グラスワーク | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

グラスワーク

レストランやバーの様な
食べ物・飲み物がある現場に
出ているマジシャンなら
1度は聞いたことのある言葉だと
思います
 
お客様のテーブルで演技する際に
何が怖いって
思わずグラスを倒してしまうこと
 
こういったことが無いように
グラスの場所、お皿の場所
には注意するのが当たり前のことに
なってきます
 
こういったことを総称して
「グラスワーク」などと
言ったりします
 
自分のマジックにしか興味のない人
自分の演じるマジックだけが見えている人
などには、全く持って通じない分野の
仕事になってきますが、ある程度現場経験を積んだ
マジシャンにとって、これがいかに大事かは
骨身にしみているはず
 
どんなに不思議なことを行ったとしても
何かの拍子に、グラスを倒し
お酒をこぼしたり、または料理をひっくり返したりでも
したら、お客さんは一気に現実に引き戻されます
 
また自分の動きだけではなく、お客さんの不意な動作
に対してのマネージメントを行ってないと
同様にグラスや料理をひっくり返してしまうことは
よくあることです

これもまた、グラスワークに含まれてくる
事柄だと思います
 
そこにある料理やお酒は、お客さんがお金を出して
わざわざ購入しているものなのですから
そこを軽視するマジシャンは、お店からも
お客さんからも、決して気持ちのいい存在ではありません
 
確か、書籍の中には、勝手にお客さんのグラスなどを
持ってはいけないと書かれているものがあったと
思いました

じゃあどうすればいいの?って言われそうですが
簡単なことで

「グラス、よろしいですか?」

って一言聞けばいいだけです

お客さんが気をきかせて動かしてくれる時もあります
その場合には、素直に

「ありがとうございます」

と言えばいいでしょう

で、こういったことって、日常というか
普通の時に、十分に片鱗が垣間見えます
 
身うちで食べているときも
知り合いだけの時でも
少なからず、グラスやお皿の場所など
常に気を使うものです

これは、レストランマジシャンなどだったら
当たり前のことになるでしょうし
むしろ、職業病とも言っていいくらいかも
 
先輩たちといる時には、こういった気の使い方は
当たり前のことでしょうが、こういった行為や気配りが
実際にお客さんの前に出て演技する際にも
大きく影響することを諸先輩は知っているのです
 
マジックの時だけどうにかしようとしても
日々注意をしていないと、意識したり行動したり
なんてできません

しかもマジックしながらそういった気を使うなんて
意識してない人には、絶対にできないことです
 
むしろ、そういった部分
つまりは人に気を使う事

テーブルで料理を食べている人
お酒を飲んでいる人に
気分よくその行為を続けてもらう

ということは、日ごろから注意するしかないんですよ
 
日常の、普通の食事の場などで
他の人へ無頓着だという判断をされるような行為
を見かけたら、少なくとも僕ならそういった人へ
レストランやバーの仕事は絶対に紹介しません
 
グラスワークの練習は常にできるわけです
その意識を持ってない人と、持っている人なら
そりゃあ持っている人の方を優先します 
 
 
あ、あと・・

これはレストランで起こりやすいと思いますが
ジャケットの裾の高さが、ちょうどテーブルトップくらいで
身を乗り出すと、料理にジャケットがついてしまいそうな
そんな状況もあるのです。

ボタンをきちんと締めれば、大きく広がったりすることもなく
問題ないことがほとんどですが
そういったことに無頓着なこともまた
グラスワークにつながります
 
何がグラスに引っかかるのか、引っ掛かる可能性のあるものが
自分の体からどれくらいの距離にあるのか
そういったことを常に意識できているか、いないか
ってことにつながってきますので
 
これも、日常的な事柄から分かりますね

例えば、シャツの裾が出ていたとして
それが何かに引っかからないか意識している人と
してない人は、明らかに行動が違います

また、袖口を留めているか、いないかで
これもまた注意すべき空間の範囲が変わります

自分の背中側に人がいたとして
その人がこちらに来ようとしている風が見えたら
スペースをあけて、通りやすくするのかしないのか
とか
 
何かしようと手を伸ばした際に、自分の袖口が
料理についてしまうなんてこと
恥ずかしいじゃないですか

お客様の料理なら、正直「作り直してこい!」
って言われてもしょうがないですね
 
まあ日常の場だとして、みんなで分ける料理だったりしたら
誰も言わないかもしれませんが・・・
周りは何かを感じたり、思っているわけですよ
 
 
料理をサーブする人などが、きちんとした格好をしている
というのは、それがもちろんおもてなしの1つだから
というのもありますが、無駄な気を使う空間を
減らせるという、実用的な部分もあるわけです
 
ある程度きちんとした格好をするって
自分の為というよりも、お客さんの為なんです
こちらが不意なミスをして、せっかくの気分を
台無しにしないように、ってことで
 
レストランやバーで演技するなら
マジックなんぞできて当たり前
それ以外の部分へ、どれだけ気が配れるのか
そこがポイントになってきます
 
日々の生活の中で、ある意味でのほころびがあると
それはマジックを行っている中にも現れます

それなりに優秀な現場マジシャンになりたいなら
日常から、意識しておくべきことはたくさんあるんです


 
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