あなたの信用を担保してくれるものは?
僕らマジシャンは
大抵個人で動いております
つまりは、一人一人が社長業で
起業家で経営者って言えるわけです
もちろん私も個人事業主
そうなってくると、面倒になるのは
「信用」
ってものです
例えば、役者さんって大抵はプロダクションに
所属してますね?
そこにいる役者さんの信用を担保するのが
プロダクションのパワーだったりするわけです
何か問題が起こったとしても
プロダクションが、色々と行ってくれるわけです
ですので、芸能の世界では
どのプロダクションにいるのか、ということは
結構大事になってきます
もちろん、大きいから良い、というわけではないですが
わけの分からん馬の骨って所から
その人の素性や仕事を担保してくれる所が
あるというだけで、色々と有利に働くように
なることもあるわけです
ですので、プロダクションを辞めるっていうことは
後ろ盾を無くすわけで、同時に信用も元に戻って
しまうわけです
無くなるんじゃないですよ、元に戻るんですよ
まあ、そこまでに、明確なパワーを本人が身につけていたら
大きな問題にもならないのかもしれませんが
さてマジシャンに振り返って
その人の信用・信頼を担保してくれるものって
なんなのでしょう?
もちろん、いくつものポイントがあるかと思いますが
僕は1つに
「同業者の認知度や評判」
ではないかな?と思います
つまり、マジシャンなら、マジシャンの横のつながりが
あるはずですし、その中での評判などが
担保になってくるのでは?ということです
例えば、何かイベントにマジシャンを使おうとして
あるマジシャンに連絡を取ったとします
イベント屋さんなら、なんらか裏を取ってくると思うんです
付き合いのあるイベント屋さんに聞いてみるとか
そこで何らかの評判でも出てくれば、まあ問題ないでしょう、と
僕が銀座のバーに出ていた際にも、始めてお目にかかる
方だったのですが、面白がってくれて
その晩は、楽しく終わりました
その後で友人から
「洋介、こういう人に会った?」と
要は、その人の知り合いのマジシャンに僕の素性確認が
入ったわけです
そこで友人は、僕の事をよく知っていたので
「洋介見れて、ラッキーでしたね」
と、言ってくれたようで
僕の知らない所で、信頼度が上がるわけです
この世界はさして広いわけではありません
長年マジックやっている人に、きちんと認識されていたり
適切なふるまいをしていることが、実は信頼の担保に
なることがあります
ということは、とりもなおさず
同業の先輩の顔と名前くらいは認識しておくことが
礼儀でもあるでしょうし、信頼にもつながるわけです
これがね、噺家さんみたいに
成長すると名前が変わったり、似たような名前が多い
ってなると面倒ですが、マジシャンはそこまで
面倒でもないですよね
起業家・経営者として、同業他社の事を知らないって
結構危険でしょ?
ライバルでありつつ、尊敬すべき存在と判断し
きちんと認識しておくこともまた、現場に出るマジシャンとして
大事な事なのではないかなあ、と思うこの頃でした
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