クロースアップからサロンへ、その対応方法 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

クロースアップからサロンへ、その対応方法

-shared-img-thumb-150415342006_TP_Vレストランマジックは
基本的にクロースアップサイズ
になるわけですが、そこから
だんだんとステージサイズの
演技もできるようにして行く事を
考えないといけません
 
そうでないと、プロフェショナルとして
仕事の幅も広がりませんし
 
正直、いただけるギャランティの額は、対応できる
お客さんの人数に比例すると考えて
間違いないでしょうから、そこからも
大人数を相手にできる演技ができるようになるべき

とはいっても、いきなりステージでゴリゴリのマニュピレーションが
できるか、と言えばできないですし
イリュージョンを買いそろえろ、というわけにも
行かないので、順次大きくしていく
って考え方が正しいはずです

テーブルの4人を相手にしていることがメインなら
それが10人でも行けるように、そして20人でも
50人でも、100人でも・・・

なんて感じにしていくのがいいでしょう
では少々具体的に考えてみると・・
 

アメリカでは「スタンドアップコメディ」という分野があります
芸人一人、ステージに立って、話芸で笑かしていくって感じ

マジシャンでもこんな感じのシチュエーションで演じる人は多く
僕が見たDVDの中でも、ダローやグレッグ・ウィルソンなどは
こういった場で演じています

レストランでのクロースアップから、このサイズへのマジックに
対応するのは難しくはないと思います
まずはここを目指しましょうか

では、どんなものを演じれば?なのですが
正直、ベタなトリックで何ら問題ないと思います
商品を演じて何ら問題ないわけです

カードしかできないんですけど・・・?
って人も、ネタ選定さえすれば、問題ないはず
インビジブルデックも、それ用に演じるとができますし
レギュラーデックでも、ネタによっては十分に大丈夫です

カードスルーハンクやナイフスタブなどは
オーソドックスですが、効果的なトリックです

仕掛け物を使って、大人数も対応できるようにしておく
その間に、スライハンドの練習をして
スライハンドのトリックで大きめのものが
できるようにしていく

さらにその間を利用して、ステージのスライハンドや
もっと大きなもの、イリュージョンなどを選定し、手に入れる
って意識するといいでしょう

ただし、これはあくまでサイズ感の問題

クロースアップしか慣れてないと、大人数を相手に
「演じる」
ということが、下手な人はいるはずです

この辺は、タマリッツの「5Points」とかを見て
学んでほしいですよね
本を読んでも意味はないですよ、その内容を活かしてこそ
ってことで

プロフェッショナルとして、対応できる幅を広げるのは当たりまえ
最初は怖いのですが、いわゆるサロンやステージのトリックを
きちんとレパートリーに入れていきましょう

最初はネタの力を借りていいと思うんです
いわゆる、ベタなネタでも
でも、だんだんと自分しか演じられないような
自分がきちんと磨き上げたようなトリックで手順を作りましょう

サイレントで、曲だけで、スライハンドのマジックを演じる事だけが
ステージマジックではありません
現にタマリッツは、とんでもない人数相手にカードアクロスをステージで
ってこともやっているわけですしね

こういったことを学ぶには、いわゆるライブ映像とか
テレビの映像が参考になると思います

ウェイン・ドブソンとかポール・ガートナーとか
出してますよね

あまり数は多くないですが、こういったDVDを手に入れて
学んでおくと、大人数への対応もスムーズになると思います

そうそう、演技時間も最初は無理しないように
まずは10分程度の手順
そこから15分・・20分・・・と長くして行けばいいでしょう
マックスで30分くらいの手順ができれば、もうOKです

マテリアルも、いろいろな物があるといいですが
それもまた後回しでいいでしょう
最初は自分の得意な物から

さらに、手順ができてきたら、1つ意識して欲しいのは
「お手伝いのお客さんを出さなくてもいいように」
って考えてほしいですね

自分が相手にするお客さんは、一定ではありません
でも、観客頼みになってしまうと、リスクが増えるわけですから
そういったことも、意識してみてください


 
今回の記事が、あなたの役に立ったのでしたら、ぜひクリックを!!

手品・マジック(趣味) ブログランキングへ

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

関連記事のページも合わせてご確認を

この記事のコメント

はじめまして。ランキングから来ました。

マジックは手をつけたことがないのですが、おもしろさとすごさが伝わります。

マジックもコツがあるんだなって思いました。応援します。

この記事へのコメント

レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか? TOP » ビジネス関係, マジックに関して » クロースアップからサロンへ、その対応方法