マジックの学び方とコンテンツ化の作法 | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

マジックの学び方とコンテンツ化の作法


どうやってマジックを
学んでいったらいいのか?
それに関しては
なかなかな難しい話でして・・
 
1つには難易度などもありますね。
昨今、かなりマニアックな情報に
簡単に触れられるので、そういった
コンテンツから先に触れてしまい
疑わないで身につけると
基礎を学んでないうちに、応用問題に取りかかる
ような状況になってしまいます
 
そうなると、その応用のトリックはどうにかなっても
他のトリックを身につけていく際には
また1から学ぶ、ってことになりかねません
 
または、その応用は身につけられても
そこよりも簡単と思われるトリックに対して
手も足も出ないってことにも
 
僕自身、比較的安全にというか、適切に
マジックを学んでこれたと思うので
その方法をお伝えしておきます
 
この方法は、書籍でもDVDなどでも使用できるもので
学ぶ対象のトリックだけではなく、テクニックやトリックに関して
広がりを持って学べます
 
さて、その方法ですが・・・

実に簡単な方法でして
「クレジットを確認して、それをたどる」
という方法です
 
メルマガや、このサイトの他のコンテンツとして
このことに触れているとは思います
僕自身の勉強してきた方法だからです
 
誰かのレクチャーノートを購入した、DVDを買った
その際に、そこに載っているトリックだけではなく
そのクレジットにまとまっているトリックを
探しに行って身につけるようにするのです
 
マジシャン名、トリック名、テクニック名、雑誌名
全てが貴重な情報であり、自分のマジックのレベルを
上げてくれるコンテンツのカタマリです。
 
つまり、自分が覚えようとしたトリックの
源流をたどっていくわけです
 
すると、その源流からはまた異なる支流が流れていることが
多いのですが、源流が分かっている(または身についている)と
学ぶことは「違い」だけなので、すぐに習得ができます。
 
このように、源流をたどると、どうしても基本的なテクニックに
出会いますし、もとになったトリックを知るので、そこからの派生トリック
に関しても、すぐに判断でき諸々時間が短縮になるのです。
 
クレジットの方法は、あまり統一性が無いので
動画中で語っているだけ、ということもあれば
まとめて文字にしてくれる人もいます
 
実際の論文などではこの参考文献の書き方などは
結構厳しく言われる部分であり、これをないがしろにすると
評価がされないことも
 
ただ、マジックは学術ではないのでそこまで厳しくは無いですが
自分のまとめたコンテンツを発表するとして
その元になったものがあるなら
それをクレジットするのは、当たり前のことです
 
これは、実験のレポートや論文発表の作法と同じようなもので
他人に自分の作ったもの・研究結果を認めてもらう際の
当たり前のことなのだと思います
 
どこまでは既にある物で、どこからが自分のアイデア・考察なのか
とかが分からないなら、周りに認めてもらえるわけないじゃないですか
 
ある種の専門性がある社会において、自分のコンテンツや
下手したら、自分の存在をそこで認めてもらう際の
きわめて一般的な作法です
 
ですので、それを逆に利用させていただき
クレジットを存分に活用して
重要な部分を効率よく学ぶわけです
 
このクレジットをしてない人も多いのですが
そういった人たちは
「これは全て自分の作ったものです」と
暗に言っていると判断されてしまうのです
 
正直、そんなことはありえないわけで
だとすると、嘘つきか盗人か、そんな判断に
なってしまいます
 
そして、クレジットをしていないことで
その源流や様々な関連事項を学ぶ機会を
絶ってしまうわけです
 
クレジットしてあれば、源流をたどることもできますし
様々な派生も勉強できます
つまりは、自分の足で自分の世界を広げることができるわけです
 
でも、そういったことができないようにしてあるわけです
クレジットをしてない人って
 
なんか「自分だけから学べばいいんですよ!!」って
言っている人のように見えてしまうんですよね、僕は
 
きちんとしている人は
「先人のおかげでこのトリックを作り出すことが
できたから、あなたも先人から学んでね。
そして、一緒に語れる存在になろう」
って言ってくれているような気がします
 
あなたがマジックを学んでいる先の方は
自分の世界を広げてくれる人ですか?
それとも、世界の広がりを認めてくれない人ですか?
 
そして、自分がリリースするコンテンツに関して
源流をたどり、世界を広げる門を作ってあげていますか?
それとも、そこに留まらせるような、そんな道筋にしていますか?
 
適切な勉強の仕方をすると、適切な師を見いだせると思います
 
もし今まで、クレジットなんかに興味がないと
読まなかった方は、是非読み直して
世界の広がる門をくぐってみてください
 
オリジナルと言われるトリックに近づけば近づくほど
使えるテクニックも増えるでしょうし、新しい物を身につける速度も
上がっていくと思います
 


 
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