パック・スモール、プレイ・ビック:プロの一端
マジックを仕事にしてから思うことは
パックスモールプレイビック
ということです
これ、同じ題名で
ダン・ハーランがDVDを
出しています
まあ、特別な単語でも
ないですからね
要は、荷物は小さく、演技は大きく
ってことです
クロースアップでもたまにいません?
山ほどデックを持ち歩く人?
1つ手順終わるたびに、デック変えないと手品できないの??
実際には、ちょっとした道具でも、たくさんの人を相手に
演技をすることは可能です
ただし、演者の力量は必要になりますが
有名な所だったら
マックスメイビン氏は、2000人規模の会場で
20分~30分程度の演技だったでしょうか?
(海外で見たのですが)
その際に使っていたのは、ポーカーサイズのデック1つ
まあ、予言等でプラス数枚って感じで
体一つで舞台に出て、テーブルも使わず沸かせてました
ちなみに、使っていたのは質の良くないトランプで
一緒の控室になっていたマジシャンも驚いていたくらい
後は、デビット・ベン
ちょっとした化粧ポーチのサイズのバックの中に
数点のものが入っていて
「これで、30分のステージショーの準備になっている」
とのこと
そして、カズカタヤマ氏
とある人の誕生日のパーティーで、演技をしたのですが
ガッツリなマニュピレーションで、テーブルも持ち込みだったかな?
でも、持ってきた荷物は革製の大きめのスーツケース1つ
(手で持てるサイズのもので、車輪がついて引くような物ではありません)
それにすべてが入ってしまっていて
しかも手順中のスチールなどが
普通にポケットからのスチールで構成がされていて
特殊なセットを必要としてないという部分にプロを感じました
まさにパックスモールプレイビックです
もちろん、最初からここを目指せるわけではないので
段階的に行くしかないと思います
まずは、持っていくものを減らすことですね
正直、今の時代、マジック道具も簡単に買えますので
いくらでもネタに頼ってショー構成ができます
まあ、よくふざけて言うのですが
「缶コーラが復活して、スケッチブックからボーリングボール出して、紙で作ったバラを浮かせて燃やしたら本物になり、スケッチブックに書いたデックから1枚がせり出して、テーブルが浮いて紙吹雪散らせば、立派なマジシャンだよ」
って
ただ、持っていくもの多いし、セットもリセットも大変だ!(苦笑)
アマチュアの方なら、したいことをすればいいので
好きにしていただければいいのですが
プロフェッショナルならば、ギャラとの兼ね合いとか
条件的なしがらみで(控室のサイズとかね)
身軽にしないといけないこともあるでしょう
ここは外せない、っていうものを持っていくのは
しょうがないとして、ネタのインパクトやサイズに頼るのではなく
演技で大きく見せられないものか?って
考えてみて、荷物量を減らすのが良いと思いますよ
ホント、アマチュアの方って、好きなだけ道具を持ってくる
人っていますよね(笑)
で、結局したいものを入れ忘れているとか
何のための、大きなキャリーなの?って思うことも
しかも、大きなキャリーで来ることを自慢しちゃったり
沢山の荷物を一生懸命持ってきて、時間ぎりぎりまでかかって
セットして演じているようでは、あまりプロらしくは無いでしょ?
あらゆる事態を想定されていつつ、準備はある程度すぐにでき
そして、いなくなるのも時間がかからないっていうのが
イイと思うんですよね
そのためには、持っていく分量をシンプルに減らしていく
ってことを意識するといいと思います
だって、実際にはマジック道具以外にも
衣装とか持ち歩かないといけないわけで
その分のサイズとかも考慮して、全体を考えないと
まあ、僕もサロンでの演技とかになると
それなりなサイズのキャリーを持ち歩かないといけないのですが
少しずつ、色々とダウンサイジングをしていきたいと思います
正直ね、スマートに楽屋入りして、クライアントと話す
って方がプロ然として見られるようなきがしますので
僕はそっちを目指します
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