魔術師たちの心理学
タイトルはとある本のタイトルです。
初版は2002年、僕が買った段階で第3刷りまで行っていますね。
著者はパン・K・ターブという方
出版社はパンローリング
ここまで聞くと、
「ああ、そういうこと」
という方も増えてくるでしょう
その理由は・・・
ご存知の方はご存じ、パンローリング出版は、株式などの分野に特化している
出版社です
つまり上記タイトルの本も、マジシャンなどとは全く関係のないもの
副題には「トレードで生計を立てる秘訣と心構え」とあります
株式トレードは、十分な知識だけではなく、自分の感情などをコントロールする
テクニックも大切ですので、こういったタイトルがついているようです
ただ、パンローリング出版なんて知らない人の方が多いでしょう
エリエスブックコンサルティングの土井さんをして
「価格戦略で経営を考えている、唯一と言えるくらいの会社」
などと言わしめる出版社です
あ・・土井さんを知らないか・・・まあ、コンテンツビジネスに興味がある方は
ググってみてください
そう、パンローリングの本はどれも高いんです
この「魔術師たちの心理学」も2800+税ですので
この価格なら、変な人は買わないわけですよ
本気の人だけが、この本に手を出すはずですし
決心してからでないと買いません
つまりはそれだけ玄人向けな本なのです
恐らく、この価格ならたとえマジック関係のことの本であっても
買う人は少ないでしょうね
ということは貴重な情報であり、価値を持ってくることになるわけです
今後の出版そのものは、こういった無形の価値創出をできなければだめでしょうね
マジックの分野だと、価格が高いものは練習も必要なく、不思議なことが起こる
と思っている人が多いわけですが・・・
(まあ、モノを買うのなら、それも間違っちゃいないですね)
DVDも高価な価格は素人除けの障壁なのに、勘違いして乗り越えてしまった人は
文句を言ったり、マジックを嫌いになったり・・・
自分のした行動を、まずはよく顧みたらって思うんですけどね
安易な行動を笑われるだけなのですが
(僕は思わず鼻で笑ってしまうことがありますが)
マジック分野もこういった情報に、高価な価格をつけられるようになる日が
来るのでしょうか?いや、来てもらわないと困ります!
それには、マジックを好んでくれる人たちの母数を増やすことと、成熟度を上げる
ことが大切かもしれませんね
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