コミュニケーション術:人を動かす3つの原則
マジックを演じる際には
観客とのコミュニケーションを
とりながら進めることが必要になります
単に「指示をする」ということではなく
相互の意思疎通を行いつつ
マジックを楽しんでもらう
ということを行っていくわけです
でも、大抵のマジシャンは
コミュニケーションが上手くない
と言われることが多いように感じます
これは自分を振り返ってもそうなのですが・・・
自分はマジックを演じることが好きで、それを見せたい
という気持ちだけが、一方通行的に相手に向かい
相手との相互の関係を構築することなく
マジックを進めてしまう
そして、その場合の違和感を感じられるくらいに
成長してくると、今度は、相手の気を引けるように
ある意味で「媚びる」ような会話を行うような気がします
とはいえ、やっぱり自分のことを中心に考えている
コミュニケーションになっていると思います
なので、マジシャンの演技を見ていると
表情や会話に、たまに違和感を感じるのでしょう
もちろん、さらに成長していって、1人の人として
普通にコミュニケーションが取れるようになっていくと思いますが
もしショートカットできるなら、して行った方が楽ですよね
マジシャンにとっては、マジックしている場でのコミュニケーションは
マジックを楽しんで欲しくって、そのために自分の話を聞いて欲しくって
そして一緒にマジックをしていって欲しいためのもの
そんなことを考えてみると、適切に相手を動かしていく
ということが、必要不可欠な要素になると思います
そこで頼りになるのが、やっぱり古典の本になってきます
デール・カーネギーの「人を動かす」です
本のタイトルは、第1章のタイトルです
ある意味、ビジネスの場でのコミュニケーションを突きつめれば
結局は相手の行動を何らかの状態で変えることであり
相手を動かしていくことになるはず
ならば、この「人を動かす3原則」はコミュニケーションの
ベースとして知っておかないといけない事だと思います
これだけ古典の名著ですので、知っている人も多いでしょうが
その3つを確認しておきましょう
1:盗人にも五分の理を認める
2:重要感を持たせる
3:人の立場に身を置く
デールカーネギーの言葉を、僕がまとめられるとは思いませんが
とはいえ、この3つをまとめてしまえば
「相手のことを想像し気を払う」
という極めて普通な事柄になるように思えます
1があれば、相手に対して許容とやさしさを持てるはず
2があれば、相手は自ら動いてしまい、率直で誠実になれるはず
3があれば、相手の心の中に強い欲求を作り出せるはず
少なくとも、これらができるなら
目の前の相手は、自分のことを大切に扱ってくれるでしょう
マジックに関して学ぶことも必要だと思いますが
世界中で読まれている、こういった古典の本を読むことの方が
効果的になることも多いでしょう
ぜひ、この本も手にしてみてください
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