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テーブルアプローチに関して:視線と立地

いわゆるテーブルホッピングの現場に
継続的に出演するのは
正直久しぶりなのですが
やっぱり実感するのは
テーブルアプローチです
 
入ることのできるテーブル
入ることのできないテーブル
というものを判断しつつ
 
テーブルに伺わないといけないわけですが
お店側としては、全部のテーブル行ってくれ!
と思うのが人情でしょう
 
とはいっても、恐らく3テーブルも連続で断られると
かなり心が砕かれるのが、マジシャンです(笑)
 
ですので、テーブルに近づく前に、入れるかの
見込みを考えてから近づくわけです
 
もちろん、ぼく自身経験値がある程度あるつもりなので
この見込みに対しての経験値というか、実践則みたいなものを
持っているつもりだったのですが・・・・

今回改めてお店に入って、なかなか一筋縄ではいかないということを
再認識しました
 
まず、基本的に「オープン」と「クローズ」という状態があります

お客さんの上半身が互いに近寄って、話をしている状態を
クローズなどと言い、この状態では基本的にテーブルに入れません
 
オープンは、椅子の背もたれなどに完全にもたれ
テーブルが開いているように見える状態です
 
この判断方法は、かなり信ぴょう性のある物だと思いますが
お店のスタイルや立地条件などにも影響は受けるのかもしれない
と感じました
 
例えば、テーブルはオープンな状態で
結構大きな声で話し合っていて
皆がタイミングを合わせて笑うことも多い
 
普通なら、こういったテーブルは簡単に入れる方です
でも、見ないと言われる時もある、ってことです
 
では何か判断基準はありますか?ってなってくるのですが
1つには、テーブルにいる人たちの会話時間かと
 
1人の人がずっと話していて、他の人がその人との
視線を切らない場合には、確実にその人たちのパワーバランスに
上下差があるわけです
(上司と部下とか、親子などなど)
 
この場合には、入れる入れないに関しては、この1人にかかっていて
外からタイミングを計るか、ある種討ち死にを覚悟で行く必要も
 
「視線を切らない」っていうのは、重要かな?というのが
1つの気づきでした
 
例えば、女性2人で、視線も切らず、静かに話し合っている
正直こんなテーブルに入れるとは思いません
 
ああ、僕が菅田将暉レベルのイケメン?なら別ですが(笑)
 
ですので、オープン・クローズの判断としゃべる声の大きさ
だけではなく、この視線の切れ具合って判断してみるといいと思います
あまり切れないテーブルには、入りにくいです
 
カップルのテーブルって、入れると思っている人多いと思いますが
オープン・クローズで、ある程度オープンになっていても
視線が全く切れないテーブルの場合には
「お前邪魔だよ・・・」
的に、入れないということがあるわけです
 
そしてもう1点気づいたのは
「来る人とお店の物理的距離感」
ってことです
 
コレ、物理的な距離感です
何につながるかって、来店頻度ですね

そりゃあ、結構来る人に、毎回マジシャンがアプローチしたら
うざいでしょ
だったら、そういった人たちを早めに判断して
名前を憶えてしまうくらいの方が良いはず
 
これ、逆に視線も切らないで、ずっとしゃべっているお客さんでも
初めてくるお店だったりしたら、マジックを見てくれる可能性が
出てきたりするわけです
 
今出演させていただいているお店は、どちらかと言えば
職場の近くにあるような、普段使いのお店
 
なので、仕事の延長上で来ていることもあるわけです
静かに話して、次の戦略を練っていたり
上司が部下と来ているようだったり
 
これが、銀座とか六本木のように、心も遊びってなっていると
やっぱりオープンになりやすいってことがあると思いますが
「イェーイ!」ってジョッキ傾けたくって来ている
感じではない人もいるわけです
 
恐らく、僕が今まで出演したこと無いような
シチュエーションのお店かもしれません
 
上記の感覚も、まだまだ検証中の事柄であり
正解なのか?となってくるのですが
そういったこともまた、検証していけたらと思っています
 
1つ「お店の立地」等も、アプローチ判断に入ってくる
要素になる、ということに気がつけたのは良かったです
 
とはいって、お客さんにNOを言われるのは
なかなかきついんですけどね(笑)
 
期間は9月までなので、学びが得られるように頑張ります


 
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