大声の出し方:ボーリング場での経験から
今までいろんな場所で
マジックをしてきましたが
ある意味で一番つらかったのは
ボーリング場でしょうか(笑)
その当時で全国で約40か所くらいの
ボーリング場に一気にマジシャンを
派遣する、という仕事がありました
僕個人で、ということではなく
法人対法人での案件で
そのコントローラーの一端を
になっていた、という感じです
正直、僕はこの仕事をくぐり抜けてきたマジシャンを
ある意味で戦友だと思っていますし、また有能なマジシャンだと
思っております
周りを囲まれる状況下、ステージ・サロンサイズとクロースアップを
両方こなさなければいけないというリクエスト
時間内での移動と演技をこなさなければいけないマネージメント能力
(1日4店舗位移動する場合もありました)
などなど、パックスモール・プレイビックを
これでもかと要求される案件で、なかなか刺激的な
仕事でした
夕方位から動き出して、最後の店舗を終了するのは
午前2時くらいだったり
激しくも懐かしい日々です
それ以外にも、この案件は土日&祝日などで
ボーリング場を回るために、連休の時など
下手すると1週間くらい連続で
演技をし続けるってこともありました
マジックどうこうだけではなく、身体的にも
タフではないとできなかった仕事です
そして、慣れてない人が陥った状況として
「1日で声をからしてしまう」
というものでした
僕は?実は僕はですね・・・
連続で仕事をした時にも、声をからしたことが無かったんです
これは正直、中学の時の音楽の先生に
大感謝です
実は以前に所属していた事務所で、ボイストレーニングに
通ったことがありました
(数回程度ですが)
その際にも、先生から思ったよりも声が出ているので
驚かれたのですが、やっていることはチョットだけ
意識をコントロールしているだけです
お腹から声を出そうとすることと
口やのどを広げて声にしようとすること
位です
中学生の音楽の授業で要求することなんて
その程度でしょ?
でも、それだけでも、ボーリング場のうるさい中で
相手に声を届けることもできれば、声をからすこともないんです
声がかれる理由は、喉だけで声を大きくしようとして
出しているから
体を振るわせて、音を相手に届けるのではなく
口からだけの振動で相手に伝えようとするから
無駄に大声にしないといけなくなるわけです
腹筋を意識して力を入れて、下半身をしっかりとさせ
喉と口をはっきり開けることを意識して
体全体を振るわせるようにして声を出せば、かなりうるさくても
相手に言葉が届きます
もう少しテクニカルな方法に関しては
タマリッツの「5POINTS」でも読んでもらうとして
うるさい所で声を出して、かれてしまった、という人は
腹筋を意識して声を出すトレーニングをした方が良いですよ
恐らくマイクを使うから大丈夫、なんて考えている方も
いると思うのですが、実際にはマイクを使う際にも
発声がしっかりしてないと、簡単にハウリングを起こしてしまったり
音がこもって聞こえにくい、なんてことはよく起こります
すぐに声がかれてしまう、なんて方
マジックの練習も必要だと思いますが
少しは体を鍛えるってことも、マジックにプラスですよ
特に女性の場合は、腹筋の力とか、下半身の力とか
男性に比べると弱いでしょうから、より意識して
鍛えておいた方が良いと思います
手品・マジック(趣味) ブログランキングへ