ分かればそれほど難しいものでもないんですよ)

コツが知りたい方は、下のコメント欄にでもコメントをどうぞ(笑)
気が向いたら、動画込みでお伝えしたいと思います


 
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この記事のコメント

ピンチでハーマンカウントのコツを教えてください。宜しくお願いします。
[...] この辺まではどこかに書いた気がしますが・・ 過去記事の「カードのカウント そのコツと注意」ですね [...]

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