レストランマジックの前に分かっておく３つのこと
何かのきっかけでレストランに
出演するようになったり
または、自分で仕事を取ってきて
出演することになったり
と、その始まりはいろいろと
あるでしょう
経験を積みたい人にとっては
そんなオファーがあったら
願ったりかなったりで
もちろんマジックさせていただきます！
という感じなるのでしょう
気持ちはもちろん分かりますが、何も考えないでお店に行き
自分の好きなマジックばかりを演じるのでは
次につながらないでしょうし、信用・信頼も得られない状態です
実際に現場で演じるマジックを何にしようか？
なんてことを考えることが多いのですが
それより前、つまりは
「レストランマジック以前」
の事として分かっておいてほしいことがらが３つあります
具体的な行動の前に、意識しておくべき３つの事柄を
お伝えしておきたいと思います
レストランは食事の場です！
マジックができるようになって、レストランで演技ができるとなると
どんなレストランも、マジシャンにとっての
「仕事場」
に見えてきてしまいます
もちろん、そうではありません！
第１義として、レストランは食事の場です
ですので、当たり前のことなのですがそれが実行されることが
一番大事になります
マジシャンにとってはマジックが一番大事に感じますが
言葉は悪いですが
「そんなもん、後回し！」
です
お腹が減っているお客さんが、その空腹を満たすことが大事なんです
美味しい食事と素敵な雰囲気などがあれば
まずはOKなんです
マジシャンのマジックをレストランで見たい
なんて思っている人はほとんどいない
ということを忘れないようにしましょう
レストランマジシャンは接客業！
マジシャンの中でも、特にクロースアップマジシャンは
職人気質の人が多いと思います
僕自身、その気質は強い方だとは思います
でも、レストランでのマジックは接客業です
マジシャンのアーティスティックな部分はある意味
そんなに必要なものではありません
マジックよりも、お食事を楽しんでいるお客様が
何らかの楽しみを感じもらえれば
それでいいのです
とんでもなく不思議なことができるよりも
素敵な笑顔や、心地のいい声、センスのいい服装
ちょっと楽しい会話ができる方が、よっぽど仕事になります
自分がしたいようにしたいなら、それは自分でライブでもすればいいわけで
レストランという場を選ぶのでしたら、その場は
「接客業の場」
だということを忘れてはいけません
レストランマジシャンは、接客業ですが
飲食業の人間ではありません
この辺もまた、意識しておくことになると思いますが
これはまた後日
お客さんは２種類あります！
レストランマジシャンにとって、マジックをする相手
つまりはレストランに来てくださった方だけが
お客さんに見えています
でも、よく考えてください
ギャラはお店からいただくはずです
そうなると、お店の人はお客さんです
つまり、マジシャンにとってはお客さんは２種類あり
お店の人も、お店に来てくれる人も、両方ともお客さんです
仕事は結局人と人とのつながりになってきますので
お店の人にも適切に扱われ
お店に来てくださる人にも適切扱われ
この両方ができないと、つづきません
これを分かってないマジシャンはお店の中で
好き勝手にする可能性が出てくるわけです
お店の動きのことを考えないで・・
レストランなら食事がどのタイミングで出るのか
どれくらいでテーブルを回転させたいのかなど
そういったことを考えないで動きます
お客さんのためにならないことをやってしまうマジシャンなんて
そりゃあ、いらないでしょう
自分にとってのお客様はどこにいるのか、冷静に判断できるようにしましょう
さて、この３点を実際にレストランで演技する前に分かっていれば
そのマジシャンの振る舞いはだいぶ好かれるものになるはずです
そして、もしこれらのことを意識しないでレストランに出ている人がいるなら
恐らくは、少なからず不快感を感じる人がいるはずです
まずはこの３点を注意してみてください
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