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カードマジックをさらに不思議にする方法

alice-in-wonderland-297198_640マジックをやっていると
ある種のいたずら心が出てきます
一般の人は言うに及ばず
マジシャンさえもだましたい
そんな思いです
 
これそのものは、別に問題ではなく
そっち側に力点を置きすぎると
無茶な技法や無理な作業が
生まれてしまうことがあるので
通常はあまり意識しないで
手順を作った方がいいと思います
 
ただ、一般の人の中でも、非常に冷静にマジシャンの行っている
仕事を記憶している人もいたりしますので
ある程度、高度なサトルティなどは仕掛けておいた方が
イイとは思います
 
実際テクニックレベルでも、ぼーっと見ている人向けのものと
しっかり見ている人向けのテクニックってあるもので
手順中で使い分けることができると、ベターなのでしょう
 
ただし、その使い分けに、マジシャンの意識が取られてしまうと
全体としての演技のクオリティが下がりますので、使い分けるよりも
滑らかさを取る、ということの方が多いはず
 
さてさてそんな中で、個人的に冊子を訳していたり
見なければいけないDVDを見ていて感じたことがありました
 
ちょっとしたポイントがあると、マジシャンさえも
ついてこれなくなって、演者の負担も少ない方法です

どういったものかと言えば・・
「可能性を残す」ということです

もう少しマジック寄りの言葉なら、ケースバイケースを
上手く使うことですね
 
例えば、カード当てで、コントロールしたとして
2分の1くらいまで絞ってから、最後の選択を
行うようにするのです
 
これ3分の1とか、4分の1でも慣れれば行えるとは
思うのですが、2分の1でも十分に不思議度は上がるはずです

要はもう一方の可能性の示し方を見ることができないですので
マジシャンでも不思議に思うタイミングが生まれます
 
しかも、相手に何か作業をしてもらい、さらにそこから
2分の1や3分の1くらいの可能性から絞るようにすると
不可能度合いはもっと上がるでしょう

バーノンの「Out of Sight, Out of Mind」のような感じでしょうか?

もっとシンプルに相手が自由に分けた所から
相手が自由に思ったAのカードを取りだす、ってことも可能になるわけです

「分けた所」って言うのは、サトルティでどうにかできそうですよね?
4種類のAのなかの1つを、さらりと出せるのか
そこがポイントになってきます
 
実はあらかじめ色が絞られていたら、2分の1になるわけですし
こっちが一手先に進んでいるなら(セットできているなら)
そこをうまく利用できるはずです
 
難しいテクニックや面倒な作業ではなく、ちょっとした自由度を
上げるだけで、格段に不思議度や不可能度合いは上がりますので
少し研究してみると面白いかもしれませんよ


 
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