自己重要感の満たし方 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

自己重要感の満たし方

LIG_h_officezangyousurudansei500チップに関して話す
場合の内容は・・・

どうやったら貰えるのか
それをスムーズに行うための
その小手先の方法を
記すことが多いです

もちろん、これもこれで知っておいた方がいい事ではあります

正直に言ってしまえば
ボーナスなどの無いマジシャンにとって
お客様からのチップは、有難いボーナスであることは確かですから

そういったリアルな面を言うと、少々嫌な顔をされそうなことも
あるのですが、うそを言ってもしょうがないです

さて、ではもう少し、眉を顰められそうな話をしましょうか
ここから先、読んでいただくのはマジシャンのみでお願いします(笑)

何かと言ったら、お客さんの持つ「自己重要感」の満たし方です

これもまた、心理テクニックの1つではあります
僕自身はもうすでに、あまり意識していない事だったのですが
ごく最近に、若いマジシャンと話していて、あらためて気がついた事でした

僕は演技の関係上、大抵はワイングラスを持ち歩きます
そして、そこへ使用した道具を入れておくこともあります

ちょうどデックが入る大きさなので、見た目も面白く、目立つので
良い感じのコマーシャルにもなります

デックを入れたワイングラスを持ち歩いている男がいたら
思わず見ちゃうでしょ
レストランでは、こういった静かに目立つことって、大切です

さて、他にもこのワイングラス、チップを頂いた際に
お札が見えるように、立てて入れておきます。

テーブルに置いておくよりも、垂直に立てておいた方が
目につきますからね。

で、チップを頂いたら、その際に
「せっかくなので、ココに入れておきますね」
と言って、お札がわざとはっきり見えるようにしておく

こうすることで、このお札を渡したのは自分だと
周りに自己顕示をできるわけです

さらにそのままテーブルの間を歩いて帰っていくなら
そのお札を、周りの人に見せびらかしていくわけです

これは、マジシャンのものではなく、あくまでも「お客様」のもので
それを見せびらかしていくわけですから
出した人の自己重要感を満たしてあげる行動になるのです

自分のポケットなどに入れるのは、お客様の視界から消えて
行うことで、自分の物ではないことを暗に伝えます

もちろん、周りの人のチップを引き出すトリガーにもなりますが
こう言った自己重要感を満たす部分もあることを理解しておくべきです

ショーパブなんかで、お箸に挟んでチップを渡すでしょ

あれも、つまりは目立つようにするためですからね

貰った人が目立つように持ってあげることで
渡した本人は
「あれ!俺が渡したやつ!!」ってことで
自己重要感を満たせるわけです

テレビのCMも単純に告知や商品紹介という事ではなく
「自分の会社はこんなにも立派なCMを流せる」
という、ある意味での自己重要感を満たすものになり
帰属意識を強化してくれることは、昨今の研究でも分かっています

ですので、CMを単純に商品を買ってもらうための物と考えると
その費用対効果を見誤る、というのが難しい所なんですね

おっと、話がそれましたが

マジックを見せてお客さんを楽しませたいのは
マジシャンの思いです

お客さん的にはどんなものであっても
楽しんで満足できれば問題ないわけです

チップの扱い方1つで、相手の満足感が変わるなら
ちょっとは気にしてみてもいいんじゃないでしょうか

お金に対しての考え方やふるまいに関して勉強したいなら
この本がお勧めです
⇒ 「富裕層マーケティング 仁義なき戦略」

お金に対しての態度は、お金持ちに学ぶってところですね


 
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この記事のコメント

観光客様


コメントありがとうございました。

わざわざ僕のサイトにコメントを残して
頂いたくらいですので、相当不快だったのでしょう。

僕自身、確かにチップの要求のされ方で
面食らったことはありますので
お気持ちが分からなくはありません。


ただ、文面をお読みする限り
「チップを要求された」事よりも
「チップを払わなかった自分」への
不安定感のようなものの方が
強いように感じます。

「強引なチップの要求」に対して「不快」に
思っている場合には、相手に対して
その感情を伝えればいいとは思います。

ただ、ご自身の感情にご自身が動かされて
不快感を感じているのでしたら、解消方法は
恐らく1つで

「気にしない」

になると思います。

何が原因で、自分の感情が不安定になっているのか
冷静に見つめなおすと、葛藤も軽減されるかと思います。


もし、連れの女性にカッコ悪いところを見せたかも?
という点が引っかかっているのでしたら
カッコつけられるタイミングを逃したことには
悔やまれるかもしれません。

正直、金払いの良さや、準備周到度合いを
アピールすることのできるタイミングではあったでしょう。


遊び慣れている方ですと、財布の中にポチ袋に入った
チップを常に準備されている方もいます。
さらには、オリジナルのポチ袋などを作っている
位の方がいて、粋だなあ、と感心することも。

今までに、何人かそういったお客様にはお会いして
います。

ですので、今後のための学びになった、と思えば
やはり後悔なども軽減するではないでしょうか?


チップに関してのアナウンス、ですが
あらかじめ宣言した方がいいとは思います。

ただ、お店から、というよりも
演じる前にマジシャンが言うべきかと。
なぜなら、そういったチップがお店に還元される
事はまずないからです。

お店はそんなことを宣言しなくても
収入を増やしたいなら、いろいろなチャージを
あらかじめ入れておけばいいわけですから。

また、お店はマジシャンに対して、そんなに気を
使ってくれません。
もし強引な要求をされたのなら、お店にクレームを
言ってもいいでしょう。


あくまでチップとは、見てくれた人の気持ちですので
支払わないという選択肢は十分にあります。

ですので、観光客様の行動は極めて普通のことで
葛藤の必要もないと思います。



これは庄司タカヒト氏の「接客の魔法」に書かれて
いるのですが、チップにはいくつかのパターンがあると。

素晴らしい!のチップとか
頑張って!のチップとか
もういいよのチップとか

です。


もしマジックを嗜んだことがあって、若手が頑張っているなら
多少下手でも、その頑張りに対して
「頑張ってね」
のチップを支払っても、いいんじゃないですかね。

リアクションをしてあげる、その延長線上に
ちょっとだけチップをあげる、というのが来ても
アリだと思います。


芸人はもともと「河原乞食」などと呼ばれていました。
つまりは、人から物を恵んでもらって、生きていく
そんな存在です。

まあ、イメージしやすいのは、ストリートで何かやって
投げ銭をもらう、って感じですが。
マジックの場合も、チップというより、投げ銭に
近いものがあるかと思います。


「日本にはチップの文化がない」とおっしゃって
おりますが、チップの概念よりも先に、マジシャンなど
芸人は河原乞食の流れを組んでいると思っていただけると
少々あり難いかと思います。


面白くなかったら、投げ銭を投げないこともアリですし。
頑張ってね、の意味で、少し払うもアリなわけです。


長々と書いてしまいましたが、観光客様の
心の中の不安定感が、少しでも解消できれば幸いです。


個人的には、どのあたりのお店で、どんなマジシャンだったのか
おたずねしてみたい気もありますが(笑)。
今日生まれて初めてレストランマジックに遭遇し、不快な思いをしました。最後にチップを要求されて払わなかったのですが、騙し討ちにあった気分で、今でもチップを払わなかった自分に常識がないのではないか、かっこ悪かったのではないかと葛藤しており、楽しい食事のはずが一転、過去に残る大きな汚点の日となってしまいました。チップの文化のない日本においては、やはりお店からチップの要求があることをアナウンスしてもらったほうがいいのではないでしょうか。

ちなみに私は学生時代奇術研究会でしたので、あーこいつダブルリフトめっちゃ下手だなあと思いつつ、マジックやりたいならやらせてあげないと可愛そうだと思ってきちんとリアクションをして連れの女性もうまく乗せてあげたり、むしろ演者に協力する感じで見てました。それでもチップの文化は知らなかったわけですけどね。

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