カードマジックで大切な・・カウント | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

カードマジックで大切な・・カウント

よく考えたら、僕、カウントの訳をしているんですよね。
東京堂出版の「カウント事典」ですが、持っていると、まず市販のパケットトリックなら
まず大丈夫です。

タウンゼントカウントなんて、恐らくこの本で知った人も多いのではないでしょうか?
でも、この本には解説されていないカウントがありまして・・・

どんなカウントかといえば、ハーマンカウントです

「そんなん、載っていたし、できるよ!」

という声が聞こえてきそうな感じですが、正確に言いましょう

「ピンチグリップでのハーマンカウント」です
どうでしょう?

これ結構驚かれるんですが、ヒロ・サカイ一派のマジシャンでは当たり前の技法です
通常の枚数なら(10枚程度までなら)普通にカウントできます

これだと、マニアも追いかけきれない状態になります
(別にそこをメインで狙っているわけではないですが)

エルムズレイ、ハーマン、FBIなどを組みあわせると、カウントのみでかなり不思議なことが
起こります

僕は韓国勢相手に、このカウントを多用するゆうき氏の「ミスティック5」をよく行いました
カウントだとエルムズレイしか知らないと、完全に引っかかります

このカウント(仮にピンチ・ハーマン・カウントとでもしましょうか)ですが
あのカーディシャン、宮中桂換氏をしても、それほど行っているマジシャンを知らないようで
たまたま一緒にお酒を飲むタイミングになったときに

「なあサカイちゃん、見せてくれる・・」
もちろん本人さらりと行う
「できるんやなあ・・」
ヒロサカイ曰く「小林もできるよ」
もちろん、僕さらりと行う
「なんで、できるん!・・」

ポイントは、カードを持つ位置、速度、イメージなのですが
これは、なかなか文章化しにくいところなんですね

動きを見て、できる人からちょっとアドバイスをしてもらうしか無いんです
もし興味のある方は、機会のあるときにどうぞ
いつでもアドバイスします

ちなみに、ビドル・グリップでのハーマンカウントですが、これをハーマンの書いている
通りに演じているのは、寡聞にして1人しか知りません

既に鬼籍の人ですが、トミーワンダーのみが、ハーマンの教えをきちんと守っているカウントです
彼のワイルドカードで行っているハーマンカウントは、ハーマンの言いつけを守っています

今は、スクリプト・マヌーヴァから日本語字幕版が出ていますのでぜひ確認をしてみてください

もし、質問等ありましたら、お問い合わせフォームをお使いください


 
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