自己重要感の満たし方
どうやったら貰えるのか
それをスムーズに行うための
その小手先の方法を
記すことが多いです
もちろん、これもこれで知っておいた方がいい事ではあります
正直に言ってしまえば
ボーナスなどの無いマジシャンにとって
お客様からのチップは、有難いボーナスであることは確かですから
そういったリアルな面を言うと、少々嫌な顔をされそうなことも
あるのですが、うそを言ってもしょうがないです
さて、ではもう少し、眉を顰められそうな話をしましょうか
ここから先、読んでいただくのはマジシャンのみでお願いします(笑)
何かと言ったら、お客さんの持つ「自己重要感」の満たし方です
これもまた、心理テクニックの1つではあります
僕自身はもうすでに、あまり意識していない事だったのですが
ごく最近に、若いマジシャンと話していて、あらためて気がついた事でした
僕は演技の関係上、大抵はワイングラスを持ち歩きます
そして、そこへ使用した道具を入れておくこともあります
ちょうどデックが入る大きさなので、見た目も面白く、目立つので
良い感じのコマーシャルにもなります
デックを入れたワイングラスを持ち歩いている男がいたら
思わず見ちゃうでしょ
レストランでは、こういった静かに目立つことって、大切です
さて、他にもこのワイングラス、チップを頂いた際に
お札が見えるように、立てて入れておきます。
テーブルに置いておくよりも、垂直に立てておいた方が
目につきますからね。
で、チップを頂いたら、その際に
「せっかくなので、ココに入れておきますね」
と言って、お札がわざとはっきり見えるようにしておく
こうすることで、このお札を渡したのは自分だと
周りに自己顕示をできるわけです
さらにそのままテーブルの間を歩いて帰っていくなら
そのお札を、周りの人に見せびらかしていくわけです
これは、マジシャンのものではなく、あくまでも「お客様」のもので
それを見せびらかしていくわけですから
出した人の自己重要感を満たしてあげる行動になるのです
自分のポケットなどに入れるのは、お客様の視界から消えて
行うことで、自分の物ではないことを暗に伝えます
もちろん、周りの人のチップを引き出すトリガーにもなりますが
こう言った自己重要感を満たす部分もあることを理解しておくべきです
ショーパブなんかで、お箸に挟んでチップを渡すでしょ
あれも、つまりは目立つようにするためですからね
貰った人が目立つように持ってあげることで
渡した本人は
「あれ!俺が渡したやつ!!」ってことで
自己重要感を満たせるわけです
テレビのCMも単純に告知や商品紹介という事ではなく
「自分の会社はこんなにも立派なCMを流せる」
という、ある意味での自己重要感を満たすものになり
帰属意識を強化してくれることは、昨今の研究でも分かっています
ですので、CMを単純に商品を買ってもらうための物と考えると
その費用対効果を見誤る、というのが難しい所なんですね
おっと、話がそれましたが
マジックを見せてお客さんを楽しませたいのは
マジシャンの思いです
お客さん的にはどんなものであっても
楽しんで満足できれば問題ないわけです
チップの扱い方1つで、相手の満足感が変わるなら
ちょっとは気にしてみてもいいんじゃないでしょうか
お金に対しての考え方やふるまいに関して勉強したいなら
この本がお勧めです
⇒ 「富裕層マーケティング 仁義なき戦略」
お金に対しての態度は、お金持ちに学ぶってところですね
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yosuke | 2015年07月13日
観光客 | 2015年07月13日