感情の伝播:プラスもマイナスも | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

感情の伝播:プラスもマイナスも

マジックを演じる人の中で
「ウケる」ということに対して
僕には奇妙に映るほど
執着する人がいます
 
もちろん、マジシャンの役割として
「場を盛り上げる」
という部分もあるのですが
それだけではないわけです
 
 
声を出して、キャッキャしてないとウケてない
と思う人もいるようなのですが
人によっては、頭を高速で回転させて
いろいろ考えることが楽しい人もいれば
マジックではなくマジシャンという存在と
会話することが非常に楽しいという人もいるはず
 
なので、どういったことをすることが
ウケているのかってことに対して
少々敏感になって行かないとダメですね
 
ということは、相手の感情がどうなっているのか
そこに対して敏感になっていくわけですが
人の感情は、実に多様な影響を受けるわけです
 
そんな中で僕が思うのが
感情の伝播とでもいえるもので
これはプラスにもマイナスにも影響します

5人のお客さんがいるとして、4人がある程度盛り上がっていても
1人が覚めていると、その感覚が影響するようで・・
 
演者にとっては、この1人を何とか他の4人と
同じところまで持っていこうと
ガンガンにマジックをしていく、ってことが多くなるわけで
 
声を出してキャッキャしていることを
「ウケる」と思っている人には  
これはなかなか辛い状況です
 
冷たさが伝播する感じでしょうか
 
同様に暖かい感情というか、盛り上がっている感情も
伝播するものであります
 
一人のテンションが上がってくれると
それが周りに伝播していくってことを
感じたこともあると思います
 
正直どうやったら、効率的に伝播させられるのか
はっきりとは分かりません
 
ただ、一人ひとりの行動とか、一人ひとりの感情
とかにフォーカスするよりも
その「場」の流れのようなものに意識する方が
全体としてプラスになると思います
 
楽しみ方は人それぞれ、なのですから
その人なりの楽しみを投げかけて
少しずつテンションを上げて
場のアベレージを上げていけるのがベターでしょう
 
その際に演者のテンションも伝播することを 
忘れないようにしましょう
 
演者が妙に緊張していたり
その場の空気と極端に上下幅があるテンションだったり
すると、その段階で場から弾かれたりも
 
逆に演者の感情をオープンにしておくと
こちらも相手の感情の起伏を感じ取れるかもしれません
 
まあ、この辺はNLPなどになってくるかと思いますので
ペーシングとかを学んだ方には、理解ができると思います
 
例えば、その場でテンションの低い人に感情を合わせて
そこから意図的にあげていく、ってできれば・・?
 
マイナスも伝播すれば、プラスも伝播しますので
指先のマジックだけではなく、感情のマジックも
意識してみてください 


 
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この記事のコメント

おはようございます。
感情のマジック・・素敵な言葉ですね。
表現方法や楽しみ方は人それぞれですものね。
とても参考になる記事を拝見出来ました。
ありがとうございます。

この記事へのコメント

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